紫外線の一番強い時間帯は何時?朝や夕方は?

気象

こんにちは!のぶやんです。

紫外線の強くなる時間帯って何時頃なのか?

朝や夕方には弱くなっているのか?解説していきます。

のぶやん
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紫外線の強い弱いはどうやってわかるの?

紫外線が強い弱いってどうやって決まっているのでしょう?

紫外線の強い弱いはUVインデックスという指標が国際的に広く使われています。

UVインデックスとは何なのかというと、地上に達する紫外線の波長毎の強さと、人体への影響度をかけ合わせた数値を、0~11+に指標化したものです。

UVインデックスの数値が小さいほど紫外線が弱くて、数値が大きいほど紫外線が強いとなります。

WHOでのUVインデックスの数値の基準はこんな感じです。

8以上の値だと外出を避けるように示されていますね。

紫外線の強くなる時間帯は?朝や夕方は?

紫外線の強くなる時間帯って何時くらいになるのでしょうか?

紫外線の強くなる時間帯については、環境省の資料がわかりやすいのでもってきました。

札幌(北海道)、つくば(茨木)、那覇(沖縄)の紫外線の月別・時刻別のUVインデックスの平年値の数値をみてみましょう。

UVインデックスの値は、大体お昼ごろをピークに前後の数時間で紫外線強いってことがわかります。

一番強い時間帯は正午で前後数時間もかなり紫外線が強いです。

夏のお昼頃は紫外線が1年間で最も多いかつ熱中症の危険もあるので外出は控えた方がよさそうです。

ちなみに、1日の紫外線の量は東京の夏の場合だと10時~14時で6割を占めているといわれています。

やっぱり正午前後にかなりの紫外線量があるってことですね。

朝や夕方の紫外線の強さってどうなんでしょう?

ここでは気象庁の時間区分で6~9時を朝、15時~18時を夕方としてみていきましょう。

こちらも正午に近い9時や15時が紫外線が強い傾向がみられます。

年間を通してみると5月くらいから紫外線が強まっていて夏にピークを迎えて冬に弱くなっています。

ちなみに、南の地域にいくほど全体的に紫外線の量が多くなる傾向があります。

お昼に紫外線が一番強い理由

1日の時間帯でいうとお昼頃をピークに前後数時間が紫外線が強いっていうのがわかりましたが、なぜお昼ごろの紫外線が強くなっているのでしょうか?

これは、太陽高度が高いほど強い紫外線が届くためです。

このため太陽が1日のうちで一番高くなるのは正午ですので紫外線が最も強まるってわけです。

なので、太陽が出てくる高度がまだ低い朝や、太陽の高度が低くなる夕方は紫外線も相対的に弱くなるのです。

さらに、1年間で夏が最も紫外線が多くなっているのはなんでなのかというと、年間で太陽の高度が高くなるためなのです。

図をもってきました。

これで見ると夏がもっとも高度が高くなっていて、冬が高度が低くなっているのがわかります。

このため、紫外線の量も夏が多くなって冬が少なくなるのです。

以上から、年間みていくと夏の正午が外出を控えた方がいいくらいの最も紫外線強度が強くなります。

また、南の地域にいくほど紫外線が強くなる理由ですが、夏至の南中高度の求め方の式はこんな感じです。

  • 夏至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の北緯) + 23.4

これに先ほどみた札幌(北緯43度)と沖縄(北緯26度)を比較してみましょう。

【札幌】夏至のときの太陽の南中高度(度) 70.4= 90 - (札幌43) + 23.4

【沖縄】夏至のときの太陽の南中高度(度)84.7 = 90 - (沖縄26) + 23.4

低緯度の沖縄のほうが太陽の高度も高くなることから、紫外線も南の地域のほうが強くなるってことですね。

有効な紫外線対策はどうしたらいいの?

紫外線が強い時間帯や時期がわかったところで、紫外線対策をどうしたらいいのか?有効な紫外線対策を紹介していきましょう。

まずは、当たり前ですが紫外線の強い時間帯は外出を避けましょう。

今回勉強した、正午の前後の数時間は避けられるなら外出は避けた方が無難です(特に夏場)。

そんなこといっても、外出しないといけないよ!ということが多々あると思いますので、外出する際の対策としては、まずは帽子が有効です。

当日のコーディネートもあると思いますが、紫外線対策としては幅の広いつばのある帽子がより効果的です。

あと、有効な紫外線対策として、日傘を使用することをおススメしたいです。

遮光日傘暑くなってくると熱中症対策としても有効で、紫外線対策とあわせて熱中症対策の両方で活躍するので一つもっておくと夏場はめちゃくちゃ役立ちます。

最近の日傘は紫外線対策にかなり有効なUVカット100%も多いです。

あと結構男性も使うようになってきているので男女関係なく紫外線対策&熱中症対策として活用してほしいです。

それから、アームカバーも有効です。

肌が露出していると紫外線の影響をもろにうけてしまうので、アームカバーを付けることで肌を紫外線から守ってくれます。

UVカットもしっかりしていて、暑くなりすぎないようにしているものもあります。

車を運転する時なんかは重宝しますよね。

あと最近では、顔を覆うようなフェイスカバーも登場してきていますね。

ここまで、紫外線対策グッズを紹介してきましたが、どうしても肌が露出する部分は、太陽からの直接の紫外線は防げますが、大気中で散乱している紫外線まで防ぐことはできないので、露出する肌の部分はちゃんと日焼け止めを使っておきましょう。

ちなみに、乳児がいる場合には、タオルケットなどで覆ったり工夫すれば、日焼け止めを使わなくても大丈夫です。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 紫外線が強まる時間帯は大体お昼ごろをピークに前後の数時間
  • 太陽高度が高くなると、紫外線も強まるので太陽高度が1日で最も高い正午が紫外線が最も強い
  • 朝(6時~9時)や夕方(15時~18時)でも、太陽の高度が高い9時や15時は紫外線は強い傾向がある

以上が、「紫外線の強い時間帯は何時?朝や夕方は?」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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