こんにちは!のぶやんです。
今回は日照時間が長い都道府県ランキングと、さらに市町村(全国のアメダス地点)ごとのランキングも紹介していきます。
日本一は何県なのか?自分の県は何位かな?そして自分の街(市町村)はどうかな?と、いろいろ確認してみてください。

僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士(福岡)
- 家族だんらんが好き
日照時間の一番多い都道府県はどこ?
日照時間が一番長い都道府県はどこになるのでしょうか?
ランキングを作成するにあたっては、以下のようにしました。
- 気象庁のアメダス日照データから抽出
- 各都道府県の各気象台の地点データをその県の日照時間として考えました(なので山口県だったら下関地方気象台なのでの下関のデータになって県庁所在地にならないこともあります)
- 年によって日照時間がまちまちなので平年値(1991~2020年30年の平均)で算出しました
それではさっそく見てきましょう。
結果は、こんな感じになりました。
都道府県別 日照時間ランキング(年間・月別)
「年間」「各月」のボタンを押すと、その期間の日照時間が長い順に並び替わります。各都道府県の気象台(県庁所在地。ただし山口県は下関)の平年値です。バーの色と長さは、その期間内での日照時間の長さ(相対)を表します。データ出典:気象庁「日照時間の平年値(1991〜2020年)」。単位:時間。
都道府県ランキングの上位3県・下位3県はなぜ?
都道府県ランキングで上位に来たのは山梨県・高知県・群馬県、下位は秋田県・青森県・山形県でした。じつはこの差を分けているのは、夏の日差しよりも「冬に晴れるかどうか」です。
上位3県に共通するのは、冬でも日照が多いという点です。
1位の山梨県(甲府)は内陸の盆地で、周囲を高い山に囲まれているため、太平洋側の湿った空気も日本海側の雪雲も届きにくい地形です。冬型の気圧配置になると山を越えて乾いた風が吹き下り、晴天が続きます。
1月でも日照は約209時間と多く、年間降水量も少ないことが「日本一」の決め手になっています。
図にするとこんな感じです。


2位の高知県は太平洋側で冬に乾いた晴天が続き、南国らしい強い日差しで一年を通して日照が長い県です。3位の群馬県(前橋)は、冬の「からっ風」が象徴的。
北西の季節風が越後山脈を越えて乾いた晴天をもたらし、県南部は真冬でもよく晴れます(1月は約213時間)。
一方、下位3県に共通するのは、冬の日照が極端に少ないことです。
いずれも日本海側の東北地方で、冬は北西季節風が日本海の水蒸気を取り込んで雪雲を発達させ、来る日も来る日も雪や曇り空になります。
1月の日照時間は秋田県でわずか約39時間、青森県で約49時間、山形県でも約80時間ほどしかなく、上位県の3分の1以下です。
これらの県では雪が解けて晴れる5月ごろに日照が最も多くなり、冬と初夏の落差が非常に大きくなります。
まとめると、都道府県の日照時間ランキングは「冬に晴れるかどうか」で大きく差がつきます。
太平洋側や内陸の乾いた晴天が続く地域が上位に、日本海側の雪国が下位に並ぶ——日本の気候の特徴が、そのままランキングに表れているのです。
都道府県・アメダス地点別 日照時間ランキング(月別・年間)を作成しました。
都道府県ごとの合計だけでなく、全国のアメダス観測地点(日照を観測している831地点)ごとの日照時間もランキングにしました。
「年間」「各月」のボタンで並び替えができ、地点名・都道府県・市町村で絞り込みも可能です。あなたの街の近くの地点を探してみてください。
- 気象庁のアメダス日照データから抽出
- 年によって日照時間がまちまちなので平年値(1991~2020年30年の平均)で算出しました
- 30年間日照を観測している地点のみ算出しています
都道府県・アメダス地点別 日照時間ランキング
「年間」「各月」ボタンで並び替え、全国831地点をスクロールで確認できます。地点名・都道府県・市町村で絞り込みも可能です。バーの色と長さは、その期間内での日照時間の長さ(相対)を表します。データ出典:気象庁「日照時間の平年値(1991〜2020年)」。単位:時間。
図にするとこんな感じになります。

日照時間が長い地点ベスト10とその理由
アメダス地点別に見た、年間日照時間が長いベスト10です(1991〜2020年の平年値)。
- 南鳥島(東京都・小笠原村)2821.7時間
- 家島(兵庫県・姫路市)2298.9時間
- 豊橋(愛知県・豊橋市)2293.8時間
- 御前崎(静岡県・御前崎市)2272.8時間
- 安芸(高知県・安芸市)2260.9時間
- 安下庄(山口県・周防大島町)2256.1時間
- 潮岬(和歌山県・串本町)2255.9時間
- 呉市蒲刈(広島県・呉市)2253.5時間
- 南知多(愛知県・南知多町)2249.9時間
- 大泉(山梨県・北杜市)2249.2時間
堂々の1位・南鳥島は、本州から南東へおよそ1800km離れた太平洋上の孤島です。
夏の太平洋高気圧にすっぽり覆われやすく、日本の梅雨や冬の雪とはほぼ無縁。年間2800時間超という数字は全国でも群を抜いています。
2位以下に並ぶのは、瀬戸内海沿岸(家島・安下庄・呉市蒲刈)と東海の太平洋岸(豊橋・御前崎・南知多)、そして南四国・紀伊半島南端(安芸・潮岬)です。
いずれも冬の北西季節風が山を越えて吹き下りる「風下」にあたり、乾いた晴天が続く“太平洋側の冬晴れ”が効いています。とくに瀬戸内は年間降水量も少なく、一年を通して晴れやすい地域です。
ベスト10の多くは真夏(8月)に日照が最も多く、強い夏の日差しが年間の日照時間を押し上げています。
唯一の内陸地点である10位・大泉(山梨県北杜市)は、八ヶ岳南麓の標高が高く空気が乾いた少雨地域で、春を中心に晴天が多いのが特徴です。
日照時間が短い地点ワースト10とその理由
逆に、年間日照時間が短い(=日照の少ない)ワースト10です。短い順に並べています。
- 酸ケ湯(青森県・青森市)1069.4時間 ※全831地点中もっとも短い
- 肘折(山形県・大蔵村)1223.5時間
- 桧原(福島県・北塩原村)1256.1時間
- 真狩(北海道・真狩村)1259.8時間
- 音威子府(北海道・音威子府村)1260.4時間
- 鷲倉(福島県・福島市)1260.7時間
- 大井沢(山形県・西川町)1263.7時間
- 沼川(北海道・稚内市)1278.5時間
- 中之島(鹿児島県・十島村)1294.1時間
- 黒松内(北海道・黒松内町)1294.7時間
ワースト上位は、東北から北海道にかけての日本海側・山間の豪雪地帯に集中しています。
冬(12〜1月)は雪雲に覆われ続け、日照が極端に少なくなるためです。
最下位の酸ケ湯(八甲田山中、標高約890m)は1月の日照がわずか11.8時間(1日平均わずか0.4時間ほど)。
肘折も1月は20.7時間しかなく、この冬の少なさが年間の数字を大きく押し下げています。
これらの地点は、雪が解けて晴れる5月に日照が最も多くなるのが共通の特徴で、冬と初夏の落差がとても大きくなっています。
例外は9位の中之島(鹿児島県・トカラ列島)。南の離島ですが、黒潮の上を渡る暖かく湿った空気で雲が多く、冬でも曇りがちなため日照が伸びません。
全体を見ると、「日本海側や山沿いの雪国は日照が短く、太平洋側は長い」という日本の気候の特徴が、地点別のランキングにもはっきり表れています。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
- 日照時間都道府県ランキング1位は山梨県
- 山梨県の県庁所在地である甲府市は周りが高い山に覆われてて盆地になっている
- 季節風を山がブロックすること甲府市は天気が良くて日照時間が長くなる
- 市町村(アメダス地点)別の日照時間1位は、東京都の南鳥島!太平洋のど真ん中にある孤島でダントツでした
- 上位は太平洋側や瀬戸内、下位は日本海側の雪国。冬に晴れるかどうかで日照時間の差が決まる
- 年間だけでなく各月でも並び替えられるので、自分の街の近くの地点もチェックしてみてね
以上が、「日照時間が長い都道府県・市町村ランキング|ベスト・ワーストは?|日本一はどこ?」でした。
読んでいただきありがとうございました。
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