高気圧には暖かい高気圧と冷たい高気圧があるよ

気象

こんにちは!のぶやんです。

高気圧には暖かい高気圧と冷たい高気圧があるんです。

それぞれ性質が異なっているので解説していきます。

のぶやん
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暖かい高気圧とは? 

暖かい高気圧とはどのように形成されるのでしょうか?

暖かい高気圧は発達すると、高気圧の背が高くなります。

背が高くなると、対流圏界面が成層圏まで盛り上がってきます。

その場合、対流圏の気温は周囲の成層圏の気温よりも低くなります。

周囲の空気より重いことになります。

図にするとこんな感じです。

Aの空気の塊はBの空気の塊より総和で冷たくて周囲より重たいので地表面で高気圧となるのです。

地上の空気は地表から上空までの空気の重さの総和になりますので、十分な寒気があれば地表では高気圧になります。

冷たい空気は重たいので重い空気は下降し断熱圧縮の効果により温度が上昇するので、地上付近の気温は高くなります

空気が下降することで乾燥するので好天をもたらします。

これが暖かい高気圧です。

温暖高気圧といわれたりします。

代表的なのが夏の太平洋高気圧で、太平洋高気圧に覆われると天気が良くて、高温になりますよね。

冷たい高気圧とは?

続いて冷たい高気圧はどのように形成されるか見ていきます。

冷たい高気圧の代表格のシベリア高気圧の場合で説明していきます。

シベリア高気圧は大陸の放射冷却によって形成されます。

放射冷却によって地表面から冷たい空気がどんどんたまっていきます。

冷たい空気は重たいので気圧が高くなり、高気圧を形成することになります。

たまった冷たい空気はある程度たまると、冬場に日本付近まで寒波として流れ込んできます。

これが冷たい高気圧です。

寒冷高気圧と呼ばれたりします。

暖かい高気圧が背が高い高気圧なのに対して、冷たい高気圧は背の低い高気圧なんです。

代表的なのがシベリア高気圧で、寒波となって日本にJPCZで大雪をもたらしたりします。

冷たい海面で似たように高気圧を形成してできるのが、オホーツク海高気圧になります。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 暖かい高気圧は背の高い高気圧で、成層圏まで盛り上がって、空気の重さの総和で重たいので高気圧が形成される
  • 上空の冷たい空気が下降することにより断熱昇温して地上付近の気温が昇温する
  • 冷たい高気圧は、放射冷却等で冷やされて冷たい空気が地表面付近に溜ることにより高気圧が形成される

以上が「高気圧には暖かい高気圧と冷たい高気圧があるよ」でした。

よんでいただきありがとうございました。

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