春霞ってなに?朧との違いは?

気象

こんにちは!のぶやんです。

春霞(はるかすみ)や朧(おぼろ)って言葉がありますね。

これらの言葉の意味や違いについて解説していきます。

のぶやん
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春霞(はるかすみ)ってなに?

霞(かすみ)って言葉は気象用語では使用されていません。

気象庁の用語説明には、「気象観測において定義がされていないので用いない。」となっています。

なので、気象予報士試験とかにも出てきませんし、気象現象として使うことはありません。

一般的には、霧とかもや・煙霧で遠くの景色がかすんでいる状態のことをいっています。

さらに、春の季語として使われていますし、春には黄砂とか花粉が舞っていて景色がすんでいることもありますので景色がかすむことがありますので、これも霞っていってよさそうです。

じゃあ春霞はというと、春に霧・もや・煙霧・黄砂・花粉もろもろの影響によって景色がぼんやりかすんで見通しが悪くなる状態のことをいいます。

春霞が起きる原因は?

春霞が起きやすい原因はなんでしょう。

冬が終わり春になると気温が上昇して、海や川の水が蒸発し、植物の蒸散が活発になって水蒸気が増えます。

さらに、春は黄砂が一番飛来してくるのと同時に花粉のシーズンであることから黄砂、花粉のちり・ほこりがもっとも多くなります。

水蒸気が増えたところに、ちりやほこりが舞うことで春霞が発生しやすくなるのです。

春霞と朧との違いはなに?

霞(かすみ)も朧(おぼろ)も同じ現象のことをいっています。

霧・もや・煙霧・黄砂・花粉などの影響によって景色がぼんやりかすんで見通しが悪くなる状態のことです。

違いは、現象が起きているのが昼間だった場合は霞なんですが、夜は朧っていうようになります。

日本人って言葉の使い方が細やかですよね~。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 春に、霧・もや・煙霧・黄砂・花粉もろもろの影響によって景色がぼんやりかすんで見通しが悪くなる状態のことを春霞という
  • 春は気温が上昇して、水蒸気が増えてちりほこりが舞いやすいので春霞が発生しやすくなる
  • 霞(かすみ)と朧(おぼろ)の違いは、現象は同じだけど昼は霞で夜は朧になる

以上が、春霞ってなに?朧との違いは?でした。

読んでいただきありがとうございました。

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