2026年の台風30号(チャンパー)によって、高知県で実際に観測された値の記録です。台風が接近している間、気象庁のアメダス10分値を取り続けて、県内の最大値を残しています。予報ではなく、実際に観測された値である点がこのページの中身です。
高知県にもっとも近づいたのは 10月25日 15時。中心までの距離はおよそ 765km、そのときの中心気圧は 996 hPaでした。(県内でもっとも近かった観測地点は宿毛)
高知県で観測された値
| 最大風速 10分平均 | 16.0 m/s(南西の風) 室戸岬 10月25日 12時00分 |
|---|---|
| 最大1時間降水量 | 74.0 mm 繁藤 10月25日 6時00分 |
| 最大24時間降水量 | 186.5 mm 繁藤 10月25日 11時50分 |
| 最低海面気圧 | 991.7 hPa 室戸岬 10月25日 14時40分 |
この数字が意味すること
最大風速16.0m/sは、10分間の平均風速です。被害をもたらすのは瞬間的な風で、最大瞬間風速は平均風速のおおむね1.5〜2倍になります。つまりこのとき、瞬間的には 24〜32m/s 程度の風が吹いていた可能性があります。この強さになると歩行が困難になり、転倒する人が出ます。
1時間に74.0mmという雨は、「滝のように降る」非常に激しい雨で、下水道の処理能力を超えて道路が冠水します。
24時間で186.5mmは、河川の増水や土砂災害を考えるときの指標です。同じ雨量でも、短時間に集中したのか一日かけて降ったのかで危険の種類が変わります。1時間降水量とあわせて見ると、どちらのタイプだったかが読めます。
最低海面気圧991.7hPaは、台風の中心がどれだけ近づいたかを示します。台風の中心気圧そのものより高い値になるのが普通で、この値が台風の中心気圧に近いほど、中心が真上を通ったことを意味します。気圧を観測しているのは気象官署(各地の気象台)のみで、アメダスでは観測していません。
ここに出ている値は、台風が接近していた期間に高知県で観測された最大値です。前線など台風以外の要因による雨や風が含まれている場合があります。台風の中心がどこにあったかは、上の最接近の情報とあわせて判断してください。
また、最大瞬間風速はアメダスの10分値に含まれないため、このページでは扱っていません。正確な最大瞬間風速は気象庁の観測値ランキングをご確認ください。
台風30号のほかの都道府県の記録
風の強かった順に並べています。
沖縄県(33.8m/s) 愛媛県(16.2m/s) 鹿児島県(15.6m/s) 長崎県(12.6m/s) 福岡県(11.6m/s) 山口県(10.7m/s) 宮崎県(10.5m/s) 佐賀県(9.9m/s) 大分県(9.8m/s) 島根県(9.3m/s) 広島県(8.9m/s) 熊本県(7.8m/s)
→ 台風30号の経路と勢力の記録
→ 高知県のいまのアメダス実況
データ出典:気象庁「アメダス」10分値および「台風情報」。当サイトが台風の接近中に取得して保存したものです。気象庁が後から公表する確定値とは異なる場合があります。防災上の判断は必ず気象庁の警報・注意報と自治体の避難情報にしたがってください。
