天気予報の時々・一時・のち・所によりの使い方を解説します

気象

こんにちは!のぶやんです。

今回は、天気予報の時に使われる用語「時々」・「一時」・「のち」・「所により」がどんな時に使われるのか解説していきます。

のぶやん
のぶやん

僕の簡単なプロフィールです。

  • 気象予報士(福岡)
  • 家族だんらんが好き
スポンサーリンク

「時々」の使われ方

天気予報で「明日の天気は、晴時々曇りでしょう。」って言われることがあります。

この天気予報で使われる「時々」は、現象が断続的に起こって、その合計期間が予報期間の2分の1未満の時に使用します。

例えば、明日の予報がこんな感じだとしましょう。

大体は晴れていて、7時~11時、13時~17時の計8時間が曇りと予報していたとします。

予報期間が24時間あるうちの晴れている2分の1未満(12時間未満)がくもりで断続的にくもりの予想になっているので、この予報は「晴時々曇り」になります。

曇り時々雨については一例としてはこんな感じになります。

「一時」の使われ方

天気予報で使われる「一時」は、現象が連続して起こり、その期間が予報期間の4分の1未満の時に使用します。

明日の天気予報がこんな感じだったとします。

大体は晴れていて、13時~17時の4時間が曇りと予報していたとします。

予報期間が24時間あるうちの晴れている4分の1未満(6時間未満)がくもりでくもり予想になっているので、この予報は「晴一時曇り」になります。

「曇り一時雨」についてはこ一例としてはこんな感じになります。

「のち」の使われ方

天気予報で使う「のち」とは、予報期間の前後で現象が異なる場合に使用します。

明日の予報の例をもってきました。

前半晴れていて、午後から曇りという予報です。

このように前半・後半で現象が変わっているのでこの予報は「晴一時曇り」となります。

「所により」の使われ方

天気予報で使われる「所により」は、雨などの現象が、予報する場所全体の50%未満で散在している時に使われます。

実際に、島根県西部に発表されていた予報をもってきました。

島根県西部は「所により雨か雪」が降るよと予想されています。

実際に昼前の時間帯の雨雲レーダーをみると島根県には面的には沢山ではないけど、ちょこちょこ雨雲が島根県にかかっています。

天気予報のとおり所によっては雨か雪が降っていたってことですね。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 「時々」は、現象が断続的に起こって、その合計期間が予報期間の2分の1未満の時に使用する
  • 「一時」は、現象が連続して起こり、その期間が予報期間の4分の1未満の時に使用する
  • 「のち」とは、予報期間の前後で現象が異なる場合に使用する
  • 「所により」は、雨などの現象が予報する場所全体の50%未満で散在している時に使用する

以上が、「天気予報の時々・一時・のち・所によりの使い方を解説します」でした。

読んでいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました