こんにちは!のぶやんです。
八十八夜の別れ霜という言葉があります。
この意味について解説していきます。
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八十八夜の別れ霜とは?
八十八夜とは立春(2月4日頃)から数えて88日目のことをいい、その年によって若干違いがありますが5月2日頃になります。
霜が降りる気温の目安としては、大体3℃といわれています。
これは地表面から1.5メートルの高さの気温のことを言っているので、地表面だと0℃くらいと言われています。
この八十八夜になる前の4月くらいだと、春にはなったけど、高気圧圏内で天気が良い日の朝には放射冷却で冷えて地表面付近が氷点下となり霜が降りることがあります。
この時期の霜は遅霜と呼ばれ農作物への被害が心配されたりします。
八十八夜の前までは霜が降りることがあるので警戒が必要ですが、八十八夜を過ぎると季節が進み霜が降りるような気温でなくなることから、八十八夜の別れ霜と言われています。
八十八夜になってくると春が深まってきて、初夏が近くなるような時期です。
「茶摘」の歌の中で、夏も近づく八十八夜~♪ってありますもんね。
八十八夜を過ぎると霜から露へ
八十八夜を過ぎると、言葉のとおり霜が発生しなくなり、また寒くなってくるまでお別れとなります。
八十八夜を過ぎたのちは霜が発生してたような高気圧圏内で天気が良くて放射冷却で冷えた朝には、霜にかわって露(つゆ)が発生します。
なぜでしょう?
霜になるか露になるかの違いは最低気温が氷点下になるかならないかになります。
空気が冷やされると露点に達して、凝結して出てくるのが露です。
一方、露点温度が氷点下になってると露ではなく霜になるのです。
暖かくなってくると最低気温が下回らなくなることから露が発生するようになるのです。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、八十八夜の別れ霜ってどういう意味?でした。
読んでいただきありがとうございました。