京都の11月は、紅葉の見頃と一年で最も高い晴れ率が重なる月です。下の日付別ツールで行く日を選ぶと、その日の過去59年の実績と、旅行までのチェックリストが表示されます。
あなたの旅行日を選ぶ|過去59年の日付別データ
京都地方気象台の11月の観測データ1,770日ぶんを、1日ずつ集計しました。行く日の行を見れば、その日が過去59年で何度だったのか、何%の確率で晴れ・くもり・雨だったのかが分かります。予報ではなく実績です。
京都の紅葉の見頃を、気温データから読む
紅葉は気温で進みます。一般に最低気温が8℃を下回ると色づきはじめ、5〜6℃まで下がると一気に進むとされています。そこで京都地方気象台の59年分から、その日がいつ訪れるかを集計しました。
| 目安 | 59年平均 | 1976〜1995年 | 2006〜2025年 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 最低気温が8℃を下回る日 色づきはじめの目安 | 10月29日 | 10月24日 | 11月4日 | 11.3日遅く |
| 最低気温が5℃を下回る日 見頃が加速する目安 | 11月15日 | 11月8日 | 11月22日 | 13.2日遅く |
京都の紅葉は、50年で約2週間遅くなっています。見頃が加速する「最低気温5℃」の到来日は、1970〜80年代は11月9日ごろでしたが、直近20年は11月22日ごろ。13日ぶん後ろにずれました。
「昔は11月中旬が見頃だったのに、最近は下旬」という体感は、気のせいではありません。観測データがそう言っています。
実際に行く日を決めるときの目安はこうです。11月20日〜12月5日——直近20年のデータではこのあたりが本命です。11月上旬はまだ早い年が多く、逆に12月上旬でもまだ見られる年が増えています。
京都11月の服装|気象予報士が選び方を解説します
朝晩の冷え込みが本番になります。平均最低8℃。紅葉のライトアップは日没後なので、昼の感覚で行くと確実に寒い思いをします。しっかりした上着を。
| 時間帯 | 気温の目安 | 服装 |
|---|---|---|
| 朝(拝観の開門ごろ) | 8℃前後 | この時間がいちばん冷えます。防寒はここに合わせて |
| 日中 | 17.2℃前後 | 日が当たれば動けますが、寺の日陰は別物です |
| 夕方以降(ライトアップ) | 12.6℃前後 | 昼の感覚で行くと確実に寒い思いをします |
「底冷え」はなぜ起きるのか
京都は北・東・西を山に囲まれた盆地です。晴れて風の弱い夜は、地面から熱が逃げて(放射冷却)冷たい空気が地表にたまります。盆地は風が抜けないので、その冷気が動きません。
さらに京都の観光は寺社で靴を脱いで板の間を歩く時間が長い。気温以上に体が冷えるのはこのためです。数字上は東京と大差なくても、体感がまったく違います。
京都11月に持っていくもの|売れ筋から選ぶ
京都の11月で効くのは、厚着より「足元」です。商品は楽天市場の売れ筋から自動で表示しています。
※楽天市場の売れ筋データをもとに自動で表示しています。価格・在庫・掲載順位は変動します。
京都11月は上旬・中旬・下旬でどう違う?
同じ「11月」でも、頭と終わりでは季節がひとつ動きます。日程を動かせるなら、ここが判断材料になります。
| 時期 | 平均最高気温 | 雨に当たる確率 | 晴れの割合 |
|---|---|---|---|
| 上旬(1〜10日) | 19.5℃ | 22% | 67.3% |
| 中旬(11〜20日) | 17℃ | 21% | 66.6% |
| 下旬(21日〜) | 15℃ | 20.5% | 70.2% |
晴れる確率がいちばん高いのは下旬(70.2%)、低いのは中旬(66.6%)。差は3.6ポイントあります。
京都11月の天気出現率|晴れ68%・くもり10.7%・雨21.2%
気象庁の各管区気象台が公表している「天気の出現率」と同じ定義で、京都の59年分を分類しました。判定は雪>雨(日降水量1.0mm以上)>くもり>晴れの優先順位です。11月は12か月で最も晴れやすい月です。
| 天気 | 出現率 | 59年で見ると |
|---|---|---|
| 晴れ | 68% | 20.4日/月ほど |
| くもり | 10.7% | 3.2日/月ほど |
| 雨 | 21.2% | 6.4日/月ほど |
| 雪 | 0.1% | 0日/月ほど |
月降水量の平均は72.9mmで、12か月中9番目に多い月です。
この数字はどこにも載っていません
気象庁が天気出現率として公表しているのは1991〜2020年の30年分で、地点も限られています。ここでは同じ定義のまま、1967年から2025年までの59年分を京都で集計しました。30年平年値には入らない年の実績も含めた数字です。
晴れとくもりの境目は本来「日平均雲量8.5」で決めますが、雲量は気象庁の公開データに含まれていません(日別値にも時別値にも入っていません)。そこで日照時間÷可照時間で代用し、公表値のある福岡・下関で照合したところ平均1ポイント前後の誤差で一致しました。
なお2020年2月に多くの気象台が目視観測を自動化したため、雲量による集計は気象庁自身も続けられません。この方式なら今後も更新できます。
雪の判定について
京都地方気象台は雪やみぞれなどの大気現象を目視で観測しています。雪の判定にはその天気概況を、昼と夜の両方使いました。日中の記録だけを見ると、夜に降った雪を数え落とすためです。
京都 12か月の天気を比べる|11月は何番目?
晴れの出現率で並べると、11月は12か月中1番目です。月をタップすると、その月の日付別データに移動できます。
| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 晴れ | くもり | 雨に当たる | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 8.9 | 1.1 | 46.6% | 11.8% | 19.8% | 底冷えの本番 |
| 2月 | 9.7 | 1.4 | 42.2% | 10.1% | 25.8% | 雪の確率が年間最大 |
| 3月 | 13.7 | 4 | 53.7% | 8.7% | 31.2% | 寒暖差が大きい |
| 4月 | 20 | 9.1 | 56% | 10.8% | 32.9% | 桜と晴天 |
| 5月 | 24.8 | 14.1 | 51.4% | 16.9% | 31.7% | 新緑・過ごしやすい |
| 6月 | 27.9 | 18.9 | 32.9% | 28.3% | 38.8% | 梅雨・くもり56% |
| 7月 | 31.8 | 23.4 | 37.9% | 24.3% | 37.8% | 祇園祭と猛暑 |
| 8月 | 33.4 | 24.4 | 50.1% | 21.1% | 28.8% | 一年で最も暑い |
| 9月 | 29 | 20.5 | 46.7% | 19.4% | 33.9% | 残暑が続く |
| 10月 | 23 | 13.8 | 58.8% | 14.8% | 26.4% | 秋晴れが続く |
| 11月 | 17.2 | 8 | 68% | 10.7% | 21.2% | 紅葉の見頃 |
| 12月 | 11.5 | 3.1 | 63% | 10.2% | 20.2% | 冬晴れと底冷え |
京都11月の天気 よくある質問
京都は「朝いちばん」が別世界です。
ライトアップも早朝の拝観も、日帰りでは時間が足りません。開門直後の寺社は、人がまだいません。市内に泊まれば、その時間に動けます。
※料金・空室状況は変動します。最新の情報は各予約サイトでご確認ください。
もっと深く知りたい人へ
京都の気温は145年でどう変わったか|1881年からの記録
京都の観測は1881年から続いています。145年分の年平均気温を10年ごとに平均しました。ここまで長い記録が残っている場所は、世界的に見ても多くありません。
| 年代 | 年平均気温 | 1880年代との差 | |
|---|---|---|---|
| 1880年代 | 13.65℃ | 0℃ | |
| 1890年代 | 13.8℃ | +0.15℃ | |
| 1900年代 | 13.48℃ | -0.17℃ | |
| 1910年代 | 13.99℃ | +0.34℃ | |
| 1920年代 | 14℃ | +0.35℃ | |
| 1930年代 | 14.3℃ | +0.65℃ | |
| 1940年代 | 14.35℃ | +0.7℃ | |
| 1950年代 | 14.99℃ | +1.34℃ | |
| 1960年代 | 15.09℃ | +1.44℃ | |
| 1970年代 | 15.47℃ | +1.82℃ | |
| 1980年代 | 15.22℃ | +1.57℃ | |
| 1990年代 | 16.07℃ | +2.42℃ | |
| 2000年代 | 16.15℃ | +2.5℃ | |
| 2010年代 | 16.38℃ | +2.73℃ | |
| 2020年代 | 17.23℃ | +3.58℃ |
最初の30年(1881年〜)は13.63℃、直近30年は16.45℃。145年で+2.81℃上がりました(100年あたり+2.45℃)。
暑かった年の上位は2024 年(17.85)℃)、2025 年(17.49)℃)、2023 年(17.41)℃)——直近3年が上位3つを占めました。逆に最も低かったのは1884 年の13.01)℃)です。
季節でも上がり方が違います。1月は+2.27℃、8月は+2.62℃。京都は夏の上昇のほうがやや大きいのが特徴です。盆地に熱がこもる構造に、都市化が重なったと考えられます。
※出典:気象庁「過去の気象データ」の月平均気温(1881〜2025年)を当サイトで集計。観測地点の移転や周辺の都市化の影響も含まれた数字です。
