こんにちは!のぶやんです。
今回は、太平洋高気圧と小笠原気団の違いについて解説していきます。
アイキャッチ画像は、2018年7月23日に埼玉県熊谷で41.1℃の歴代最高気温が観測されたときの天気図です。
日本はしっかり太平洋高気圧に覆われていますね。
僕の簡単なプロフィールです。
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太平洋高気圧ができる理由
太平洋高気圧ができる理由をまず説明していきます。
地球規模の話になりますが、赤道付近では強い太陽からの日射の影響によって、強い上昇気流が発生します。
この赤道付近の積乱雲が発達している地域を「熱帯収束帯」と言います。
赤道付近で上昇した空気は、緯度30度付近で下降します。
この緯度30度付近の下降気流となっている地域を「亜熱帯高圧帯」といいます。
亜熱帯高圧帯の中にできる、夏頃に日本を覆ってしまう高気圧が「太平洋高気圧(またの名を北太平洋高気圧)」です。
これに覆われるようになると、梅雨明けで夏本番になります。
小笠原気団と太平洋高気圧の関係
小笠原気団と太平洋高気圧の関係性についてみていきましょう。
気団というのは、広い範囲で温度や湿度のほぼ一様な性質をもった空気の塊のことをいいます。
一方、高気圧・低気圧というのは、気圧が高いか低いかの話をしています。
先ほど説明したように、地球規模の下降流によって北緯30度付近に形成されたものが太平洋高気圧です。
気象の教科書「一般気象学」の資料をみてみると、こんな感じで北緯30度あたりに伸びだしているのが太平洋高気圧になります。
太平洋高気圧のうち日本付近のものは、小笠原高気圧と呼ばれたりします。
(実際は、小笠原高気圧と太平洋高気圧を分けて使うことは少なくて太平洋高気圧って呼ぶことが多いかも)
小笠原高気圧のもつ空気の性質のことを小笠原気団といいます。
小笠原気団とは、太平洋高気圧の一部ということになります。
温暖で湿潤な性質をもっています。
さっきの図に追加するとこんな感じです。
太平洋高気圧と小笠原気団との関係は、太平洋高気圧の日本付近の一部を小笠原高気圧と呼ぶことがあって、この小笠原高気圧の空気の性質が小笠原気団ということになります。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「太平洋高気圧と小笠原気団の違いを解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。
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