ディズニーの1か月先・45日先・90日先の天気予報は当たる?|気象予報士が解説

おでかけ・服装の天気

こんにちは!のぶやんです。

ディズニーランドに行く予定を立てるときに1か月先・45日先・90日先の天気予報があったりしますがあの天気予報は当たるのか?

解説していきます。

のぶやん
のぶやん

僕の簡単なプロフィールです。

  • 気象予報士
  • 家族だんらんが好き

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先に結論|45日先・90日先の「天気予報」は予報ではなく統計値です

この記事の要点を先にまとめます。

  • 1か月先・45日先・90日先の「その日の天気」は、当たりません。気象庁自身が「1か月後のある日の天気を断定して予報することはできない」と明言しています
  • 気象庁が晴れ・雨まで予報しているのは7日先まで。8日以降に出しているのは気温(2週間気温予報)と異常天候の注意情報(早期天候情報)だけです
  • 気象庁の1か月予報は「晴れ/雨」ではなく、平均気温・降水量・日照時間が平年より高い(多い)か低い(少ない)かの確率を出すものです
  • ネットで見かける45日先・90日先の天気マークは、過去の統計値(平年の傾向)を並べたものであることが多く、その日の大気を計算した予報ではありません
  • だったらもっと精度の高い統計=その日付の過去43年の晴れ率を見たほうが確実です。この記事の後半で紹介します
のぶやん
のぶやん

「45日先まで天気がわかる」と聞くと未来の技術みたいですが、中身は過去のデータの平均だったりします。だったら、より細かい過去データを自分で見たほうが早いんです。

ディズニーランドの1か月先・45日先・90日先の天気予報って当たるの?

天気予報で1か月先、45日先、90日先を予報しているものがありますが、当たるのでしょうか?

早速結論からいってしまえば、1か月先、45日先、90日先の天気予報は当たらないです。

実際に天気予報の本家本元である気象庁では1か月先の天気予報はやっていなくて、かわりに1か月先大まかな天候についてわかる季節予報っていうのを発表しています。

1か月先の天気予報が当たらないことについて、気象庁HPにはこんな感じで記載があります。

「1か月後に大事な予定があって、その日の天気が知りたい!」という経験をしたことはありませんか? でも、現実には1か月後のある日の天気を「晴れ」、「雨」というように断定して予報することはできません。

気象庁HPより

晴れか雨か断定して予報はできない・・・つまり当たらないのでやっていないってことですね。

1か月先で当たらないのであれば、それよりも先の45日先、90日先の天気予報はもっと当たらないのです。

ただ、次の章で説明する天気予報の仕組み上、1か月先の天気予報にもなると予報自体の精度がかなり悪くなってしまうのでそれよりも先の45日先、90日先の天気予報はもっと当たりにくい、精度が良くないのが現状です。

なんで1か月先・45日先・90日先の予報は当たらないのか?

1か月先の予報は天気予報の本家本元である気象庁もやっていないし、その先の45日先・90日先の天気もさらに当たりにくいと解説してきましたが、なぜ当たらなくなってしまうのでしょうか?

天気予報って、スーパーコンピュータが計算する数値予報によって行われます。

今の実況の天気がこんな風だから、数秒後にはこうなってこうなっての計算を繰り返して積み重ねて、未来の天気を作成されます。

例えば、ボールを投げるとその軌道でこのあと何秒後にはここに落下するのを予測すると理屈としては同じです。

コンピュータの進化や観測精度の向上によって、予測資料もどんどん精度が良くなってきました。

でも、天気予報が外れてしまうのは、現実世界と数値予報によって再現した世界に誤差が生じているからです。

まず、計算する時点で現実世界の気象状況を100%再現するのがが難しいことがいえます。

なんでかというと、今の天気の状況をアメダスや気象衛星ひまわり等によって観測しているといってもすべて実況を網羅しきれないですし、海なんかは観測地点がほとんどありません。

さらに、数値予報にはカオスといって少しのずれ(誤差)が時間とともに大きくなります。

このため、先になればなるほど予報の誤差が大きくなって精度も低くなります。

そもそも明日の予報も外れていたりするから、予報というのは100%適中は現時点の科学技術では難しくて、外れることはあるのです。

明日でも外すことがあるのに、1か月先・45日先・90日先の予報ってなると精度がかなり低くなって、当たらなくしまうっていうのは当然ってことですね。

ってことで気象庁も1か月先の天気は予報できないよ~っていってるわけです。

ちなみに、気象庁は天気予報でいったら7日先までしか発表していませんので、その先の予報は精度が低いと判断していると考えられます。

気象庁が1か月先に出しているのは「天気」ではなく「確率」

では気象庁は1か月先について何も出していないのかというと、そうではありません。「季節予報」という別物を出しています。ここを混同すると話がややこしくなるので、整理しておきます。

予報の種類発表対象期間予報する内容
週間天気予報毎日11時・17時7日先まで天気・降水確率・気温
2週間気温予報毎日14時30分ごろ8〜12日先を中心とした5日間平均気温だけ
早期天候情報月・木の14時30分ごろ6〜14日先「かなり高い/低い」等の確率が30%以上のときだけ
1か月予報毎週木曜14時30分発表の翌々日から1か月平均気温・降水量・日照時間の階級確率(第1週/第2週/第3〜4週)
3か月予報原則毎月25日以前の火曜14時翌月から3か月3か月平均気温・降水量、月ごとの気温・降水量の確率
気象庁の発表内容をもとに整理

つまり1か月予報が答えているのは「この先1か月は平年より暑くなりそうか」であって、「3月14日は晴れるか」ではありません。同じ「1か月先の予報」という言葉でも、知りたいことに答えていないわけです。

のぶやん
のぶやん

農業や電力需要の計画には非常に役立つ予報なんですが、「ディズニーに行く日が晴れるか」には使えないんですよね。

45日先・90日先の「天気予報」の正体

では、45日先・90日先まで天気マークを出しているサービスは何をしているのか。

実際にそうしたサイトを見てみると、「90日(3ヶ月)先の天気(統計値)」のように、はっきり統計値と明記されているものがあります。つまり過去の同じ日付の気象データを平均したもので、その年の大気の状態を計算した予報ではありません。

これは「当たらない」というより、そもそも予報ではないという話です。ウソをついているわけではなく、性質が違うものを見ているだけ。ここを理解すると、使い方が見えてきます。

  • 統計値は「その日付の平年の姿」を示すもの。旅行の計画づくりには十分役に立つ
  • ただし平均値なので「晴れ率何%か」という肝心の情報が落ちていることが多い
  • 使うなら、平均ではなく出現率(晴れ・曇り・雨が何%だったか)で見るべき

なぜ2週間より先は原理的に予報できないのか

もう少し踏み込んで、気象学的な理由も書いておきます。

数値予報は「今の大気の状態」を出発点にして計算します。ところが、その出発点は完全には測れません。アメダスや気象衛星でも観測は網の目で、特に海の上はほとんどデータがありません。

そして大気は、初期のわずかな差が時間とともに指数関数的に拡大するという性質(カオス)を持っています。1日先ならほぼ無視できる誤差が、1週間先では無視できない差になり、2週間程度で「もとの状態がまったく違う」レベルまで拡大してしまう。これが予測可能性の限界と呼ばれるものです。

だから気象庁は、少しずつ違う初期値で何十通りも計算するアンサンブル予報を使い、「断定する予報」ではなく「確率」で表現する方式に切り替えています。1か月予報が確率表現なのは、そういう理由です。

のぶやん
のぶやん

「コンピュータが速くなれば90日先も当たるようになる?」とよく聞かれますが、これは計算速度の問題ではなく大気そのものの性質なので、原理的に難しいです。

それでもお天気の時にディズニーに行きたいって時にはどうするの?

1か月先や45日先・90日先のの天気予報は当たらない・・・でも天気の良い時にディズニーに行けるようにしたい!と言う方がいると思います。

その対策としては、かなり先に計画をディズニーに行く計画を立てる場合であれば過去に晴れの出現率の高かった日を狙っていけばディズニーランドに行く日も晴れの可能性が高くなります。

明日・明後日くらいに天気予報精度の高い気象会社3社(気象庁、tenki.jp、ウェザーニュース)の予報を比較して総合的に判断するがベストかなあと考えています。

詳しいやり方は、下の記事で紹介しています。

代わりに使える「90日先の晴れ率」|過去43年のデータ

ここからが本題です。1か月先・90日先の予定を立てるときに本当に見るべきなのは、予報ではなく「その日付が過去どれくらい晴れてきたか」です。

東京ディズニーランド・シーに最も近い観測地点の過去43年分を集計すると、月ごとにこれだけの差があります。

☀️晴れの出現率☔雨の出現率ひとこと
1月67.7%10.1%一年で最も晴れやすい
2月58.6%14.3%晴れ多め・寒さ対策を
3月46.2%28.1%変わりやすい
4月43.2%31.9%桜シーズン・雨も3割
5月36.2%33.4%快適だが曇りが増える
6月23.8%38.2%年間で最も雨が多い
7月30.0%33.3%梅雨明け前後・夕立注意
8月42.2%26.1%夏空は多いが猛暑
9月32.2%37.5%秋雨と台風で雨が多い
10月38.9%32.8%晴れと雨が交互
11月52.1%22.8%秋晴れの狙い目
12月64.0%14.5%冬晴れで晴れやすい
過去43年の天気を集計

1月の晴れ67.7%に対して、6月は23.8%。約2.8倍の差です。90日先の天気マークを眺めるより、この表で月を選ぶほうがはるかに確実に晴れを引けます。

さらに日付単位まで落とすと、こうなります。

順位日付☀️晴れの出現率
11月31日81.4%
21月1日79.1%
31月30日79.1%
41月2日76.7%
51月11日76.7%
612月24日76.7%
712月31日76.7%
81月10日74.4%
91月13日74.4%
102月21日74.4%
晴れやすい日ベスト10(過去43年)

1位は1月31日の81.4%。クリスマスイブの12月24日も76.7%と高めです。365日分の完全なランキングはディズニーの年間の天気出現率|行くのにベストな月は?にあります。

のぶやん
のぶやん

これが「90日先の天気」に対する、いまのところ一番まともな答えだと思っています。予報できないなら、確率で選べばいいんです。

1か月前からの動き方|予約のタイムライン

タイミング見るものやること
1〜3か月前過去43年の日付別の晴れ率候補日を2〜3日に絞る。宿はキャンセル無料で仮押さえ
2週間前(参考)2週間気温予報気温の傾向だけ確認。天気マークは見なくていい
7日前気象庁の週間天気予報大きな崩れがないか確認(適中率74〜78%)
5日前週間天気予報日程を確定。キャンセル期限もここに合わせる
3日前時間帯別の降水確率雨具・服装を決める(適中率82%)
前日〜当日翌日予報・雨雲レーダー降る時間帯だけ屋内に避難する

5日前より手前の予報をどう扱えばいいかは、ディズニーの2週間・10日間天気予報って当たるの?で詳しく書いています。

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90日先の天気は読めない。だから「動かせる予約」で押さえておく

  • キャンセル無料プランなら、候補日を複数キープしても費用は0円
  • 1か月前は過去43年の晴れ率で候補日を決め、5日前の週間予報(適中率78%)で確定
  • 舞浜エリアは埋まるのが早いので、押さえるのは早いほど有利

※宿泊料金・プランの空き状況は変動します。キャンセル料の条件とあわせて、最新情報は楽天トラベルでご確認ください。

よくある質問

1か月先の天気予報は当たりますか?

その日が晴れるかどうかという意味では当たりません。気象庁も「1か月後のある日の天気を晴れ・雨と断定して予報することはできない」としています。気象庁の1か月予報は、平均気温や降水量が平年より高いか低いかの確率を示すものです。

45日先・90日先の天気予報は何を見ているのですか?

多くは過去データの統計値です。実際に「90日先の天気(統計値)」と明記しているサービスもあります。その年の大気を計算した予報ではないため、当たる・当たらない以前に性質が違います。

では1か月先の予定はどう立てればいいですか?

その日付の過去の晴れ率で選ぶのが最善です。ディズニーなら1月(晴れ67.7%)、12月(64.0%)、2月(58.6%)が狙い目。逆に6月(雨38.2%)と9月(雨37.5%)は避けたい月です。

天気予報は何日前から当たるようになりますか?

降水の有無の適中率は7日先で74%、5日先で78%、3日先で82%、翌日で約86%(気象庁)。日程の最終決定は5日前、雨具の判断は3日前が目安です。

コンピュータが進化すれば90日先も当たるようになりますか?

残念ながら難しいです。大気は初期のわずかな誤差が急速に拡大するカオス的な性質を持っていて、予測可能性の限界はおおむね2週間程度と考えられています。計算速度の問題ではなく、大気そのものの性質による限界です。

関連記事

行く月が決まっている方は、月別の日付データもどうぞ。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 1か月先・45日先・90日先の天気予報は当たらない
  • 天気予報の本家本元である気象庁も1か月先の天気予報は当たらないと言っていて、実際1週間先の天気予報までしか発表していない
  • 天気予報の仕組み上、予測時間が長くなってくると予報の誤差も大きくなってしまうから

以上が、「ディズニーの1か月先・45日先・90日先の天気予報って当たるの?解説します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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