こんにちは!のぶやんです。
今回は雨粒の形ってどんな形なのか解説していきます。
僕の簡単なプロフィールです。
- 気象予報士
- 4歳、0歳の子どものお父さん
雨粒の形は涙の形?しずくのような形?あんぱんの形?
子どもに絵本を一緒に呼んでいると雨粒がでてきたります。
絵本の中では、雨滴の形は大体涙の形だったり、雫の形だったりします。
我が家で人気の雨粒がでてくる絵本を紹介します。
- しずくのぼうけん
しずくちゃんが雨になったり、氷になったり姿を変えて冒険します。
結構科学的なので子どもにに雨に興味をもってもらうきっかけになります。
- おじさんのかさ
雨が降ってもかさをささない。
かさへの異常な愛がおじさんを変なおじさんにする…。
おじさんの話なのに子どもはなぜ惹きつけられるんでしょうねえ。
どちらの絵本でも、雨滴は涙の形、しずくの形だったりします。
大体みんな知ってるこんな形ですよね。
でも実際の雨滴の形は涙型、雫の形ではないんです!
どんなかたちなのか?
形状は水滴の大きさで変わってきます。
気象の勉強をした人なら絶対もってる「一般気象学」に雨粒の形状が載っているのでもってきました。
直径2ミリよりも小さい雨粒はおおよそ球形をしています。
水滴の表面張力によって、水滴は表面の面積が最小になるような形状になりやすいのです。
要は球形になりたがる性質があるんですね。
水滴が直径2ミリを超えるとどうなるのでしょうか?
これをみると底面が横に広がって平らになり、上面は丸い形をしています。
これは、大きな水滴が落下する時には、水滴に対する空気の抵抗が大きくなるためお饅頭のような形になります。
雨粒の形は、2ミリ未満の小さいものは球形、2ミリを超える大きなものはお饅頭のような形になります。
雨粒とは直径が0.1mm以上の水滴のことです。最大の直径は約8mm程度になることもあるようです。
大体は直径4ミリ~6ミリくらいになれば形を保てなくなって分裂してしまいます。
直径0.5ミリ未満の雨滴は霧雨になります。直径0.1mm未満だと雲粒になります。
アメリカでは雨粒はハンバーガーのパンの形!
日本ではおまんじゅうみたいな形みたいないわれ方をしますが、文化が違えばたとえも変わってきます。
アメリカでは雨粒はハンバーガーのパンみたいな形なんていわれています。
アメリカ国立気象局(NWS)のつぶやきを紹介します。
いわれたらハンバーガーのたとえも全然それっぽいなあと感心しました。
面白いですね~。
(おまけ)雨粒の色は水色?
雨粒の色は水色で絵本とかで表現されてたりしますが、実際のところは雨粒は透明なんです。
これは水(H2O)を構成している水素(H)と酸素(O)が光を透過しやすい性質をもっているためです。
なので最初に僕が書いてみた水色で着色した涙型の雨粒は、透明なお饅頭の形が正解ってことになりますね。
まとめ
今回の内容についてまとめました。
以上が、雨粒の形は涙?しずく?あんぱん?でした。
読んでいただきありがとうございました。