こんにちは!のぶやんです。
雨は「暖かい雨」と「冷たい雨」に分類ができます。
この2つの違いについて解説していきます。
僕の簡単なプロフィールです。
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冷たい雨とは?
冷たい雨について解説していきます。
冷たい雨とは、日本などの中緯度帯で降る雨のことをいい、雲の中の温度が0℃以下の冷たい雲から降る雨のことをいいます。
雲が発達して、雲の温度が0℃以下になった時、雲の中には過冷却水滴(0℃以下でも氷にならない水滴)と氷粒子や雪などの氷晶が存在しています。
割合的には、過冷却水滴がほとんどで氷晶は少しといわれています。
過冷却水滴と氷晶だと飽和水蒸気圧が異なるため過冷却水滴が蒸発し、蒸発した水滴を吸収して氷晶は成長します。
氷晶が大きくなるにつれて落下速度が増して、落下途中で小さな雲粒と合体するためさらに成長します。
地上に落下する途中で0℃以上の層になると溶けて雨粒になります。
雨粒も地上に到達するまでに、さらに小さな雨粒をとらえて大きくなって落ちてくるのです。
暖かい雨とは?
続いて、暖かい雨について解説していきます。
暖かい雨は、主に低緯度の地域、熱帯地帯やハワイなどの亜熱帯地方で降る雨のことをいい、0℃より高い温度の雲から降る雨のことをいいます。
日本で降る雨の2~3割は暖かい雨だともいわれてたりします。
0℃より高いため氷晶が存在しません。
このため雨粒が降ってくるためには、雲粒同士がぶつかって大きくなります。
雲の中には様々な大きさの雲粒の水滴があるので、落下する速度も異なります。
大きい雲粒ほうが、小さい雲粒より落下速度は速く、大きい雲粒ほど小さな雲粒の水滴をくっつけやすくどんどん成長していきます。
成長していった雲粒が、成長して雨粒になって地上に落下してくるのです。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「暖かい雨と冷たい雨を解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。