台風が高気圧を強めることで全国的に危険な暑さに

気象

危険な暑さとなっていたところが全国的にありました。

これは高気圧の影響だけでなく、割と近くに存在する台風の影響もありそうですので記事を書いてみました。

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熱中症警戒アラートも多数の県で発表、真夏日の地点はほとんど

今日は全国的に太平洋高気圧に覆われて日差しもたっぷりで晴れたところが多かったですね。

熱中症警戒アラートをみても危険な暑さを呼び掛けている県も多かったです。

熱中症警戒アラートがでていると、災害級の危険な暑さなので

水分補給やエアコンのきいた部屋で過ごす等、適切な措置をとってください!

また、最高気温でみてみても猛暑日(最高気温が35度以上)が 117地点、真夏日(最高気温が30度以上)が767地点でした。これが919地点中なのでほとんどの観測地点で真夏日になっていました。熱い…。

熱中症警戒アラートについても記事を書いています。

今日の暑さの要因は?

今日の暑さの要因はなんだったのでしょう。

今日の地上天気図をもってきました。

日本付近は広く高気圧に覆われています。一方で台風6号が沖縄の南東付近に位置しています。

この暑さは、太平洋高気圧が張り出しているためですが、

台風により高気圧が強められてさらに高温となったと考えられます。

どういうことかというと、

台風は強い上昇気流を伴っています。この上昇気流の影響で周辺では下降気流となります。

もともと下降流となっている高気圧に、

さらに台風からの下降気流が加わることによって高気圧が強められることになります。

下降気流が強まった高気圧は空気が断熱圧縮された結果

地上気温が高温となったところが多くなったと考えられます。

今回のような、高気圧覆われて暑いけど、天気図みたら台風も割と近くいたのかっていうパターンは割とみかけます。

まとめ

今回の内容まとめました。

  • 台風の上昇気流により高気圧の下降気流が強められた
  • 下降気流が強められた高気圧は空気が断熱圧縮されて全国的に高温になった
  • 熱中症警戒アラートが発表されるとこも多くなるのでしっかり暑さ対策が必要

最新の予想資料だと台風は西にゆっくり進みそうな予想ですので、

明日以降も台風の影響によって暑さが継続しそうです。

僕は、熱中症は身近な気象災害だと思っています。

無理はせずに、こまめな休憩や水分摂取、エアコンのきいたところで過ごしたり、炎天下で運動は行わないようにしましょう。

しっかり暑さ対策をして夏を乗り切りましょう!

読んでいただきありがとうございました。

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