こんにちは!のぶやんです。
今回は残暑とは何なのか?残暑っていつまでのことをいうのか?解説していきます。
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残暑ってなに?残暑っていつまでなの?
残暑ってなんでしょう?
残暑とは、暦の上では立秋(8月8日頃)を過ぎて秋分(9月23日頃)までの間の時期の暑さのことを指します。
なので残暑っていつまで?と言われたら、立秋(8月8日頃)を過ぎて秋分(9月23日頃)までの間になります。
立秋~秋分までの期間で大体最高気温が30℃以上の真夏日や猛暑日になる場合となると、「残暑が厳しい」といってよさそうです。
でも実際には、立秋である8月8日前後くらいは夏真っ盛りで、1年で一番暑い時期なので、残暑は厳しいのは当然ですよね。
ちなみに、立秋以降に手紙を出すときには、「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に変わります。
残暑となる原因は?
残暑となる原因とはなんなのでしょう?
これは夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の仕業です。
通常9月頃になってくると寒冷な移動性高気圧が偏西風の中にともなって大陸から流れ込んできて気温が下がります。
でも、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の勢力が依然強い場合や、一度太平洋高気圧が南下しても再び日本付近に張り出してきた場合に残暑となります。
「残暑が厳しい」といって良い典型的な夏の天気図をもってきました。
2013年8月13日の天気図です。
太平洋高気圧が鯨の尾っぽみたいになっているのが典型的な夏の天気図です。
それにしても高知で41℃は相当暑いですね。
現在でも歴代気温ランキングにランクインしています。
それから2005年9月13日の天気図をもってきました。
9月なのに東から太平洋高気圧が張り出して、西日本と東日本で厳しい残暑になっていました。
地球温暖化で昔より残暑が厳しくなってる?
地球温暖化が近年よく取り上げられていますが、残暑も厳しくなってくるのでしょうか?
気象庁の資料をみてみると、全国の猛暑日の年間日数は増加しています。
最近30年間(1992~2021年)の平均年間日数は約2.5日で、統計を始めた最初の30年間(1910~1939 年)の平均年間日数(約0.8日)と比べて約3.3倍にも増加しているみたいです。
グラフをもってきました。
特に90年代くらいから増加してますね。
ってことで地球温暖化が進んでいるので、昔よりも残暑が厳しくなっているのは確実です。
今後もこの傾向が続けばさらに残暑は厳しくなりそうですね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、残暑とは?残暑っていつまでなの?でした。
読んでいただきありがとうございました。