沖縄の紫外線は日本一やばい?強いって本当?

気象

こんにちは!のぶやんです。

沖縄の紫外線は日本一やばいっていわれますが本当なのか?

解説していきます。

のぶやん
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沖縄の紫外線は日本一やばい?強いって本当?

沖縄の紫外線はかなり強いのでやばいとされていますが、本当なのでしょうか?

体感で沖縄県って日差しが強いな~って感じたりしますがどうなのでしょう?

過去の7月と12月の紫外線量の平年値について環境省の資料の図をもってきました。

これでみてみると、南に行けばいくほどUVインデックスの値が強くて、北に行けば行くほどUVインデックスの値が小さくなっています。

つまり、日本の南の方ほど紫外線が強くて、北側ほど紫外線が弱くなっていますね。

また、僕が別の記事でUVインデックスで紫外線の強さ都道府県ランキングを作成してみました。

これでみていくと、1位が沖縄県・2位鹿児島県・3位宮崎県となりました。

順位都道府県1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間平均
1沖縄3.14.35.66.16.67.58.88.47.15.743.15.86
2鹿児島2.23.34.45.45.75.47.47.75.94.42.92.34.75
3宮崎2.43.34.45.35.65.57.57.55.64.12.92.34.70

ということで、沖縄県が日本で一番紫外線が強い県であり、紫外線が日本一やばいというのは本当なのです。

しかも、年間平均のUVインデックスの値が沖縄県と鹿児島県とでは沖縄県が群を抜いています。

ちなみに、北海道がもっとも紫外線が弱い都道府県です。

さらに先ほどの環境省の資料によれば、年間の紫外線量が一番強い沖縄と一番弱い北海道とでは2倍程度の違いがあるとされています。

実際に、沖縄と札幌の紫外線量の違いを各月・時間帯ごとにみてみると、夏の日中なんかは、沖縄のUVインデックスの値が極端に強いレベルなっていて、紫外線強度がかなり危険な強さであるのがわかります。

同じ日本でも紫外線の量が全然違うってことですね~。

なぜ沖縄の紫外線は強くなるの?

なぜ沖縄県の紫外線は強くなるのでしょうか?

これは、紫外線が強くなるのは太陽高度が高いほど強くなるのですが、日本の南の地域ほど太陽高度が高く、北の地域ほど太陽高度が低くなるためです。

これを理解するためには、夏至の南中高度の求め方の式を使ってみるとよくわかります。

式はこんな感じです。

  • 夏至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の北緯) + 23.4

これに一番紫外線が弱い札幌(北緯43度)と一番紫外線が強い沖縄(北緯26度)を比較してみましょう。

【札幌】夏至のときの太陽の南中高度(度) 70.4= 90 - (札幌43) + 23.4

【沖縄】夏至のときの太陽の南中高度(度)84.7 = 90 - (沖縄26) + 23.4

低緯度の沖縄のほうが太陽の高度も高くなることから紫外線も南の沖縄のほうが強くなり、高緯度の札幌が一番紫外線が弱くなるのです。

つまり、低緯度の地域ほど太陽高度が高くなり紫外線も強くなり、高緯度の地域ほど太陽高度が低くなり紫外線も弱くなります。

このように地域によって紫外線は異なってきますが、ほかにも季節や天気、1日のどの時間帯かによっても強さが異なってきます。

ちなみに、1日のうちだとお昼頃時間帯、季節だと夏が紫外線が最も強いですので、沖縄県の夏のお昼頃が日本で一番紫外線量が強いってことになります。

沖縄に行くなら紫外線対策万全に!

沖縄県の紫外線が強い時期や時間帯などがわかったところで、紫外線対策をどうしたらいいのか?

有効な紫外線対策を紹介していきますので、対策を万全にして過ごすようにしてください。

まずは、当たり前ですが紫外線の強い時間帯は外出を避けましょう。

今回のように冬場を除いて正午の前後の数時間は避けられるなら外出は避けた方が無難です(特に夏場)。

そんなこといっても、外出しないといけないよ!ということが多々あると思いますので、外出する際の対策としては、まずは帽子が有効です。

当日のコーディネートもあると思いますが、紫外線対策としては幅の広いつばのある帽子がより効果的です。

あと、有効な紫外線対策として、日傘を使用することをおススメしたいです。

遮光日傘暑くなってくると熱中症対策としても有効で、紫外線対策とあわせて熱中症対策の両方で活躍するので一つもっておくと夏場はめちゃくちゃ役立ちます。

最近の日傘は紫外線対策にかなり有効なUVカット100%も多いです。

あと結構男性も使うようになってきているので男女関係なく紫外線対策&熱中症対策として活用してほしいです。

それから、アームカバーも有効です。

肌が露出していると紫外線の影響をもろにうけてしまうので、アームカバーを付けることで肌を紫外線から守ってくれます。

UVカットもしっかりしていて、暑くなりすぎないようにしているものもあります。

車を運転する時なんかは重宝しますよね。

あと最近では、顔を覆うようなフェイスカバーも登場してきていますね。

ここまで、紫外線対策グッズを紹介してきましたが、どうしても肌が露出する部分は、太陽からの直接の紫外線は防げますが、大気中で散乱している紫外線まで防ぐことはできないので、露出する肌の部分はちゃんと日焼け止めを使っておきましょう。

ちなみに、乳児がいる場合には、タオルケットなどで覆ったり工夫すれば、日焼け止めを使わなくても大丈夫です。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 沖縄県が日本で一番紫外線が強い県であり、紫外線が日本一やばいというのは本当
  • 年間の紫外線量が一番強い沖縄と一番弱い北海道とでは2倍程度の違いがあるとされている
  • 低緯度の沖縄のほうが太陽の高度が高くなることから紫外線も南の沖縄のほうが強くなり、高緯度の札幌が一番紫外線が弱くなる

以上が、「沖縄の紫外線は日本一やばい?強いって本当?」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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