こんにちは!のぶやんです。
僕の簡単なプロフィールです。
のぶやん
・気象予報士(福岡あたりの気象のこと中心)
・マラソン(サブ3.5)
・家族との時間が一番好き
梅雨前線の天気の分布について
梅雨前線がある時の天気の分布について紹介します。
前線からの距離が遠ざかるについて天気が良くなっていきます。
図にするとこんな感じです。
実際きっちりこうなのか?といわれたら大体の目安ととらえてもらうのが良いです。
梅雨前線の南側~前線付近は雨の降り方に要注意!
前線の南側と北側で雨の降り方が違います。
2020年(令和2年)7月6日 の福岡県に特別警報が発表された事例です。
この時、福岡県は前線の南側でした。
福岡県に限らず、前線の南側になったら大雨に注意しくださいね!
入梅と梅雨入り
「入梅」という言葉がありますが、梅雨の時期になったことを示すために江戸時代ごろにはじめられた暦の一つです。毎年6月11日が入梅にあたります。
一方、梅雨入りは気象庁が各地方ごとに発表しています。
地方 | 平年 |
沖縄 | 5月10日ごろ |
奄美 | 5月12日ごろ |
九州南部 | 5月30日ごろ |
九州北部 | 6月4日ごろ |
四国 | 6月5日ごろ |
中国 | 6月6日ごろ |
近畿 | 6月6日ごろ |
東海 | 6月6日ごろ |
関東甲信 | 6月7日ごろ |
北陸 | 6月11日ごろ |
東北南部 | 6月12日ごろ |
東北北部 | 6月15日ごろ |
梅雨入りの平年値をもってきました、沖縄や奄美地方を除いて、季節の移り変わりを考慮すると入梅と梅雨入りは近いですね。昔の人もよく考えたものですね。
ちなみに、気象庁は梅雨入り・梅雨明け発表していますが、それは速報値で
秋ぐらいに確定値として改めて発表しています。
梅雨入りから梅雨明けまでのスケジュール
大体の梅雨入りから梅雨明けまでの流れです。
- 6月上旬梅雨入り
- 6月中~下旬前線が近づいて大雨警報になるくらいの大雨
(前線も長く停滞しない) - 6月中~下旬梅雨の中休み
(前線南下) - 7月上旬~中旬梅雨末期
前線が停滞し続けて大雨が続く一番大雨に注意するとき! - 7月中旬梅雨明け(夏本番!)
梅雨入りしてもは、最初雨があまり降らないことが割とあります。これを梅雨の中休みといいます。
たまに前線が北上してきて大雨を降らせても、一時的で梅雨前線も停滞しません。
梅雨末期と呼ばれる7月上旬~中旬になると、前線が九州北部付近に停滞していることが多く、一番災害に気を付けるべき時期です。
サブハイに覆われるようになると梅雨明けの目安
サブハイとは500hpa天気図の5880mの等高度線に対応していて、太平洋高気圧に対応すると言われています。
予想資料でサブハイに覆われるようになってくると、地上でも太平洋高気圧に覆われるようになり、梅雨明けの目安とされます。
2021年の九州北部地方の梅雨明け時の500hpaの天気図ですが、サブハイに覆われています。
梅雨明けしたら今度は熱中症に注意!
梅雨明けしたら、大雨のおそれは少なくなって一安心ですが、熱中症に警戒が必要になってきます。
特に梅雨明け直後は要注意!
熱中症警戒アラートが発表されている場合は、要注意です。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が梅雨前線は前線南側で大雨になりやすい!梅雨明けの目安ってある?でした。
読んでいただきありがとうございました。