梅雨前線のでき方を解説します

気象

こんにちは!のぶやんです。

夏の前にやってくる梅雨前線がどうやってできているのかを解説していきます。

のぶやん
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梅雨前線が発生する仕組みは?梅雨入り前

夏になる前には必ずやってくる梅雨前線ですが、その仕組みはどうなっているのでしょうか?

梅雨前線ができるには、地球規模の地形の影響と上空のジェット気流(偏西風)によって発生しているので解説していきます。

ジェット気流(もっといえば亜熱帯ジェット気流)冬場だと北緯20~30度付近にありますが暖かくなるにつれて北上します。

夏場になると、北半球の暑さの影響によりさらに北上し北緯40~50度に達します。

ジェット気流は梅雨時期の前まではヒマラヤ山脈やチベット高原よりも南を通っています。

図にするとこんな感じです。

梅雨前線が発生する仕組みは?梅雨時期

梅雨になる時には、北上してヒマラヤ山脈やチベット高原にジェット気流がぶつかるようになります。

ヒマラヤ山脈は標高8849メートルのエベレストがあり、チベット高原も標高4000~5000mあるので、ぶつかることによりジェット気流は分流します。

南側の流れは中国華南~日本東海上を通ります。

北側の流れは、もう一つのジェット気流の寒帯前線ジェット気流と合流して強化され、チベット高原の北側をすすみます。

分流した二つの流れが合流するところは、空気が集まって下降気流が生じて高気圧が発達します。

これによってオホーツク海高気圧ができます。

低温多湿なオホーツク海高気圧と、日本の南にある太平洋高気圧という異なる空気の境に停滞前線が形成されるようになります。

この停滞前線が梅雨前線です。

※前線とは異なった性質をもった空気同士の境目のことです。

空気の性質でいうと、気団になりますが、ここでのオホーツク海高気圧はオホーツク海気団、太平洋高気圧は小笠原気団になります

梅雨前線が消滅して梅雨明けになる仕組みは?

梅雨明けになるときはどんなことが起こっているのか解説します。

先ほどのジェット気流が梅雨時期にはヒマラヤ山脈チベット高原にぶつかっていたのがさらに北上することにより、分流がなくなりオホーツク海高気圧も弱まります。

オホーツク海高気圧が弱まることにより太平洋高気圧の勢力が強まって梅雨前線を北に押し上げて、日本は梅雨明けとなります。

これが典型的なパターンですが、オホーツク海高気圧が強くて梅雨前線が北上できずに勢力が弱くなり梅雨前線が消滅して梅雨明けになるというパターンもあります。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 梅雨前線ができるには、ジェット気流の動きとヒマラヤ山脈などの地形の影響がある
  • ジェット気流がヒマラヤ山脈にぶつかることで分流し、合流したところにオホーツク海高気圧ができる
  • 低温多湿なオホーツク海高気圧と高温多湿太平洋高気圧の空気の境目に梅雨前線が形成される
  • ジェット気流が北上することで、オホーツク海高気圧が消滅して太平洋高気圧が日本を覆うようになると梅雨明けになる

以上が、「梅雨前線のでき方を解説します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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