こんにちは!のぶやんです。
今回は、気象のことわざに「カメムシが秋に多いと、冬は大雪になる」というのがあります。
このことわざは昔から雪の多い雪国を中心に言われていたようです。
実際、カメムシが秋に多いと冬に大雪になるのか?を見ていきたいと思います。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- カメムシは苦手だけど、雪が降るのは冬を感じるので嬉しい
秋にカメムシが多いと、冬は大雪になるのは本当か?
「秋にカメムシが多いと、冬は大雪になる」
気象のことわざが主に雪の多い地域では昔から言い伝えられてきたそうです。
僕は雪国育ちではないので最近知りました。
カメムシも今年の冬は大雪になるからより暖かいところですごさなきゃ!と本能的に思っているとすごく面白そうってことで、昔からいわれているこのことわざが科学的に正しいのか?を調べてみました。
気象台の見解
岐阜地方気象台のホームページを確認してみると、このことわざのカメムシと大雪との関係について科学的根拠があるのか?という問いに対して気象台はこのように回答していました。
残念ながら、そのことを科学的に説明することは、まだできていません。
岐阜地方気象台HPより
このことわざについて気象台では、その因果関係は明確になっていないとのことです。
国立科学博物館友国雅章名誉研究員の見解
国立科学博物館名誉研究員の友国さんはこのことわざについて、このように見解を述べています。
科学的な根拠は見当たらない。カメムシを多く見たことと、偶然その冬が大雪だったことが、強く印象づけられたと推測できる。
神戸新聞より
秋にカメムシが多いと、大雪になるってのは科学的根拠はないよ~としっかり明言されています。
もしかしたら、カメムシも本能で大雪を察知しているのかもしれないかな~と想像してしまいしたが、気象台や国立博物館の見解からいまのところ因果関係はなさそうですね。
晩秋にカメムシを見かけることが多くなると冬に近づくサイン
秋にカメムシが多いのと大雪になることは、因果関係がなさそうということになりました。
カメムシって、秋に増えるのものなのでしょうか?
カメムシは、寒い冬がやってくる前の秋の終わりごろには越冬場所を探しまわります。
その際には、人里にやってきて暖かい家屋の中に侵入してきたりするのです。
なので、小春日和なんかのいい天気の時には活動が活発になってより人の目につきやすくなるのです。
網戸をみてみたらカメムシがついてたっていうのはあると思います。
寒くなってくることによって、人の目にはつきやすくなるってことですね。
気象との因果関係はありそうです。
秋の終わりごろ(晩秋)にカメムシをみかけるようになったら冬が近づいているサインといってよさそうですね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、カメムシが秋に多いと冬には大雪になる?でした。
読んでいただきありがとうございました。