天気のことわざ一雨一度とは?いつ使う?解説します

気象

こんにちは!のぶやんです。

天気のことわざに「一雨一度」の意味やいつ頃に使われることわざなのか解説していきます。

のぶやん
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一雨一度とは?いつ使われる言葉なの?

天気のことわざの「一雨一度」ってどういう意味なのでしょう?

一雨一度とは、雨が降るごとに気温が1℃下がるという意味で、季節でいうと秋に使われることわざです。

秋は移動性の高気圧と低気圧が交互に通過していきます。

低気圧には前線を伴っていて、寒冷前線が通過する時には雨をざーっと降らせて、通過した後には冷たい空気が流れ込んできてひんやりします。

この秋の低気圧の通過に伴って雨が降って1度ずつ気温が下がっていくのを「一雨一度」って言います。

そしてまた高気圧がやってきて天気が良くなり、その後低気圧が通過して雨が降って気温が下がってというのを繰り返して段々と秋が深まっていきます。

秋に高気圧がやってきて秋らしくなっていくことを一雨一度と表現しますが、春にも高気圧と低気圧が交互になってきますが、この時には三寒四温という言葉が使われます。

実際の天気をみて一雨一度のなのか見て見よう

実際に秋の天気資料をみて一雨一度なのかみていきましょう。

2021年の10月4日~19日の天気図をもってきました。

天気図をみると、先ほど説明したように移動性の高気圧と低気圧が日本付近を交互にやってきていますね。

2021年10月の福岡の気温のグラフをもってきました。

日を追うにつれて気温が段々と右肩下がりになっています。

一雨降るごとに一度下がっているでしょうか?

低気圧がいくつか通過していますが、福岡を低気圧(あるいは前線)が通過したなといえそうなのは、12日と16日でしょうか。

その後の通過した後の気温をみると気温が下がる傾向にあります。

ほかの低気圧については、福岡でいえば低気圧や寒冷前線が綺麗に通過しなかったり、寒冷前線が通過した後にしっかり寒気が入らなかったりすることもあるので、ことわざのとおり一雨で一度ぴったり下がっているのかというと必ずしもそうではないことも結構あります。

ただ秋らしい天気変化のなかで雨が降って段々気温が下がっていって秋が深まっていることを表している言葉として、一雨一度って覚えてもらってたらいいのかな~と思います。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 一雨一度とは、秋の低気圧の通過に伴って雨が降って1度ずつ気温が下がること
  • 一雨一度は、秋に使われる言葉
  • 実際に、一雨で一度下がるかといえば必ずしもそうではないけど段々と気温が下がって秋が深まっていることを表している

以上が、「天気のことわざ一雨一度とは?いつ使う?解説します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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