こんにちは!のぶやんです。
結婚式の日は、できることなら晴れの日にしたいですよね。
とはいえ、天気は自分でコントロールできるものではないので「こればっかりは運だよね…」とあきらめてしまう方も多いと思います。
でも実は、過去の天気のデータを使うことで、あらかじめ「晴れやすく、雨の降りにくい日」を狙って結婚式の日を計画することができるんです。
今回は、気象予報士の僕が「結婚式の日を晴れの日にする方法」について、天気出現率の使い方をまじえながら解説していきます。

僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 家族だんらんが好き
結婚式の日を晴れにする方法とは?
では、結婚式の日を晴れにするにはどうすればいいのでしょう?
残念ながら、「この日を必ず晴れにする」という魔法のような方法はありません。
天気は自分たちでコントロールできるものではないからです。
そこでおすすめなのが、「晴れやすい日をあらかじめ選んでおく」という考え方です。
実は、その土地ごとに「この時期は晴れやすい」「この時期は雨が多い」といった天気のクセがあります。このクセは、過去の長い期間の天気のデータを見ると、「天気出現率」という形で数字にして確かめることができます。
つまり、あらかじめ天気出現率を調べて、「晴れの出現率が高く、雨の出現率が低い日」を狙って結婚式の日を計画すれば、晴れに出会える可能性を少しでも高められます。
次の天気出現率のツールを作成しましたので、自分の結婚式を実施する地域の、天気出現率を実際に見てみましょう。
全国の天気出現率のツールを使って晴れやすい日をさがしてみよう
天気出現率ツールで、気になる地点の天気の出やすさを見てみてください。
算出方法や使い方の解説は、ツールの下で順番に解説していきます。
全国 天気出現率ビューア
気象庁の観測データ(1968〜2025年・58年間)をもとに、各地点の「晴れ・くもり・雨・雪」の出現率を集計しました。地方と地点を選び、「月ごと」と「日別」の2つの見方で確認できます。
出典:気象庁「過去の気象データ検索(日ごとの値)」をもとに集計(統計期間1968〜2025年)。分類は気象庁方式で、雪=天気概況に雪を含む日、雨=日降水量1.0mm超、晴れ/くもり=昼(6〜18時)の天気概況の代表的な天気で判定。欠測日は除外。割合の合計はおおむね100%です。
※現在は北海道・東北、関東甲信、北陸、東海地方を収録。他地方は順次追記予定です。
天気出現率を使って結婚式の日を晴れに近づけるには?
結婚式の日を「晴れやすく、雨の降りにくい日」に近づけるためにはどうしたらよいか?を簡単にまとめておきます。
まずは、上の天気出現率ツールで式を挙げたい地域(会場のある場所)を選んで、その土地の「晴れの出やすさ」と「雨の出やすさ」を見てみましょう。
次に、候補になりそうな月や日にちで、晴れの出現率が高く、雨の出現率が低いタイミングをさがします。梅雨(6~7月ごろ)や台風シーズン(9月ごろ)は雨の出現率が高くなりやすいので、この時期を避けるだけでも雨にあたるリスクを下げられます。
そして、晴れやすい時期のなかから、都合のよい日を個別に見て、出現率の良い日を狙って予約すると、晴れに出会える可能性を少しでも高められます。
もちろん、天気出現率は「過去にその日がどれくらい晴れてきたか」を示すものであって、未来の天気を約束するものではありません。あくまで「晴れやすい日を選ぶための目安」として使ってもらえればと思います。
天気出現率の算出方法
天気の分類は、基本的に福岡管区気象台が公開している「天気の出現率」と同じ考え方にのっとっています。気象台の毎日の観測記録をもとに、その日の天気を「雪 → 雨 → くもり → 晴れ」の優先順位で1つに分類し、月ごと・日ごとにそれぞれの天気が出現した割合を求めています。
具体的な判定の流れは次のとおりです。
- 雪……その日の天気概況に「雪」「みぞれ」「霧雪」「細氷」のいずれかが含まれる日。
- 雨……雪に当てはまらず、日降水量の合計が1.0mm以上の日。
- 晴れ/くもり……雪・雨のどちらにも当てはまらない日。日中(昼)の天気の主な状態が「晴」または「快晴」なら晴れ、それ以外(曇など)はくもりとしています。
このうち「雪」と「雨」の判定基準は、福岡管区気象台の方法とまったく同じです(雪日数に数えられる大気現象、および日降水量1.0mm以上)。
一方で「晴れ」と「くもり」の分け方だけは、少しだけ方法が異なります。
福岡管区気象台では「日平均雲量が8.5以上ならくもり、8.5未満なら晴れ」と雲量で判定していますが、本ページでは雲量の代わりに、日中(6〜18時)の天気概況の主な天気が晴・快晴かどうかで晴れ/くもりを分けています。
この点だけは厳密には福岡管区気象台と同一ではなく、雲量基準で集計した場合とは数%程度ずれる可能性があることをあらかじめお断りしておきます。
また統計期間にも違いがあります。
福岡管区気象台は平年値の期間である1991〜2020年の30年間で集計していますが、本ページの最大の特長は、その30年にとどまらず、観測データがきれいに残っている1968年から2025年までの58年間をすべて網羅して集計している点です。
長期間のデータをまるごと使うことで、近年だけでは見えにくい「その土地の天気のクセ」を、より安定した形でとらえられるようにしています。
観測開始が遅い一部の地点(与那国島など)では、データのある年のみを母数として計算しています。なお、うるう日(2月29日)も含めて集計しています。
それでも「ジューンブライド」に憧れる!雨のリスクを回避して6月に最高の結婚式を挙げる方法
「せっかく結婚式を挙げるなら、やっぱり憧れのジューンブライド(6月の花嫁)になりたい!」という方も多いのではないでしょうか?
古くからヨーロッパでは、6月の女神「JUNO(ユノー)」に見守られるこの月に結婚すると、一生幸せに暮らせるという素敵な言い伝えがあって、一生に一度の晴れ舞台、ロマンチックな王道のイベント感を楽しみたいという気持ちはとてもよく分かります。
しかし、ここで浮上するのが「日本の6月は梅雨」という現実です。
天気出現率のデータから見ても、6月中旬から下旬にかけては、どうしても雨の確率が跳ね上がってしまいます。
「憧れの6月」と「当日の晴天」、どちらも諦めたくないあなたへ、リスクを最小限に抑える3つの賢い選択肢をご紹介します。
1. 狙うなら「6月の上旬」一択!
地域によって差はありますが、6月の上旬(特に最初の1週間)は、まだ本格的な梅雨入り前であったり、梅雨の合間で晴れ間が覗く確率が比較的高い傾向にあります。 もし「データ的に少しでも晴れやすい6月」を選ぶなら、中旬や下旬は避け、6月のスタート直後に日程を設定するのがおすすめです。
2. 天候に左右されない「全天候型」の式場を選ぶ
「万が一、雨が降っても絶対に台無しにしない」というハード面の対策も有効です。 最近の結婚式場には、雨天でも開放的なフラワーシャワーができる全天候型のアトリウム(インナーガーデン)や、屋根付きのドーム、移動に傘が必要ない動線が確保された施設がたくさんあります。
式場選びの段階で「雨でも100%楽しめるか?」をチェックしておけば、6月当日がどんな天気でも焦る必要はありません。
3. 知っておきたい「雨の結婚式」の素敵なジンクス
もし万が一、当日が雨になってしまっても、がっかりすることはありません。実はフランスには、こんな素敵な格言があります。
“Mariage pluvieux, mariage heureux”(雨の結婚式は、幸福な結婚式である)
新郎新婦が流す一生分の涙を、神様が代わりに雨として流してくれている、というお祝いのメッセージです。日本でも「雨降って地固まる」と言うように、雨の日の結婚式は縁起が良いものとされているんですよ。
確実な晴れを最優先にするなら秋などの「特異日」がベストですが、ジューンブライドのロマンを叶えたいなら「6月上旬 × 全天候型の式場」という組み合わせが最強の妥協案になります。お二人が何を一番大切にしたいか、ぜひ話し合ってみてくださいね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
- 結婚式の日を晴れに近づけるには、天気出現率を使ってあらかじめ「晴れやすく、雨の降りにくい日」を狙うのがおすすめ
- 雨の出現率が高い梅雨や6~7月・台風シーズンの9月ごろを避けるだけでも、雨にあたるリスクを下げられる
- 会場のある地域を天気出現率ツールで選んで、晴れと雨の出やすさを確認してから日にちを検討するとよい
- ただし天気出現率は過去の傾向を示す目安であり、未来の天気を約束するものではない
- もし、ジューンブライドを狙うなら6月上旬がおすすめ!
以上が、「結婚式の日を晴れの日にする方法」でした。
読んでいただきありがとうございました。

