こんにちは!のぶやんです。
日本の冬に寒波をもたらすシベリア気団がなんで高気圧になるのかを解説していきます。
のぶやん
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シベリア気団が高気圧になる理由
シベリア気団が高気圧になる理由はなぜでしょう?
シベリア気団は地球規模で寒気が蓄積されることにより形成されます。
シベリア気団ができる大陸の高緯度では、太陽からの位置が低くてほどんど登ってきません。
このため、太陽からの光が少なくなってしまって、気温が低くなります。
さらに夜は放射冷却がきいてさらに冷えていきます。
地表面から寒気がどんどん溜まっていくのです。
イメージだとこんな感じです。
大陸で溜まりに溜まった寒気が、日本に流れ込んでくるのが寒波がシベリア気団と呼ばれるものです。
冷たい空気は、暖かい空気と比べると重たいです。
重たい空気は高気圧を形成します。
この高気圧は、シベリア高気圧で背の低い高気圧を形成します。
つまり、シベリア気団がシベリア高気圧を形成しているってことなんです。
シベリア気団とシベリア高気圧の違い
シベリア気団とシベリア高気圧の違いってなんでしょう。
気団というのは、広い範囲で温度や湿度のほぼ一様な性質をもった空気の塊のことをいいます。
一方、気圧は相対的に気圧が高いか低いか(高気圧か低気圧か)をいっています。
シベリア気団とは大陸でできたとっても冷たい空気の性質のことをいっています。
このシベリア気団は、冷たくて重たいので高気圧を形成するからシベリア高気圧と呼ばれます。
なのでシベリア気団とシベリア高気圧は見方が違うだけで見ているものは同じってことですね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「シベリア気団が高気圧になる理由を解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。