こんにちは!のぶやんです。
今回は桜の標本木ってどうやって決められているのか?解説していきます。
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標本木とは?
気象庁が毎年桜の開花や満開を観測してくれています。
そして、開花・満開を観測するための木をあらかじめ決めているこの木のことを標本木といいます。
さくらの
標本木ってどうやって決めているの?
気象庁が桜の開花や満開などを観測するときの標本木っていうのはどうやって決めているのでしょう?
気象庁の生物季節観測指針によれば、標本木についてはこんな風に書いています。
植物の観測は、原則として気象官署の構内に1本の観測用の正標本木を定め、この1本を対象に観測を行う。
構内に標本木を植栽できないとき、又は標本木として植栽してある植物が観測に適さないときには、気象官署の付近の公園等にある植物を標本木に選定し、それについて観測を行う。
なので、基本的には、標本木は各県の気象台の敷地に植えるところが多くて、気象台に植えられない場合には気象台近くの公園等にある桜を標本木とするようです。
また、標本木には正・副とあって正が万が一病気や不測の事態に備えて、正の近くに副を植えているようです。
各県の桜の標本木がどこに植えてあるのか?については下の記事にまとめています。
福岡だったら、大濠公園のすぐ隣が福岡管区気象台になるので公園のお散歩ついでに桜の標本木を見ることができます。
大体の県は気象台の敷地に桜の標本木を植えているようですが、東京だったら靖国神社の桜の木を標本木にしていたりします。
桜の他にも気象庁が観測している植物は?
春になると気象庁の桜の開花観測ニュースで流れますが、実は桜以外にも植物を開花などを観測しています。
- あじさい(開花)
- うめ(開花)
- さくら(開花・満開)
- いちょう(黄葉・落葉)
- かえで(紅葉・落葉)
- すすき(開花)
ちなみに、桜の開花・満開の観測基準についても記載があり桜の開花日とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日をいい、満開日とは、標本木で約 80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、「桜の標本木ってどうやって決めてるの?解説します」でした。
読んでいただきありがとうございました。