こんにちは!のぶやんです。
今回は、霧と雲の違いについて解説していきます。
のぶやん
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- 気象予報士(福岡)
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霧と雲だとでき方が違う?霧と雲の違いは?
霧と雲は、どっちも湿った空気が冷やされて、空気中の水蒸気が凝結して気体から液体に変わることによって細かな水滴になって浮遊している状態をいいます。
湿度はほぼ100%になっていて人の目にもみえるようになっています。
ですから、霧と雲のでき方は水蒸気の凝結によって水滴の浮遊している状態になるため同じです。
でき方は同じですが、霧と雲の違いを決定づけるものとは何でしょうか?
気象庁の資料には、雲と霧についてこのように記載があります。
雲は,微細な氷の粒や水滴が集まり,空中に浮遊しているもので,地表面に接する場合には雲といわず霧という。
なので、霧と雲との違いは、空中に浮遊している状態は雲で、地表面に接している場合には霧ということになります。
例として、山にかかっている雲の写真をもってきました。
雲が山肌ににかかっていますが、観測した人が雲がかかっているところで観測したらそこが地表面になるので霧とされて観測され、山のふもとで観測していたら雲として観測されるってことになります。
観測する人の場所によって霧か雲か捉え方が変わってくることもあるってことですね。
ちなみに、気象庁の霧の定義では、「微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態。」となっています。
さらに霧が濃くなると濃霧になります。
濃霧は、視程が陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧のことです。
濃霧によって交通機関等に著しい支障を及ぼすおそれがあると予想される時には、気象庁から濃霧注意報が発表されます。
まとめ
今回の内容について、まとめました。
以上が、霧と雲の違いってなに?でき方って違うの?でした。
読んでいただきありがとうございました。