こんにちは!のぶやんです。
今回は、狐雨の意味や読み方について解説していきます。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 家族だんらんが好き
狐雨とは?意味や読み方は?
狐雨とはどういう意味なのでしょう?
道路を歩いていたら、突然雨がパラパラと降ってきてふと空を見上げても雲がなくいい天気ってことがあります。
このような、晴れていて良い天気なのに降っている雨のことを狐雨といいます。
読み方は、「きつねあめ」となります。
狐雨と呼ばれるのは、、晴れていても雨が降るという嘘みたいな状態を、狐に化かされているような感覚を感じて呼んだものと考えられています。
狐って結構昔話だと変身なんかして人間をだましたりする話あるので、狐には不思議な力があるといわれていたことから、狐の仕業と見なしてたんでしょうね。
実際に、狐雨が降るのはどういう仕組みなのでしょうか?
狐雨が発生するときにはいくつかパターンがあるとされています。
- 雨が地表面まで達するまでに雨を降らせた雲が移動したか消滅してしまった
- 遠くにあったりして視界の外にある雨雲(例えば山の向こうで見えないとか)からの雨が風に流されて降ってきた
- ほぼ晴天の中、ごく一部に雨を降らせる雲があってその雲から雨が降ってきた
狐雨と同じ意味の言葉
狐雨と同じ意味の言葉がいくつかありますので紹介していきます。
まずは、「天気雨」です。
晴れているのに雨が降っている時一番よく使われている言葉なのではないでしょうか?
続いて、「天泣(てんきゅう)」という呼び方もあります。
天泣は中国から来た言葉で、天気雨と同じように、雨を降らせる雲がないのに雨が降った時に、「天が泣いたのだろう」として「天泣(てんきゅう)」と呼ばれています。
続いて、「狐の嫁入り」です。
狐雨と同じく雨が降っているのに晴れているという天気が、もしかして狐に化かされているように感じることから狐の嫁入りという表現をされてきました。
他にも「日照り雨」とか「日向雨」などとも呼ばれます。
海外にもある狐雨と同じ意味の言葉
上では日本で使われる狐雨と同じ言葉を紹介してきましたが、海外にも狐雨と同じ意味の言葉があります。
こちらのサイトを参照しましたが国・言語が違ったりしても多数存在しています。
- 英語だと「sun shower」(a light rain while the sun shines のように説明的に言わないと通じないこともあるんだとか)
- 北欧やオランダだと「太陽の雨」 (solregn、zonregen)
- 韓国だと「キツネの雨」 (ヨウ・ピ)
- マレーシアは日本と同じく「キツネの嫁入り」 (kurukkande kalyanam)
- アラビア語だと「ネズミが結婚している」
- ハンガリー語「ジプシーの結婚式」、「悪魔が結婚式を挙げている」
- ロシア語「きのこの雨」 грибной дождь
- ドイツ語「悪魔が教区で市を開いている」、「四月の雨」(スイス)
言い方は違ってもみんな狐雨と同じような言葉があるんですね~。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「狐雨の意味や読み方を解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。