雲頂強調画像は大雨の時に使うと便利

気象

こんにちは!のぶやんです。

雲頂強調画像は大雨の時に使うと便利なので、今回解説していきます。

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ひまわり衛星画像「雲頂強調画像」の大雨の実況監視に使うとよい

気象庁のひまわりの衛星画像は、可視画像や赤外画像や水蒸気画像はおなじみですが、今回は雲頂強調画像の使い方について紹介します。

タイトルにもしていますが雲頂強調画像は、大雨の時に使うととっても便利です。

雲頂強調画像と対流圏の気温との関係

雲頂強調画像は、日中は、可視画像、夜間は赤外画像を使ってその上に雲頂高度の温度によって色付けをしているものです。

配色は気象衛星センターHPに記載しているものをもってきました。

273Kが大体0℃なので200Kが-73℃、240Kが-33℃になります。

暖色系で温度が低く、寒色系が温度が高くなっています。

ここで、対流圏の話を少しします。

僕たちが住む地球では対流圏内で大体雨や雲が発生します。

対流圏は季節によって変動があり、冬で上空8キロ付近、夏が上空16キロ付近までが対流圏になります。

対流圏内は1キロで約6.5℃上空に向かって下がります。

例えば、夏場地面の気温が30℃だとして、対流圏圏界面までの気温は約‐73℃になります。

図にしたらこんな感じです。

雲頂強調画像の配色の赤色200K(-73 ℃)になります。

対流活動が活発なほど、雲頂温度は低くなります。

なので、雲頂強調画像だと対流活動が活発であれば暖色系となります。

対流活動が活発イコール大雨の時になりやすくなるので、大雨の実況を確認する際にとても便利です。

「最も強い雨は最も高い雨雲からは降らない」

雲頂強調画像にて、大雨の実況監視にはとても役に立つことを紹介しましたが、一方でこんな研究結果もあるので紹介しておきます。

東京大学の研究で「最も強い雨は最も高い雨雲からは降らない」というのがあります。

いままでは、高さが極端に高い積乱雲は極端に強い雨をもたらすと考えられていました。

でもこの研究によれば、最も強い雨は最も背の高い雨雲から降らないことを発見したとのことでした。

なので、大雨をもたらすのはめちゃくちゃ発達した積乱雲ではない場合があるので、雲頂高度だけではなく不安定さや大雨が降るメカニズムや要素・背景をしっかり確認する必要があるってことになります。

実際の実況で使ってみました

実際に雲頂強調画像を使ってみました。

レーダー画像みると、鹿児島県の薩摩半島付近でまとまった雨になっていました。

まずはこれを赤外画像でみてみます。

雨の強いところは、白色のところが濃厚になっているところがわかります。

さらに同じ時間の雲頂強調画像を見てみてみます。

これをみると対流が活発になっているところがよりわかりやすくなりますね!

今回は一番対流が活発とされる真っ赤っかではないですが広い範囲で暖色系が広がっています。

雲頂強調画像を動画再生するのがオススメです!雲がどういう動きをしているか理解しやすいです。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 衛星画像の雲頂強調画像は大雨の際に実況を確認するのに便利
  • 雲の対流活動がどれくらいかを確認するのに便利
  • 赤外画像よりも対流の活発度合いが、より可視化しやすくなっている。

以上が「雲頂強調画像は大雨の時に使うと便利」でした。

※画像は気象庁HPおよび気象衛星センターの画像を引用しました。

よんでいただきありがとうございました。

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