こんにちは!のぶやんです。
天気のことわざで「雪が多い年は豊作」というのがあります。
ことわざの意味や、本当に雪が多かったら豊作になるのか?を解説していきます。
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雪が多い年は豊作とは?
天気のことわざに「雪が多い年は豊作」と言うのがあります。
別の天気のことわざで「雪は豊年の瑞(しるし)」とも言われています。
「瑞」とは、めでたいことの前兆・前ぶれの意味をしていています。
「雪が多い年は豊作」も「雪は豊年の瑞(しるし)」も同じ意味で雪が沢山ふれば豊作になるってことですね。
万葉集でも「新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは」と記述があり、古来から雪が多い年は豊作だ!っていわれてきたってことですね。
稲作には多量の水を必要とするので、雪が多い年は山に降った雪解けの水が豊富なため、干害の心配がなく豊作が見込まれることからそのように言われているようです(実際のところはどうなのか?は次でみていきます)。
雪が多い年は豊作になるって本当?
このことわざのとおり、雪が多い年は豊作になるのでしょうか?
豊作か否かを判断する指標のひとつに作況指数というのがあります。
これは農林水産省が各都道府県ごとに発表しているもので、農作物の収穫量の平年値を100とした時にその年の収穫量が平年と比べどれくらいなのかを指数化したものなので豊作か否か判断できるってわけです。
作況指数とその年の雪の一番雪が積もった時の値の最深積雪とを比較してみましょう。
秋田県の1984年~2007年までの最深積雪(秋田)と作況指数をもってきました。
これを比較してみてみると1991年だと、最深積雪は64cmあるのに指数は平年より低い90だったり、反対に2007年は最深積雪が10cmだったのに指数は102と平年より高かったりしています。
続いて新潟県の1984年~2007年までの最深積雪(高田)と作況指数をもってきました。
こちらも、2002年が最深積雪が79cmと比較的すくなかったのに作況指数は104になってたり、2007年は36cmと全然なかったのに作況指数は100となっていたりします。
これらをみていくとその年雪が多かったからといって豊作になったというのははっきりはわかりません。
結論としては、雪が多い年は豊作になるのか?というと必ずそうとは限らないということになります。
豊作になるかどうかは雪の多い少ないだけではなく、夏や秋の気候や夏から秋の台風など影響は多岐にわたるのかもしれませんね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「雪が多い年は豊作になるって本当?意味は?解説します」でした
読んでいただきありがとうございました。