こんにちは!のぶやんです。
気象には欠かせないアメダスについて解説します。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 福岡あたりの気象のこと中心になりがち
アメダスって?
「Automated Meteorological Data Acquisition System(自動気象データ収集システム)」の略で、「地域気象観測システム」 のことです。
英単語の頭文字をとってアメダス(AMeDAS)です。
アメダスの和訳のとおり自動観測を行ってデータを収集して私たちに観測データを提供してくれています。
例えば、「今気温はどれくらいかなあ~」といった実況の気象状況の確認はもちろん、予報のための実況確認だったり、統計や研究資料に活用されたりします。
アメダスは降水量や風向・風速、気温、湿度、積雪の要素があります。
気象庁の資料によると、 これまで日照計が設置されて日照を観測されていましたが、令和3年3月に日照の観測が廃止されています。
気象衛星観測のデータを用いた推計気象分布(日照時間)の推定値に置き換わりました。
また、地域気象観測所ではこれまで設置していなかった、湿度計を令和3年3月から順次設置して湿度の観測を開始していくことになりました。
集中豪雨の予測能力の向上に必要な水蒸気監視能力を強化が目的みたいです。
日本中に設置されている気象観測地点をもってきました。
日本中のいたるところに観測地点がありますね!
降水量を観測する観測所は全国に約1,300か所あって、約17km間隔に降水量を観測するところがあります。
アメダスで一番多いのは四要素観測所と言われている観測所が多いです。
雨、気温、風向風速、湿度を観測しています。
寒い地域は追加で積雪を観測しています。
観測機器は、雨量計、温度計、湿度計、超音波式風速計になります。
図だとこんな感じです。
気象庁の報道資料によると、これまでは風向風速の観測には風車式の風向風速計(プロペラのやつ)でしたが令和3年3月から超音波式の風速計に変わっていくようです。
このほか令和3年3月からアメダス内の観測機器の更新がどれも新しくなるようですね。
雨量だけ観測している雨量観測所、積雪の深さを観測している積雪観測所が300か所くらいあります。
気象官署や特別地域気象観測所は、地上気象観測所と言われています。
他の地点よりも観測要素が多くて、4要素観測所の観測機器も若干異なるようです。
観測される要素は、気圧、気温、湿度、風向、風速、降水量、積雪の深さ、降雪の深さ、日照時間、日
射量、雲、視程、大気現象等になります。
観測に使われる機器は大体こんな感じになります。
気圧計、温度計、湿度計、風車型風向風速計、転倒ます雨量計、積雪計、全天日射計、回転式日照計、視程計、感雨器等になります。
アメダスの観測地点はほとんどが無人ですが、気象官署だけは有人です。
特別地域気象観測所とは、無人化された測候所のことです。
無人で観測されているところが多いですが、気象官署にも設置されています。
アメダスの観測機器の紹介
青森地方気象台の資料にアメダスの機器の紹介がありましたので、載せておきます。
先ほどいったように令和3年3月からアメダス内の観測機器が刷新されていっているようです。
通風筒(温度計・湿度計)
以前はアメダスでは温度のみ観測していたものが、新たに観測要素として追加された湿度も観測するようになりました。
通風筒の中に、温度計・湿度計が中に入っています。
超音波式風向風速計
プロペラ式の風向風速計だったのが、超音波式の風向風速計に変わりました。
かなり見た目も変わりましたね~。
雨量計
雨量計は更新によって、従前よりも観測機器が軽量化されたようです。
レーザー式積雪計
積雪を観測しているところは積雪計が設置されていますが、超音波式からレーザー式に変更になっています。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、 気象庁のアメダスってなあに?でした。
読んでいただきありがとうございました。