高気圧が時計回り・低気圧が反時計回りになるのはなぜ?

気象

こんにちは!のぶやんです。

高気圧が時計回りに風が吹き出して、低気圧が反時計回りに吹き込むのはなぜなのか?

解説していきます。

のぶやん
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高気圧が時計回りに風が吹き出すのはどうして?

高気圧って時計回りに中心から風が吹き出すのはなぜなんでしょう?

空気って気圧の高い所から低い所に向かおうとする性質があります。

高気圧とは、周りにくらべて気圧の高い大気のかたまりのことをいいます。

空気の密度が高く、上空に集まった空気が下降気流になっていて、時計回りに風が吹き出します。

下降流だと雲ができにくくなり、天気が良くなって晴れます。

風が時計回りになるのは、コリオリの力によるもので進行方向の右側に力として働くためです。

高気圧だと中心から風が吹き出してコリオリの力によって右側に風の流れが曲げられることで時計回りになるためなんです。

図にするとこんな感じです。

コリオリの力は北半球だと進行方向の右に曲げようとして、南半球だと左側に曲げようとします。

ちなみに南半球だと、高気圧は反時計回りの風の流れになります。

これもコリオリの力によるもので、地球の自転の方向が北半球と逆になって左側に曲げようとするコリオリの力が働くためです。

低気圧が反時計回りになるのはどうして?

低気圧の風が中心に向かって反時計周りになるのはなぜなんでしょう?

低気圧(台風)の動画をもってきました。

綺麗に反時計回りの流れになっていますね。

低気圧とは、周りにくらべて気圧の低い大気のかたまりのことをいいます。

高気圧とは反対に低気圧は反時計周りに中心に向かって風が吹き込み上昇気流になっています。

上昇気流になっていることで、雲ができて雨が降るので天気が悪くなります。

風の流れが反時計周りになるのは、高気圧の風の流れと同じくこれもコリオリの力によるものです。

低気圧の中心に向かって吹き込む風がコリオリの力によって右側に風の流れが曲げられることで反時計回りになるためなんです。

ちなみに高気圧と同じく、南半球だったら低気圧は時計回りの風の流れになります。

これもコリオリの力によるもので、地球の自転の方向が北半球と逆になって左側に曲げようとするコリオリの力が働くためです。

オーストラリアのサイクロンを持って来てみました。

低気圧が時計回りですね~なんだか不思議。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 高気圧が時計回りになるのは、コリオリの力で進行方向右側に曲げられて中心から風が吹き出すため(北半球)
  • 低気圧が反時計回りになるのは、コリオリの力で進行方向右側に曲げられて中心に向かって吹き込むだめ(北半球)
  • 南半球だとコリオリの力が反対になるので高気圧が反時計回り・低気圧が時計周りになっている

以上が、高気圧が時計回り・低気圧が反時計回りになるのはなぜ?でした。

読んでいただきありがとうございました。

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