こんにちは!のぶやんです。
僕の簡単なプロフィールです。
・気象予報士
・福岡あたりの気象のこと中心
小康状態の時の天気ってどんななの?
小康状態とは、一度悪くなっていたけれど、若干回復して今は落ち着いている状態のことを言います。
天気の状態を伝えるときにも使われますが、病気での経過を説明する際にも使われたりします。
雨もおさまって一時的に小康状態の天気に(2021/8/15)
今日の天気(2021年8月15日)も一時小康状態となっていましたので紹介します。
そもそも小康状態の前には一度天気が悪くなっています。
8月11日から梅雨末期のような気圧配置となって前線が停滞して雨が続いて、14日には福岡県、佐賀県、長崎県、広島県で特別警報の発表され、災害クラスの大雨となりました。
その時の天気図がこちらです。
停滞前線は九州北部付近にあります。
この前線が今日15日には九州南部付近まで南下して小康状態となりました。
それが下の天気図です。
ひまわりの衛星画像でみても、白い濃いめの雲域は福岡からみて南の方にあります。
前線が南下しているのがわかりますね。
福岡あたりは雲域は薄めです。
実際に同じ時間帯に僕が撮影した大体同じ時間帯の写真です。
空をみると雲は上層雲に覆われていて、時々少し薄日が差すくらいで中層雲の高積雲や下層雲の積雲が層積雲が散在していて、天気としては薄曇りでした。
この後、日差しが差さなくなって、夕方には曇りになっていました。
ちなみに、画面左側は遠賀川です。
普段よりも水位が高くて水も泥水のように濁っていました。
近くに住む親族の話だと昨日は河川敷は完全に浸かってたみたいです(遠賀川は大雨の時には割とあるあるです)。
再び前線が北上します。大雨に気を付けて!
今日は一時小康状態でしたが、
下にのせている予想天気図のように再び梅雨前線が北上します。
九州北部付近は福岡も含めて大雨になるおそれがあります。
大雨には備えをして気をつけてくださいね!
まとめ
今回の内容についてまとめました。
今回は「小康状態の時の天気ってどんななの?」という話題で書きました。
※天気図と衛星画像は気象庁HPより引用しました。
読んでいただきありがとうございました。