こんにちは!のぶやんです。
子どもが能力を発揮できるようにする方法というのが研究でわかっています(ピグマリオン効果)。
反対に
子どもの能力を発揮できなくなる方法や(ゴーレム効果)
子どもの能力を発揮できなくなる声掛け
も紹介していきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。
子どもの能力を発揮できるようにする方法
まずは、子どもの能力を発揮させることを研究したものが「ピグマリオン効果」です。
心理学の言葉で「教師期待効果」といいます。
研究内容は、
子どもを2グループにわけて、先生にあらかじめ片方のグループは「優秀な生徒」、もう片方は「成績の悪い生徒」と伝え指導してもらったところ、優秀な生徒グループが成績が良かったのです。
でも、実は両グループは能力の違いはない子達だったのです。
先生の思い込みに左右されたということなんですね。
これは、人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて成績が向上する教育心理学の法則の一つです。
先生と生徒についての研究ですが、子育てでも同じことがいえます。
そして子どもに「〇〇ちゃんだったらきっとできるよ!」と声をかけてください。
子どもは信頼されるほど、力を発揮してなんでもできるようになります。
親の心からの信頼は子どもにとって
ものすごいパワーになるんです。
子どもの能力が発揮できなくなる方法
先ほど、いったピグマリオン効果の逆の現象を「ゴーレム効果」といいます。
うちの子は全然できないと親が思うなら、できなくなるというものです。
例えば、「受験に失敗するかもしれない」と思えば失敗する可能性が高くなりますし、
「転んでしまうかもしれない」と思えば転ぶ可能性が上がるのです。
能力が発揮できなくなる声掛け
能力を発揮できなくなる声掛けについても紹介しておきます。
例えば「転ばないでね」「落ちないでね」というと、「転ぶ」「落ちる」可能性が50%上がるといわれています。
これは子どもは否定語が理解できないためといわれています。
言葉の単語の意味をそのままイメージとして取り込んでしまうからといわれています。
小さい子であれば、こういう時はするべきことがわかるように言ってあげる必要があります。
例えば、転ばないようにするには、「気を付けてね」を使うようにするとよいです。
「してはいけない」ではなく「何をするか」を伝えるようにしてください。
あれもだめ、これもだめと「してはいけない」というルールは、永遠に「してはいけない」を生み出してしまいます。
否定語でいわれるとどうしていいのかわからなくなってしまいます。
園の花を摘んではいけないと言うではなく、花を大切にしましょうと「どうするか」を伝えてあげてください。
どうしたらいいか質問されたら「どう思う?」と尋ねればいいのです。
例
「自然に生えてる花は摘んでいいの?」
「自然の花も生きてるからかわいそうだね。どう思う?」
「少しだけだったらいいかな?」
「どう思う?」の答えは一つではなく、大切なのはやさしさです。
こうした会話を重ねることで、ルールを守るだけの子どもではなく、マナーと思いやりのある子どもに育っていきます。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
- 親が子どもにできると信じてあげるとできるようになる
- うちの子だったらきっとできるで正解!
- 親が子供にできないんじゃないかなあと思えばできなくなってしまう
- 子どもは否定語を理解できないので、どうしたらいいか教えてあげて
僕はこれを知った時(特にピグマリオン効果)、親としてできることの超重要な基本をひとつ知ったような気がしました。
子育てで「子は育てたように育つ」っていわれるのは、ちゃんと親が引き出してあげなくちゃいけないってことなんだろうなあと今回思いました。
子どもが小さい頃はできないことが沢山あって、成長は個人差もありますから周りとくらべてできてないことがあると焦ってしまうことが親として僕はあったのですが、そんなこと思う必要はないんだなと思いました。
長い目で見て「うちの子ならなんだって絶対できる!」と心の底から思ってどっしり構えて日々接してあげるのが親としてできる一番のことだと思います
だって、産まれた時のなにもできなかった頃よりずっとずっと成長していることはすごいことですから。
読んでいただきありがとうございました。