こんにちは!のぶやんです。
台風が反時計回りに吹き込むのはなぜなのか?解説していきます。
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台風が反時計回りになるのはどうして?
台風の風が中心に向かって反時計回りに回転しているのはどうしてなんでしょう?
そもそも台風は熱帯低気圧です。
低気圧(台風)とは、周りにくらべて気圧の低い大気のかたまりのことをいいます。
このため低気圧(台風)は周りより気圧が低いので中心に向かって風が吹き込み上昇気流になっています。
上昇気流になっていることで、雲ができて雨が降るので天気が悪くなります。
中心に向かう風の流れは反時計周りになりますが、これはコリオリの力によるものです。
コリオリの力とは、地球が自転することによって進行方向右側に曲がっていく見かけの力です。
台風の中心に向かって吹き込む風がコリオリの力によって右側に風の流れが曲げられるので反時計回りになるためなんです。
実際の台風の回転をみてみよう
実際に台風の動画をみてみましょう。
綺麗に反時計回りの流れになっていますね。
その時の天気図ももってきました。
うえの動画はフィリピンのルソン島の東側を通過している時のものになります。
このときの930hPaだからもし日本の本州に来てたら特別警報が発表されるような台風です。
ちなみに、南半球だったら時計回りの風の流れになります。
これもコリオリの力によるもので、地球の自転の方向が北半球と逆になって左側に曲げようとするコリオリの力が働くために時計回りの風の流れになります。
あと、南半球だと台風ってよばれるんじゃなくてサイクロン呼ばれるようになります。
どっちも熱帯低気圧なんですが、発生する場所によって台風・ハリケーン・サイクロンと名称が変わってくるんです。
オーストラリアのサイクロンを持ってきてみました。
低気圧が時計回りですね~なんだか不思議。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、台風が反時計回りなのはなぜ?でした。
読んでいただきありがとうございました。