二百十日・二百二十日・台風の特異日を解説します

気象

こんにちは!のぶやんです。

今回は、二百日と二百二十日という言葉と台風の特異日っていうのがあります。

どれも台風に関連してる言葉になりますので解説していきます。

のぶやん
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二百十日・二百二十日の意味はなあに?読み方は?

二百十日と二百二十日とは何なのでしょう?

どっちも暦の雑節のひとつになります。

立春から数えて二百十日または二百二十日目で、大体二百十日が9月1日、二百二十日が9月11日がその日に当たります。

読み方は、二百十日が「にひゃくとおか」、二百二十日が「にひゃくはつか」となります。

この頃になると勢力の強い台風がやってくるとされ、ひとたび強力な台風がやってくれば農作物が大きな被害を受けることから「農家の厄日」として言いわれてきました。

江戸時代中期ごろからいわれてきたとされています。

この時期になると台風が襲来することがあるから注意しろよって言い伝えられてきたってことですね。

1991年~2020年の台風の発生数、接近数、上陸数の平年値をもってきました。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月10月11月12月年間
発生数0.30.30.30.61.01.73.75.75.03.42.21.025.1
接近数   0.20.70.82.13.33.31.70.50.111.7
上陸数    0.00.20.60.91.00.3   3.0

これをみると台風が日本に上陸する数は、9月一番多くて、7月~9月が日本にやってくるのが特に多いのがわかります。

昔の人は9月は台風に警戒しないといけないぞっていうのを体感的にわかっていたってことですね。

昔からある月ごとの台風が進みやすい経路ものせておきます。

これでみても台風の影響が一番ありそうなのは7~9月頃なのがわかるかなあと思います。

台風の特異日 9月26日 9月17日

二百十日、二百二十日のように9月は台風に警戒しないといけないとする台風の特異日っていうのもありますので紹介します。

特異日とは、特定の気象現象が発生しやすい日のことをいいます。

台風の特異日とは、大型台風がやってくることが多い日とされていて9月26日と9月17日の2日になります。

9月26日は、1954年の洞爺丸台風、1958年の狩野川台風、1959年の伊勢湾台風が上陸しています。

特に伊勢湾台風は、戦後最大級の被害を及ぼした台風とされています(上の画像も伊勢湾台風の天気図になります)。

現在の台風を要因とする特別警報を発表する際の基準にもなっていて伊勢湾台風級の台風や同程度の温帯低気圧が来襲する場合に、特別警報を発表します。

9月17日も、1945年の枕崎台風、1948年のアイオン台風、1961年の第二室戸台風が上陸しています。

台風の特異日は統計的に意味があるわけではないですが、二百十日、二百二十日と合わせて9月は台風に警戒しないといけない月だってことを理解しておいてください。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 二百十日、二百二十日は暦の雑節のひとつで立春から数えて二百十日が9月1日、二百二十日が9月11日頃とされ昔から勢力の強い台風がやってくる農家の厄日とされていた
  • 台風の特異日として9月26日、9月17日があって大型台風がやってくることが多い日とされている
  • 二百十日、二百二十日と台風の特異日をあわせて9月は台風に警戒しないといけない月だということを理解しておこう

以上が、「二百十日・二百二十日・台風の特異日を解説します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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