こんにちは!のぶやんです。
天気のことわざに「カマキリが高い所に卵を産むと大雪になる」って雪国では昔からいわれて来たそうです。
このことわざがって本当なのか?解説していきます。
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- 気象予報士(福岡)
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カマキリが高いところに卵を産むと大雪になるとは?
天気のことわざ「カマキリが高い所に卵を産むと大雪になる」ってどういう意味なのでしょう?
このことわざによれば、カマキリは雪に埋もれないように卵を産むとされています。
このためカマキリが高い所に卵を産めばその年は大雪に、低い所に卵を産めばその年は雪が少ないとされることから「カマキリが高い所に卵を産むと大雪になる」と言われています。
カマキリは雪がどれくらい降るのか予知能力があるってことになりますが果たしてこのことわざは本当なのか?ウソなのか?見ていきたいと思います。
カマキリが高い所に卵を産むと大雪になるは本当?ウソ?
カマキリが高い所に卵を産むと大雪になるというのは本当なのでしょうか?
このカマキリと雪の関係について調査研究を40年近く行っている方の調査論文をみてみると、カマキリが卵を産む高さと雪の深さにの関係性について統計的に分析された結果について、このように結論付けています。
古来より言い伝えられてきた「カマキリが低いところに産卵すると小雪」 と言う諺に
カマキリの卵ノウに よる最大積 雪深予測 の可能性
は、それなりの信憑性があることが十分認められた。
検証方法が十分ではないといわれてはいますが、カマキリの産卵と雪との関係には信ぴょう性があるといわれています。
また、1997年にもこのことわざについての信ぴょう性があるとした論文で「日経サイエンス創刊25周年記念論文賞」優秀賞を受賞されています。
一方で、最近ではこのことわざに対して懐疑的な意見が多くなってきています。
弘前大学の安藤先生の調査によれば、カマキリの卵が大半は雪の下に埋もれても越冬できるってことをつきとめています。
雪に埋もれるほかにも野焼きされても氷水に浸かろうともそのほとんどが孵化するんだとか。
カマキリの卵ってかなり体制があるんですね!
カマキリの卵が雪に耐久性があってちゃんと孵化するんだから、カマキリはわざわざ大雪かどうか考えながら高い所に卵は産むことを考える必要はないよね、だからこのことわざも信ぴょう性はないと言われています。
安藤先生のこの研究の詳細についてはこちらの本を参照ください。
また、ツイッターでもNHKこども科学相談所に出られてる丸山宗利さんもこのことわざに対して否定的です。
以上より、これまでは「カマキリが高い所に卵を産むと大雪になる」が信じられてきましたが近年の調査研究によってカマキリの卵に雪の耐性があることがわかったことから否定的な意見が多くなっています。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「カマキリが高い所に卵を産むと大雪って本当?解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。