こんにちは!のぶやんです。
今回は、菜種梅雨について解説していきます。
菜種梅雨って聞いたことあるけど意味はよくわかってないって人いるかもしれませんので解説していきたいと思います。
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菜種梅雨ってなあに
菜種梅雨という言葉があります。
これは寒い冬が終わっていよいよ春本番だ!っていう3月中頃~4月頃に、雨や曇りに日が続くことがあります。
ちょうど、菜の花(別名:菜種)が咲く時期に梅雨のような、どんよりした天気が続く現象のことを菜種梅雨と呼ばれています。
この菜種梅雨というのは、移動性高気圧が来たに偏る「北高型」の気圧配置になることがあります。
北に偏ることで、普段は北東進する低気圧が東に進みます。
北に偏る高気圧と、東に進む低気圧との間にできる停滞前線が菜種梅雨の要因となっています。
日本の南岸中心に現れやすい現象といわれています。
実際の菜種梅雨となっていた天気図をみてみましょう。
2017年4月9日の天気図をもってきました。
数日前から菜種梅雨の停滞前線が日本にかかっていましたが、この日は西日本から東日本・東北も曇りや雨となりました。
菜種梅雨は、6~7月の梅雨のように毎年発生しているわけではなく高気圧が北に偏っても必ずできるってわけでもなさそうなのです。
菜種梅雨と春の長雨や春霖との違いは?
菜種梅雨について解説しましたが、使う時期も意味も似ている「春の長雨」「春霖」という言葉があります。
菜種梅雨と同じく、3月の中頃~4月にかけて天気がぐずつくことを春の長雨とか春霖(しゅんりん)と言ったりします。
菜種梅雨・春の長雨・春霖(しゅんりん)の意味に違いはあるのでしょうか?
菜種梅雨と春の長雨や春霖(しゅんりん)も実はどれも同じ意味なんです。
昔の人は、時と場合に応じてそれぞれ使い分けて季節を感じてたんですかねえ~。
ちなみに、春霖の霖の字は長雨のことを指しています。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、菜種梅雨ってなあに?春の長雨・春霖との違いは?でした。
読んでいただきありがとうございました。