こんにちは!のぶやんです。
今回は、世界一当たる天気予報モデルと世界一当たる台風進路予想モデルはどれかを調べた結果、欧州中期予報センター(ECMWF)のモデルが一番当たることがわかりました。
これから詳しく解説します。
僕の簡単なプロフィールです。
・気象予報士(福岡あたりの気象のこと中心)
・マラソン(サブ3.5)
・家族だんらんが好き
さっそくみていきましょう。
世界一当たる天気予報モデルはECMWF
この先の天気はどうなるかなあという天気の予想資料を、数値による計算で作っています。これをモデルといいます。
気象庁ではスパコンを使ってこのモデルを作成しています。
一方モデルを作成しているのは日本の気象庁だけではないのです。
世界でも予測モデルを作って天気の予想をしています。
どこが一番性能がいいのか?
資料を気象庁HP内からもってきました。
世界の主なモデルについて掲載されています。
気象庁の資料によると 日本、欧州中期予報センター(ECMWF)、イギリス(UKMO)、米国(NCEP)が特に精度が良いと記述があります。
特に全球モデルの予測精度が良いと言われている数値予報センターが欧州中期予報センター(European Centre for Medium-Range Weather Forecasts; ECMWF)や米国(National Centers for Environmental Prediction; NCEP)、イギリス(United Kingdom Met Office; UKMO)、日本である。 ECMWFは22の加盟国と12の協力国。
その特に精度が良い4つのモデルの中での精度を比較してくれています。
予測誤差が少ない=予測精度が良いということになります。
予測誤差が精度がいい順に並べると
1位 ECMWF(欧州)
2位 UKMO(英国)
3位 NCEP(米国)
4位 JMA(日本)
となります。
欧州中期予報センター(ECMWF)のモデルが一番よく当たる予報となりますね!
ちなみに、日本は4位のようです。
世界一当たる台風進路予想モデルもECMWF
今度は台風の進路予想についてどこが一番当たるのかみていきましょう。
こちらも気象庁の資料をもってきました。
縦軸の位置誤差が少ないところが一番当たるところといっていいでしょう。
結果は、
1位 ECMWF(欧州)
2位 UKMO(英国)
3位 DWD(ドイツ)
4位 NCEP(米国)
5位 KMA(韓国)
6位 JMA(日本)
僅差のようですがやはり 欧州中期予報センター(ECMWF) が一番よく当たっているようです。
WindyでECMWFのモデル予測資料をみれる!
台風でも天気予報でも世界一を誇るECMWFの予想資料をWindyというアプリ(またはサイト)で見られます。しかも無料です!
アプリ
サイト
Windy.comというチェコの会社が作ってデータ提供してくれています。
Windyっていうくらいなので最初は風のデータメインだったようですが、現在は風のほかにも雨・雷、気温、雲、波、気圧と要素が増えています。
なんてありがたや~。
無料版、有料版とあって有料になると、サポートがきめ細かくなります。
僕は、無料版を使っていますが十分だと思います。
無料 | プレミアム | |
---|---|---|
予報時間 | 3時間予報 | 高解像度の1時間予報 |
精度・更新頻度 | 標準的なデータ、1日2回更新 | 高精度なデータ、1日4回更新 |
速度 | 標準的な配信 | 高速なデータ配信のための高品質ネットワーク |
利用 | 非商用利用のみ | 商用利用可 |
Display | Only Mercator projection | Mercator and 3D globe |
サポート | 技術的なサポートなし | 営業時間中の高品質なサポート |
プライバシー | 2021年からターゲティング広告 | 広告やトラッキングクッキーなし |
実際僕も有料版を使っていて、レビューしていますので参考にしてみてください。
次いつ雨が降りそうなのかを確認する方法
次天気がいつ崩れるかを知るために、僕はWindyよく使います。その確認方法を紹介します。
①右下のメニューを選択「三」
②次に「雨、雷」を選択
③下のほうに進んで気圧にチェックをいれる。(気圧をつけてると天気の動きがわかりやすいです。)
④こんな感じになります。
⑤スワイプして拡大して、雨の強そうなところタップすると3時間降水量予想がでてきます。
あとは、下の日時を動かして雨域の予想を確認していきます。
まとめ
今回の内容をまとめます。
長い期間をみてみると、どのモデルも予報の精度が段々向上しているため
今後の精度向上に期待したいです。
日本は災害大国なのですごいのかと思っていましたが、世界には上には上がいる…。
日本の気象庁も頑張ってほしいです!!!
今回も読んでいただきありがとうございました。