こんにちは!のぶやんです。
東京の冬って結構晴れている日が多いですよね。
実際冬東京に遊びに行けば大体スカッと晴れているイメージです。
なぜ冬東京は晴れの日が多いのか?解説していきます。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 家族だんらんが好き
東京の冬は晴れの日が多いの?
そもそも東京の冬って晴れの日が多いのか?をみていきましょう。
年間の東京都の日照時間等をもってきました。
日照時間は、オレンジの棒になりますが、これでみていくと、東京都の年間の日照時間は1月が最も多いことがわかります。
今度は東京都の過去30年間の1月の天気の出現率をみてみましょう。
圧倒的に晴れの確率が高いですね!
1月3日とか晴れ率90%って天気の悪い日の方が当たるほうが難しいですよね。
以上みてきましたが、やっぱり東京の冬は晴れやすいってことがよくわかりましたね。
東京の冬が晴れの日が多いのはなぜ?理由は?
東京の冬が晴れの日が多いことが分かったところで、なぜ東京の冬が晴れの日が多いのでしょう?
東京で冬に晴れが多い理由は、冬の季節風の影響によって太平洋側の平野部では晴れやすくからです。
もっと詳しく説明すると、冬になると大陸からやってきた寒気が日本海に流れ込んできます。
そして、大陸からの寒気は日本海に流れ込んできますが、その時水蒸気が補充されさらに、海水温が寒気よりも暖かいため雲が発達して日本海側では雪が大量に降らせるのです。
でも日本列島では脊梁山脈があるため、日本海側で発生した雪雲は山を越えられずに太平洋側はいい天気が続くことになります。
東京もこれによりいい天気が続くってことですね。
イメージだとこんな感じです。
次でみていきますが、天気図でいうと西高東低の冬型の気圧配置の時に日本海側は雪の天気で、東京がある太平洋側はいい天気になりやすいです。
実際に冬に東京で晴れた事例をみてみよう
実際に、冬に東京が晴れてた事例をみていきましょう。
2023年1月28日の天気図をもってきました。
典型的な西高東低の冬型の気圧配置です。
雨雲レーダーをみてみると雪雲が日本海側で雪をもたらしているのを確認できます。
天気分布をみてみると、日本海側では雪の天気となっていますが、脊梁山脈があるため雪雲は超えられず太平洋側は天気がよさそうで東京もしっかり晴れていますね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「東京で冬に晴れが多いのはなぜ?理由は?」でした。
読んでいただきありがとうございました。