こんにちは!のぶやんです。
天気のことわざに「クモの巣に露がつくと晴れ」っていうのがあります。
なんでそんな風に言われてるのか?解説していきます。
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クモの巣に露がつくと晴れっていわれるのはなぜ?
天気のことわざ「クモの巣に露がつくと晴れ」ってなんでそんな風にいわれるのでしょう?
晴れた朝には、草に露がついていたりしますね。
これを朝露とかいったりします。
露ができる時って、曇りで風がある夜よりも晴れた静穏な夜です。
晴れた夜は、地面近くでは放射冷却によって地面近くの物が赤外放射を射出して急速に冷えます。
さらに、風がほとんどなかったりすると放射冷却がさらに効いてどんどん冷えていきます。
地面付近の空気は冷やされることによって、露点に至って飽和します。
葉っぱの表面で露点より冷えると空気中の水蒸気が葉っぱの上に凝結して露ができるのです。
クモの巣でも同じでクモの巣の表面の空気が露点より冷えて水蒸気が凝結して冷えて露ができます。
晴れて風も弱い夜には放射冷却が効いて露が発生する時っていうのは、気圧配置は高気圧におおわれている時です。
ということで、天気が良くて放射冷却が効くときにはクモの巣に露がおりるので「クモの巣に露がつくと晴れ」って言われているのです。
ちなみに、「朝露がおりると晴れる」って天気のことわざもあって今回のことわざと原理は全く同じです。
「クモの巣に露がつくと晴れ」が本当なのか実際の事例をみてみよう
クモの巣に露がついて晴れになってた事例を見ていきましょう。
ツイッターでクモの巣に朝露がついてたってつぶやいている方をみつけました。
京都の公園のアカウントなんですかねえ。
今回紹介した天気のことわざについても知っている方がつぶやかれたんだと思います。
この日(2020年10月20日)の天気図を見て見るとこんな感じで日本は広く秋の移動性高気圧に覆われていて、晴れていたようです。
京都でも、前日の夜から晴れてて風も弱く放射冷却が効いて露が発生したんだと思います。
同じ日のつぶやきを探してみると、朝露をみつけたってつぶやきも結構みられました。
秋田県からの気象予報士の方のつぶやきを紹介しておきます。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「クモの巣に露がつくと晴れっていわれるのはなぜ?」でした。
読んでいただきありがとうございました。