先に結論:京都の1月は「底冷え」という言葉が生まれた月です。平均最低1.1℃、氷点下になる日が月10.1日。東京より最低気温が低い日も珍しくありません。
気象庁が京都地方気象台で観測した1967〜2025年の59年分・1,829日を集計しました。京都の寒さは気温の数字以上にこたえます。盆地で風が弱いぶん、冷たい空気が地面近くにたまる——これが「底冷え」の正体です。1月の冬日は月10.1日。下のツールで、行く日の気温と天気の確率を日付別に確認できます。
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京都1月の天気|過去59年(1967〜2025年)の日付別データ
京都地方気象台の1月の観測データ1,829日ぶんを、1日ずつ集計しました。行く日の行を見れば、その日が過去59年で何度だったのか、何%の確率で晴れ・くもり・雨だったのかが分かります。予報ではなく実績です。
京都1月の天気出現率|晴れ46.6%・くもり11.8%・雨14.2%・雪27.5%
気象庁の各管区気象台が公表している「天気の出現率」と同じ定義で、京都の59年分を分類しました。判定は雪>雨(日降水量1.0mm以上)>くもり>晴れの優先順位です。1月は12か月中9番目に晴れやすい月です。
| 天気 | 出現率 | 59年で見ると |
|---|---|---|
| 晴れ | 46.6% | 14.4日/月ほど |
| くもり | 11.8% | 3.7日/月ほど |
| 雨 | 14.2% | 4.4日/月ほど |
| 雪 | 27.5% | 8.5日/月ほど |
月降水量の平均は50.3mmで、12か月中11番目に多い月です。
「雪」の内訳|ちらついた日も入っています
この「雪」は、気象庁の定義どおり雪やみぞれを観測した日すべてです。積もった日だけではありません。実際にどれだけ降ったのかで分けると、こうなります。
| 区分 | 出現率 | 59年で見ると |
|---|---|---|
| 「雪」に分類された日 | 27.5% | 8.5日/月 |
| うち 日降水量1.0mm以上 | 5.6% | 1.7日/月 |
| うち 日降雪1cm以上 | 4.5% | 1.4日/月 |
| うち 日降雪5cm以上 | 1.1% | 0.4日/月 |
| うち 日降雪10cm以上 | 0.5% | 0.2日/月 |
雪と数えた日のうち、実際に1cm以上積もったのは16%だけです。多くは舞った程度・みぞれ混じりで終わり、路面に残ることはあまりありません。
この数字はどこにも載っていません
気象庁が天気出現率として公表しているのは1991〜2020年の30年分で、地点も限られています。ここでは同じ定義のまま、1967年から2025年までの59年分を京都で集計しました。30年平年値には入らない年の実績も含めた数字です。
晴れとくもりの境目は本来「日平均雲量8.5」で決めますが、雲量は気象庁の公開データに含まれていません(日別値にも時別値にも入っていません)。そこで日照時間÷可照時間で代用し、公表値のある福岡・下関で照合したところ平均1ポイント前後の誤差で一致しました。
なお2020年2月に多くの気象台が目視観測を自動化したため、雲量による集計は気象庁自身も続けられません。この方式なら今後も更新できます。
雪の判定について
京都地方気象台は雪やみぞれなどの大気現象を目視で観測しています。雪の判定にはその天気概況を、昼と夜の両方使いました。日中の記録だけを見ると、夜に降った雪を数え落とすためです。
京都1月は上旬・中旬・下旬でどう違う?
同じ「1月」でも、頭と終わりでは季節がひとつ動きます。日程を動かせるなら、ここが判断材料になります。
| 時期 | 平均最高気温 | 雨に当たる確率 | 晴れの割合 |
|---|---|---|---|
| 上旬(1〜10日) | 9.3℃ | 17.5% | 53.1% |
| 中旬(11〜20日) | 8.8℃ | 20.5% | 47.3% |
| 下旬(21日〜) | 8.7℃ | 21.3% | 40.1% |
晴れる確率がいちばん高いのは上旬(53.1%)、低いのは下旬(40.1%)。差は13ポイントあります。
京都1月の服装|気象予報士が選び方を解説します
「底冷え」対策は足元からです。京都の寒さは気温以上に体にきます。盆地で風が弱いぶん冷気がたまり、石畳や寺の床から冷えが上がってきます。厚手の靴下、インナー、そしてお寺で靴を脱ぐことを前提にした装備を。
| 時間帯 | 気温の目安 | 服装 |
|---|---|---|
| 朝(拝観の開門ごろ) | 1.1℃前後 | この時間がいちばん冷えます。防寒はここに合わせて |
| 日中 | 8.9℃前後 | 日が当たれば動けますが、寺の日陰は別物です |
| 夕方以降(ライトアップ) | 5℃前後 | 昼の感覚で行くと確実に寒い思いをします |
「底冷え」はなぜ起きるのか
京都は北・東・西を山に囲まれた盆地です。晴れて風の弱い夜は、地面から熱が逃げて(放射冷却)冷たい空気が地表にたまります。盆地は風が抜けないので、その冷気が動きません。
さらに京都の観光は寺社で靴を脱いで板の間を歩く時間が長い。気温以上に体が冷えるのはこのためです。数字上は東京と大差なくても、体感がまったく違います。
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京都の気温は145年でどう変わったか|1881年からの記録
京都の観測は1881年から続いています。145年分の年平均気温を10年ごとに平均しました。ここまで長い記録が残っている場所は、世界的に見ても多くありません。
| 年代 | 年平均気温 | 1880年代との差 | |
|---|---|---|---|
| 1880年代 | 13.65℃ | 0℃ | |
| 1890年代 | 13.8℃ | +0.15℃ | |
| 1900年代 | 13.48℃ | -0.17℃ | |
| 1910年代 | 13.99℃ | +0.34℃ | |
| 1920年代 | 14℃ | +0.35℃ | |
| 1930年代 | 14.3℃ | +0.65℃ | |
| 1940年代 | 14.35℃ | +0.7℃ | |
| 1950年代 | 14.99℃ | +1.34℃ | |
| 1960年代 | 15.09℃ | +1.44℃ | |
| 1970年代 | 15.47℃ | +1.82℃ | |
| 1980年代 | 15.22℃ | +1.57℃ | |
| 1990年代 | 16.07℃ | +2.42℃ | |
| 2000年代 | 16.15℃ | +2.5℃ | |
| 2010年代 | 16.38℃ | +2.73℃ | |
| 2020年代 | 17.23℃ | +3.58℃ |
最初の30年(1881年〜)は13.63℃、直近30年は16.45℃。145年で+2.81℃上がりました(100年あたり+2.45℃)。
暑かった年の上位は2024 年(17.85)℃)、2025 年(17.49)℃)、2023 年(17.41)℃)——直近3年が上位3つを占めました。逆に最も低かったのは1884 年の13.01)℃)です。
季節でも上がり方が違います。1月は+2.27℃、8月は+2.62℃。京都は夏の上昇のほうがやや大きいのが特徴です。盆地に熱がこもる構造に、都市化が重なったと考えられます。
※出典:気象庁「過去の気象データ」の月平均気温(1881〜2025年)を当サイトで集計。観測地点の移転や周辺の都市化の影響も含まれた数字です。
京都 12か月の天気を比べる|1月は何番目?
晴れの出現率で並べると、1月は12か月中9番目です。月をタップすると、その月の日付別データに移動できます。
| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 晴れ | くもり | 雨に当たる | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 8.9 | 1.1 | 46.6% | 11.8% | 19.8% | 底冷えの本番 |
| 2月 | 9.7 | 1.4 | 42.2% | 10.1% | 25.8% | 雪の確率が年間最大 |
| 3月 | 13.7 | 4 | 53.7% | 8.7% | 31.2% | 寒暖差が大きい |
| 4月 | 20 | 9.1 | 56% | 10.8% | 32.9% | 桜と晴天 |
| 5月 | 24.8 | 14.1 | 51.4% | 16.9% | 31.7% | 新緑・過ごしやすい |
| 6月 | 27.9 | 18.9 | 32.9% | 28.3% | 38.8% | 梅雨・くもり56% |
| 7月 | 31.8 | 23.4 | 37.9% | 24.3% | 37.8% | 祇園祭と猛暑 |
| 8月 | 33.4 | 24.4 | 50.1% | 21.1% | 28.8% | 一年で最も暑い |
| 9月 | 29 | 20.5 | 46.7% | 19.4% | 33.9% | 残暑が続く |
| 10月 | 23 | 13.8 | 58.8% | 14.8% | 26.4% | 秋晴れが続く |
| 11月 | 17.2 | 8 | 68% | 10.7% | 21.2% | 紅葉の見頃 |
| 12月 | 11.5 | 3.1 | 63% | 10.2% | 20.2% | 冬晴れと底冷え |
京都1月の天気 よくある質問
京都は「朝いちばん」が別世界です。
ライトアップも早朝の拝観も、日帰りでは時間が足りません。開門直後の寺社は、人がまだいません。市内に泊まれば、その時間に動けます。
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