セミは梅雨明けに鳴き始める?福岡・九州北部地方を検証

気象

こんにちは!のぶやんです。

今回はセミと梅雨明けの関係性について前から気になっていたのでしらべてみました。

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セミが鳴き始めると梅雨明け?

本日(2021年7月13日)、九州北部地方では梅雨明けが発表されました。

いよいよ夏本番でうれしい限りです。夏のはじめの頃のさわやかな感じ大好きです。

僕は前々からセミが鳴き始めると、梅雨明けだな~というイメージをもっていたのですが

このイメージって実際正しいのかどうかを調べてみました。

生物季節観測を使って調べてみる

生物季節観測というのを気象庁がやっています。

生物季節観測は、1953年からはじまっていて、植物や動物の状態が季節によって変化する現象について行う観測をいい、

観測結果から季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を知ることを目的に行っているようです。

観測項目の中にアブラゼミの初鳴の観測がありましたので

九州北部地方の梅雨明けの日と福岡県のアブラゼミが初めて鳴いた日とを比較しました。

ただし、アブラゼミの初鳴は、2020年までで、今年(2021年)から観測はやめてしまったようです。。。。(2020年に気象庁は桜の開花などの一部を除いてほとんどの観測項目を廃止してしまったようです。)

梅雨明けとアブラゼミの初鳴どっちが早いの?九州北部の各県を調べてみました

九州北部地方の梅雨明けの日福岡のアブラゼミの初鳴日1953年~2020年を一覧にしてみました。

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(福岡)日数差
19537月20日7月25日-5 日
19548月1日7月18日14 日
19557月10日7月9日1 日
19567月22日7月26日-4 日
19577月29日7月18日11 日
19587月11日7月6日5 日
19597月21日7月12日9 日
19607月11日7月24日-13 日
19617月10日7月5日5 日
19627月22日7月15日7 日
19637月13日
19647月20日7月14日6 日
19657月24日
19667月14日7月12日2 日
19677月16日7月12日4 日
19687月17日7月15日2 日
19697月15日7月15日0 日
19707月21日
19717月27日7月16日11 日
19727月15日7月16日-1 日
19737月6日7月1日5 日
19747月19日7月12日7 日
19757月18日7月7日11 日
19767月22日7月7日15 日
19777月20日7月6日14 日
19787月3日7月8日-5 日
19797月25日7月6日19 日
19807月19日7月19日0 日
19817月14日7月12日2 日
19827月27日7月5日22 日
19837月23日7月2日21 日
19847月14日7月18日-4 日
19857月15日7月13日2 日
19867月26日7月20日6 日
19877月26日7月13日13 日
19887月6日7月19日-13 日
19897月19日6月23日26 日
19907月18日7月7日11 日
19917月19日7月15日4 日
19927月20日7月15日5 日
19937月12日
19947月1日7月6日-5 日
19957月8日7月10日-2 日
19967月13日7月19日-6 日
19977月19日7月6日13 日
19988月3日6月29日35 日
19997月22日7月16日6 日
20007月17日7月11日6 日
20017月19日7月1日18 日
20027月21日7月1日20 日
20037月31日7月4日27 日
20047月11日7月5日6 日
20057月17日6月29日18 日
20067月26日7月11日15 日
20077月23日6月29日24 日
20087月6日7月8日-2 日
20098月4日7月3日32 日
20107月17日7月1日16 日
20117月8日7月9日-1 日
20127月23日7月3日20 日
20137月8日7月2日6 日
20147月20日7月9日11 日
20157月29日7月3日26 日
20167月18日7月4日14 日
20177月13日7月5日8 日
20187月9日7月2日7 日
20197月25日7月2日23 日
20207月30日7月2日28 日
平年7月19日7月6日13 日

調べてみた68年間のうち

  • 梅雨明けの方が早い年 12回
  • アブラゼミの方が早い年 50回

※梅雨明けがわからなかった年や、アブラゼミの初鳴がわからなかった年を除く

梅雨明けした後に、アブラゼミが鳴きだす年もありますが、

梅雨明けする前に、アブラゼミがすでに鳴きだしている年が多い結果になりました。

また、平年の値で比較してもアブラゼミが鳴きだすのが梅雨明けの日よりも2週間くらい早いみたいです。

せっかくなので、福岡の近隣の県(下関県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)も梅雨明けの日とアブラゼミの初鳴日の平年を比較しました。

山口県

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(下関)日数差
平年7月19日7月11日8 日

佐賀県

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(佐賀)日数差
平年7月19日7月11日8 日

長崎県

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(長崎)日数差
平年7月19日7月11日8 日

熊本県

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(熊本)日数差
平年7月19日7月10日9 日

大分県

梅雨明け(九州北部)アブラゼミ初鳴(大分)日数差
平年7月19日7月12日7

やっぱり、梅雨明け前にアブラゼミが鳴きだすのは周りの県をみても同じなようです。

まとめ

今回の調べてみた結果をまとめると、下のようになりました。

  • 福岡県では梅雨明け前にセミが鳴き始めることが多い。
  • 福岡の近隣の県(山口県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県)も同じく、梅雨明け前にセミが鳴き始めることが多い。

九州北部地方のセミは梅雨明けそろそろかなあってあたりがわかっていそうですね。

以上が、「セミは梅雨明けに鳴き始める?福岡・九州北部を検証」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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