猫が顔を洗うと雨って本当?科学的根拠や理由は?

気象

こんにちは!のぶやんです。

天気のことわざに「猫が顔を洗うと雨」っていうのがあります。

それは本当なのか?科学的根拠や理由があったりするのか?解説していきます。

のぶやん
のぶやん

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猫が顔を洗う仕草ってどんなの?

猫が顔を洗う仕草ってどんななのでしょう?

猫って結構暇があれば前足や顔や体をぺろぺろなめて毛づくろいをしています。

この毛づくろいのことをグルーミングといって、大抵の猫は1日に1時間以上はこのグルーミングをしているといわれています。

グルーミングの作業のひとつに顔をフキフキして洗うようなしぐさがあるのです。

なぜそんなにぺろぺろするのか?というと、もともと猫って砂漠に生息していた動物だったので、砂漠は熱いので体中をペロペロなめて唾液を付けて蒸発するときの気化熱で体温を下げてたようです。

ペットとして飼われている現在の日本では、体温を下げるというよりもこのグルーミングは体の汚れ取りとか抜け毛取りで体のお手入れの意味合いが強いとされています。

ちなみに、猫が顔を洗う仕草は動画でみるとこんな感じです。

猫が顔を洗うと雨が降るって本当?科学的根拠があるの?

猫が顔をあらう仕草がグルーミングの一つとわかったところで、天気のことわざの「猫が顔を洗うと雨」は本当に雨が降るのでしょうか?

猫が顔を洗う時には猫のヒゲを手入れしているといわれます。

この猫のヒゲはレーダーのように周りを感知していて、湿度や風向や風速の変化を読み取っているとされます。

猫のヒゲは敏感なため、空気中に湿気が多くなると水分を含んで重くなってくると垂れてきてそれが気になって、顔を洗うような仕草をするので「猫が顔を洗うと雨」と言われています。

でも実際のところ、猫が顔を洗ったら雨が降るのか?というと必ずしも雨が降るわけではないっていうのがホントのところです。

最初にお話ししたとおり大抵の猫は1日1時間以上はグルーミングをしているので、毎日顔を洗うような仕草は行っていることが多いです。

また、気象学者の荒木健太郎さんの下の本にもこのことわざについての記載がありましたが、科学的根拠については不十分で信頼はできないよってされています。

「猫が顔を洗うと雨が降る」は、科学的根拠に乏しいものでしたが、ほかの天気のことわざは現在でも信用できるようなことわざも結構ありますので知っておくと便利です。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 猫が顔を洗うとは大抵の猫が毎日するグルーミングのひとつ
  • 「猫が顔を洗うと雨」は、湿度が高いとヒゲが重くなって垂れてくると気になって顔を洗う仕草をすると言われている
  • でも実際のところは、猫が顔を洗ったら雨が降るのか?というと必ずしも雨が降るわけではなくて科学的根拠が不十分で信頼はできない

以上が、猫が顔を洗うと雨って本当?科学的根拠や理由は?でした。

読んでいただきありがとうございました。

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