富士山に笠雲・つるし雲ができると天気が下り坂になる?

気象

こんにちは!のぶやんです。

富士山に笠雲やつるし雲がかかると天気が下り坂になったりすることがあります。

どれくらいの確率で雨になりそうなのか解説していきます。

のぶやん
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富士山に笠雲やつるし雲がなぜできる?

富士山に笠雲やつるし雲ができる理由を説明してきます。

富士山はみんな知ってる日本で一番高い山です。

富士山の周辺は、周りに高い山がないので、独立した山を風がこえるときに、珍しい雲ができます。

それが「笠雲」や「つるし雲」です。

笠雲は昔の人の帽子「笠」似ているので笠雲といわれます。

つるし雲はまるで空中に吊るしてあるように見えるので吊るし雲と言われています。

なぜ笠雲やつるし雲はどうやってできるのでしょう?

天気が悪くなる時には、湿った空気が流れ込んでくることが多いです。

湿った空気が流れ込んできて、富士山にぶつかるとそのまま山に駆け上っていきます。

山を登るうちに湿った空気は冷やされて、山の頂付近では雲となるのです。

山頂付近にできる雲が「笠雲」です。

山を越えて下ると、空気が暖かくなって雲はなくなり再び水蒸気になります。

その後、風下では上下に波打って吹き抜けていく際にも上昇するところで雲ができます。

この上昇するところでできる雲が「つるし雲」になります。

下降するところで雲が消えます。

図にするとこんな感じです。

富士山に笠雲がかかる・つるし雲ができる時の雨の確率は?

「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」ということわざがあります。

昔の人も富士山に笠雲がかかるのをみて天気が悪くなりそうだなあと観天望気して、明日の天気を予想していたんでしょうね。

実際に、富士山に笠雲・つるし雲ができるとどれくらいの確率で雨が降るのでしょうか?

笠雲・つるし雲が出現したときの雨の降った確率は、過去の調査によるとこのようになっています。

雨の降る確率
笠雲72%83%76%57%
つるし雲84%88%79%65%

笠雲・つるし雲のどちらも夏に出現した時には、雨になる確率が80%以上と一番高くなっています。

春や秋も雨になる確率は80%くらいなのでかなり高いですね。

春夏秋に見かけたらかなりの高確率で雨が降るといっていいでしょう。

雨の降る確率が一番低かった冬でも50%超えています。

ちなみに笠雲が20種類ほど、つるし雲は10数種類ほど分別されています。

※参考 くものてびき 

笠雲・つるし雲があらわれたら雨がふるのか実際に見てみる

実際に笠雲・つるし雲が富士山にあらわれた事例をみてましょう。

2019年11月18日16時頃の富士山です。

笠雲とつるし雲どっちもでていますね。

この時の天気図は、こんな感じです。

高気圧が日本の東にあって日本海に低気圧が発達して、南から暖かく湿った空気が流入していたことが伺えます。

その後低気圧から伸びる寒冷前線の通過に伴って、雨が降りました。

富士山をライブカメラをみてみよう

富士山から遠く離れていても、富士山をいつでもライブカメラで確認してみることが可能です。

笠雲やつるし雲ができるのかを確認して、その後実際に雨が降るのかをみてみると面白いですよ~。

まとめ

今回の内容について、まとめました。

まとめ
  • 笠雲は、湿った空気が富士山にぶつかって山を駆け上って冷やされて山頂付近でできた雲
  • つるし雲は、山の風下で波打って上下して吹き抜ける際にできる雲
  • 笠雲・つるし雲ができる時に春夏秋だと約80%の高確率で雨が降る(冬でも50~60%)

以上が、富士山に笠雲・つるし雲ができると天気が下り坂になる?でした。

読んでいただきありがとうございました。

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