菜種梅雨の時の天気図を紹介します

気象

こんにちは!のぶやんです。

菜種梅雨って言われたりする雨がありますが、その時の天気図ってどんな感じなのか?紹介していきます。

のぶやん
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菜種梅雨とは?菜種梅雨と言われる時の天気図を紹介します

菜種梅雨ってどういうものなのか?その言葉の意味から紹介していきましょう。

寒い冬が終わっていよいよ春本番だ!っていう3月中頃~4月頃に、雨や曇りに日が続くことがあります。

この、菜の花別名菜種が咲く時期に梅雨のような、どんよりした天気が続く現象のことを菜種梅雨と呼ばれています。

菜種梅雨と呼ばれるのは多くの気象の本には、3月中旬ごろ~4月といわれています。

ちなみに、気象庁では「菜の花の咲く頃の長雨。」と定義しています

菜種梅雨の原因は天気図でいうと停滞前線が日本付近に居座ることで発生します。

そのそもの前線というのが、異なる空気の塊同士がぶつかり合うところになりますので停滞前線は、異なる空気同士がせめぎあって停滞している状態になります。

それから、いつも天気図をみてみるとわかるのですが本当の梅雨の時期のように毎年必ず菜種梅雨が起こる現象ではないです。

なので、数日間どんよりした天気になり梅雨のような天気の悪い日が続くのです。

では実際に菜種梅雨となっていた時の天気図をみてみましょう。

2023年3月21日~23日頃

2023年3月21日~23日の天気図をもってきました。

これで見て見ると、21日に九州付近に延びだしてきた停滞前線が菜種梅雨の原因になっていて、22日は九州の南に停滞して、九州や四国を雨や曇りの天気となって23日には西日本を横断するように伸びて、日本の広い範囲で雨をもたらしました。

2015年4月4日~6日頃

2015年4月4日~6日の天気図をもってきました。

この時は本州南岸に菜種梅雨が停滞していて、全国的に広い範囲で雨や曇りの天気になりました。

2017年4月7日~10日頃

2017年4月7日~10日の天気図をもってきました。

7日九州から本州にかけて停滞前線が居座り特に、8日はしっかり前線が描かれていて菜種梅雨となりました。

9日も引き続き本州南岸付近に停滞していましたが、北側の高気圧の張り出しに伴って停滞前線は南下していきました。

2002年3月1日~3日頃

2002年3月1日~3日の天気図をもってきました。

この天気図は気象庁の日々の天気図からもってきていますが、気象庁でも1日の天気図には菜種梅雨の走りとコメントされています。

はじめ説明したとおり一般的には、3月中旬~4月の長雨を停滞前線とするので気象庁もこの停滞前線は菜種梅雨って呼ぶにはちょっと早いから、「菜種梅雨の走り」と表現しているのかしれませんね。

2007年4月22日~23日頃

2007年4月22日~23日の天気図をもってきました。

22日の天気図のタイトルは菜種梅雨となっていて気象庁もこれはまさに菜種梅雨って感じの天気図だったのでしょう。

22日は日本海の停滞前線があって菜種梅雨となり、日本の広い範囲ですっきりしない天気でしたが、停滞前線は23日には本州の南岸まで南下していきました。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 菜種梅雨とは、菜の花(別名:菜種)が咲く時期に梅雨のような、どんよりした天気が続く現象のことをいい、大体3月中旬~4月頃の春の長雨のこという
  • 菜種梅雨となる天気図には停滞前線が存在する
  • そのそもの前線というのが、異なる空気の塊同士がぶつかり合うところになりますので停滞前線というのは、異なる空気同士がせめぎあって停滞している状態
  • 菜種梅雨は本物の梅雨のように毎年発生するものではない

以上が、「菜種梅雨の時の天気図を紹介します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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