こんにちは!のぶやんです。
今回は、カッコいい名前の気象現象・気象用語を紹介していきます。
知ってて日常でさりげなく使うとカッコいいかも?です。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 家族だんらんが好き
かっこいい名前の気象現象・気象用語ってどんなの?
かっこいい名前の気象現象・気象用語をどんどん紹介していきます。
色々紹介していくので、これいいぞ!ってなったやつは日常でさりげなく使うとカッコいいかも?しれません。
塵旋風(じんせんぷう)、ダストデビル
「塵旋風」はかっこいい気象ワードですよね!
小学校の運動場とかでぐるぐる渦を巻いているのみたことあると思いますがあれが塵旋風です。
他の言い方だとつむじ風とかいったりしますね。
一般的によく晴れた暑い日に良く表れやすいです。
あと、英語でいうとダストデビルと呼ばれていてこの言い方もカッコいい。
使い方としては運動場とかで遊んでいて、「くっ!ダストデビル(塵旋風)が発生しやがった!」とか言ったらカッコいいかもしれません。
ブルーモーメント
夜が明ける前と夕焼けが沈む頃にわずかな時間にあらわれる、あたりが青い光に照らされる現象のことをブルーモーメントと言います。
天気の良い日に遭遇できるので、高気圧に覆われて日中晴れてた日の夕方なんかはずっと空を見ていたらブルーモーメントを見ることができます。
下の写真は僕がとったもので、夕焼けとブルーモーメントって感じですね~美しい。
ちなみにこの日の天気図だと福岡県は高気圧に覆われてて快晴でした。
使い方としては、「ふぅ、今日も一日の終わりに美しいブルーモーメントに出会えたぜ。」って感じでしょうか。
インディアンサマー
インディアン・サマーって聞きなれないかもしれませんがこれは小春日和のことです。
小春日和とは、晩秋から初冬(大体11月中旬~12月上旬)頃にかけてみられる暖かくておだやかな晴天のことをいいます。
これが英語だとインディアンサマーと呼ばれています。
使い方は小春日和に、「ふぅ、今日はなんてインディアンサマーな日なんだ!」って言ったらカッコいいかもしれません。
アレキサンダーズ・ダークバンド
アレキサンダーズ・ダークバンドも割と身近に起きる気象現象のカッコいいワードだと思います。
これは何かというと、二重に虹ができるときってありますよね。
内側が主虹、外側が副虹って呼ばれています。
主虹と副虹の間がアレキサンダーズ・ダークバンド(アレキサンダーの暗帯) と呼ばれていて他の部分よりも暗くなります。
これはそれぞれの虹によって光が反射されるため暗くなってしまうのです。
使い方としては、主虹、副虹が見えてるときに「アレキサンダーズ・ダークバンドができてやがる!」とかになるでしょうか。
JPCZ
JPCZってワードもカッコいいに挙げさせてもらいましたが、これは冬になるとみられる気象現象です。
JPCZとは、できるのは日本海寒帯気団収束帯の略です。
JPCZは冬に大陸からの寒気が日本海に流れ込んでくるときに朝鮮半島になる白頭山付近で迂回するように二手に分かれて、日本海で合流し収束のことをいいます。
JPCZの収束した雲域がかかると短時間でどかどか雪を降らせて大雪の原因になります。
ちなみに、JPCZはJapan-Sea Polar-Airmass Convergence Zoneの略になります。
使い方としては、「JPCZの野郎が大雪を降らせやがったな!」とかになるかなあと思います。
時雨(しぐれ)
時雨もなんだかかっこいいワードですよね。
晴れたかと思ったらまた曇り、曇ったかと思うとまた晴れるような空模様で、時折断続して降る雨のことを時雨と言い大体晩秋(10月半ば)から初冬(11月末)にみられます。
日本海側の地域で大陸からの北西季節風によって積雲が流れて行くときに降ります。
季節を限定せず、断続的に降る雨も「しぐれ」とよぶことがあるみたいです。
霞(かすみ)
続いて霞です。
霧・もや・煙霧・黄砂・花粉とかもろもろの影響で景色がかすむのを霞(かすみ)っていわれています。
実際気象の用語としては、使用されていなくて春の季語として使われています。
春には黄砂とか花粉が舞っていて景色がすんでいることもありますので景色がかすむことがありますので、これも霞っていってよさそうです。
特に、春の霞を春霞っていったりします。
朧(おぼろ)
朧も字面からもカッコよさが伝わってくるかと思います。
霞(かすみ)も朧(おぼろ)も同じ現象のことをいっています。
霧・もや・煙霧・黄砂・花粉などの影響によって景色がぼんやりかすんで見通しが悪くなる状態のことです。
違いは、現象が起きているのが昼間だった場合は霞なんですが、夜は朧っていうようになります。
日本人って言葉の使い方が細やかですよね~。
ダイヤモンドダスト
気象現象でカッコいい名前としてまず思いつくのといえば、やっぱりダイヤモンドダストですよね~。
気象の区分で言ったら細氷(さいひょう)といわれていて、空気中の水蒸気が昇華してできた、ごくごく小さな氷晶が降ることの別名がダイヤモンドダストです。
マンガの聖闘士星矢の技でもでてきますが、実際の気象現象のダイヤモンドダストは7色に光って美しいです。
動画でみるとこんな感じです。
真冬の北海道で見られることが多いですが、過去には北海道以外でも見られることもあるようなので見られたらラッキーかもしれません。
天使のはしご(梯子)
続いて天使の梯子ってワードです。
太陽が雲で隠れていて、その雲の切れ間から光が漏れて、地上に降り注ぐことを天使の梯子っていいます。
別の言い方で薄明光線って言ったりもします。
写真だとこんな感じです。
割と見かけることが多いので見かけたら、天使の梯子が見えるよ!って人に教えるだけで物知りって意味でカッコいいかもしれません。
碧羅の天(へきらのてん)
晴れ渡った青空のことを碧羅の天といいます。
鬼滅の刃の好きな方は、実は知っている人は主人公炭次郎の必殺技の一つにも出てきますね!
無限列車編あたりで出てきます。
晴れ渡った青空をみたら、炭次郎のように日輪の輪郭のように手で円を描きながら「ヒノカミ神楽・碧羅の天!」と叫べば周りと差をつけられてカッコいいです。
干天の慈雨(かんてんのじう)
日照り続きの時に降る恵みの雨のことを干天の慈雨(かんてんのじう)といいます。
これも鬼滅の刃で必殺技の名前ででてきますね~。
水の呼吸伍ノ型になります。
日照り続きでやっと雨が降ってきたって時に「干天の慈雨!」と叫べばきっと皆振り返り一目置かれるはずです。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「かっこいい名前の気象現象・気象用語を紹介します」でした。
読んでいただきありがとうございました。