秋雨前線はいつまで?2026年は東京・千葉で平年の3〜4倍の雨|47都市の「秋雨明け」の目安をデータで検証

気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

先に答えを書くと、平年の秋雨は九州北部で10月上旬、関東(東京)では10月下旬ごろに終わります。2026年は関東甲信・東海・東北南部で「10月のはじめも雨が多く日照が少ない」見込みで、秋晴れが増えるのは10月中旬以降、本格的には平年どおり10月下旬ごろと考えるのが無難です。くわしい根拠と、あなたの街の目安は下で見ていきます。

9月に入ってから、関東から東北南部ではとにかく雨と曇りの日が続いています。「いつまで続くの?」と感じている人も多いのではないでしょうか。実際に気象庁の観測データを集計すると、9月1〜25日の降水量は水戸351%、千葉407%、東京312%、横浜337%と、茨城から南関東の沿岸部で平年の3〜4倍。日照時間は関東7地点の平均で平年の44%しかありません。

一方で、同じ期間の九州北部や山陰は雨が少なく、福岡は43%、佐賀は37%、松江は39%。北海道の札幌も29%と、「今年の秋雨」は地域によってまったく違う顔をしています。

では、この雨はいつまで続くのでしょうか。気象庁は「梅雨明け」は発表しますが、「秋雨明け」は発表しません。そこでこの記事では、全国47都市の日別平年値(1991〜2020年)を5日ごと(半旬)に平均し直して、「平年なら秋雨はいつピークを迎え、いつ終わるのか」を地域別に計算しました。そこに2026年9月の実況と、気象庁の1か月予報(9月24日発表)を重ねて、今年の見通しを考えます。あなたの街を選ぶだけで答えがわかるツールも用意しました。

最終更新:2026年9月26日(気象庁の日別値〔2026年9月1〜25日〕・日別平年値〔1991〜2020年〕・1か月予報〔9月24日発表〕に基づく)

この記事の結論(30秒で読める版)
  1. 平年の秋雨は「西から早く終わり、関東は10月下旬まで」。ピーク後に雨の平年値がピークの6割を下回る半旬を「秋雨明けの目安」とすると、九州北部の福岡・長崎・熊本は10月1日〜10月10日ごろ、東京は10月26〜30日(ピークは10月6〜10日の9.3mm/日)です。
  2. 日本海側は「秋雨明け」がはっきりしない。秋田・新潟・富山・金沢などは雨が減りきらないまま11月の冬型の雨(しぐれ)へ移ります。これは秋雨とは別の雨です。
  3. 2026年9月1〜25日、水戸・千葉・東京・横浜は平年の312〜407%の雨。北関東を含む関東7地点でも137〜407%で、日照は7地点の平均で平年の44%。47都市のうち6都市で平年の2倍以上、4都市で3倍以上の雨でした。
  4. 逆に九州北部・山陰・札幌は少雨。福岡43%、佐賀37%、松江39%、山口41%、札幌29%。
  5. 2026年はいつまで?1か月予報(9月24日発表)は関東甲信・東海・東北南部で「期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く」見込み。平年の終わり(10月下旬)を考えると、10月上旬までは雨・曇りが多めの可能性があり、すっきりした秋晴れが増えるのはその後と考えるのが無難です。西日本・沖縄は「平年に比べ晴れの日が多い」予想です。
※札幌・山形・横浜は2026年9月の降水量に1日欠測があり、平年比は参考値です。

【ツール】あなたの街の秋雨はいつまで?47都市で調べる

まずは自分の街を選んでみてください。地方と都市を選ぶと、平年の雨のピークと「秋雨明けの目安」、日照の谷と回復の目安、半旬ごとの平年値のグラフ、2026年9月1〜25日の実績、その地方の1か月予報の要点をまとめて表示します。グラフの赤い縦線が今日(9月26日)です。最初は東京を表示しています。

あなたの街の秋雨はいつまで?(47都市・平年値と2026年の実況)
地方と都市を選ぶと、日別平年値(1991〜2020年)を5日ごとに平均したデータから、秋雨のピークと終わりの目安を表示します。「秋雨明けの目安」は、ピーク後に雨の平年値がピークの6割を初めて下回る半旬です。
雨の平年値(mm/日) 雨のピーク 秋雨明けの目安以降 日照の平年値(時間/日、右目盛り) 今日(9/26)
2026年9月1〜25日の実績
気象庁 1か月予報(9月24日発表、9/26〜10/25)の要点
半旬=5日ごとの区切り(8/27〜31、9/1〜5 …)。平年値は日別平年値の5日平均で、実際の年は前線や台風しだいで大きく前後します。札幌・山形・横浜は2026年9月の降水量に1日欠測があり参考値です。

たとえば東京を選ぶと、雨の平年値は9月中旬に一度山があり(9月16〜20日 8.4mm/日)、いったん少し減ってから10月6〜10日に9.3mm/日で最大になります。秋雨明けの目安は10月26〜30日で、日照は9月21日〜10月10日にかけて3.8時間/日の谷が続き、10月21〜25日に4.5時間/日へ回復します。平年の東京にとって、9月26日はまだ「秋雨の本番の手前」なのです。

一方、福岡を選ぶと雨のピークは9月1〜5日(6.8mm/日)で、秋雨明けの目安は10月6〜10日。今日の段階は「終盤」です。同じ「秋雨」でも、九州北部と関東では終わる時期が半月以上ずれていることがわかります。自分の街の今日の天気の傾向は9月26日の天気の傾向でも確かめられます。

秋雨前線とは?できる仕組みと終わり方を図解

秋雨(秋の長雨)は、夏から秋へ季節が入れ替わるときに現れる雨の季節です。夏のあいだ日本をおおっていた太平洋高気圧が南東へ後退し、代わりに北から冷たい高気圧が張り出してくると、その境目に前線ができて本州付近に停滞します。これが秋雨前線です。前線の南側からは暖かく湿った空気が流れ込み続けるので、雲が次々にでき、雨の日が続きます。

前線そのものの見分け方や記号の意味は前線とは?前線の種類、秋雨前線のでき方を天気図で追った解説は秋雨前線とは?でき方を天気図で解説で詳しく書いています。天気図の見方に自信がない人は、先に天気図の読み方を読むと、このあとの図がぐっとわかりやすくなります。

① 8月:夏の太平洋高気圧が日本をおおう日本海太平洋高太平洋高気圧前線は北海道付近晴れて暑い日が多い
② 9月〜10月中旬:秋雨前線が本州付近に停滞日本海太平洋高北の冷たい高気圧太平洋高気圧(後退)南の暖かく湿った空気とぶつかり雨が続く
③ 10月下旬ごろ:前線が南へ下がり秋晴れ前線は日本の南へ高移動性高気圧秋晴れ晴れと雨が数日ごとに交代太平洋
④ 11月〜:日本海側の雨は冬型(秋雨とは別)高シベリア高気圧低日本海側:しぐれ(冷たい雨)太平洋側:晴れ
図1:秋雨前線ができて終わるまでと、11月の日本海側の雨(冬型)の違い(模式図)。赤い半円と青い三角が交互に並ぶ線が停滞前線。筆者作成

ポイントは3つです。1つ目は、秋雨前線は「夏の高気圧」と「秋の高気圧」の押し合いの結果だということ。どちらかが強くなると前線は北へ南へと動き、そのたびに雨の降る場所が変わります。2つ目は、この時期は台風や南からの湿った空気が前線に加わりやすいこと。前線だけなら「しとしと雨」でも、台風の湿った空気が流れ込むと一気に大雨になることがあります。3つ目は、10月下旬ごろに前線が日本の南へ下がると、移動性高気圧に覆われる秋晴れの日が増えることです。

一方、図の④は秋雨ではありません。11月になると大陸のシベリア高気圧が強まって「西高東低」の冬型の気圧配置が現れ始め、冷たい北西の季節風が日本海を渡るときに雲ができて、日本海側に雨(しぐれ)を降らせます。太平洋側は晴れ。梅雨前線と秋雨前線の違いについては梅雨前線と秋雨前線の違いにまとめています。

平年の秋雨はいつまで?47都市の雨のピークと「秋雨明けの目安」

ここからはデータです。気象庁の日別平年値(1991〜2020年の30年平均)から、47都市の降水量と日照時間を5日ごと(半旬)に平均し、8月27日〜11月9日の15半旬の変化を調べました。「秋雨のピーク」と「秋雨明けの目安」は、次の基準で決めています。

  • 雨のピーク:9月1日〜10月15日の9つの半旬のうち、降水量の平年値(mm/日)が最も多い半旬。
  • 秋雨明けの目安:ピークのあと、降水量の平年値がピークの6割を初めて下回る半旬。ピークから4割減れば「雨の季節が終わった」とみなせる、という考え方です。
  • 11月に再び増える:11月5〜9日の平年値が、ピーク後の最も少ない半旬より0.7mm/日以上多い都市。冬型の雨(しぐれ)が始まるサインです。
  • 日照の谷:9月1日〜10月25日で日照時間の平年値が最も短い半旬(同じ値が複数あれば、その最初から最後まで)。
  • 日照回復の目安:谷のあと、日照時間の平年値が谷より0.5時間/日以上長くなる最初の半旬。

ピークの「6割」は、関東や東海でピーク後の雨がはっきり落ちるところと、九州北部で早めに雨が減るところをうまく分けられる値として選びました。基準を7割に緩めると、6割で目安が決まる42都市のうち35都市で目安が早まり、早まる幅は最大5半旬(25日)です。「秋雨は9月から10月中旬ごろまで」といった説明をよく見かけますが、半旬ごとの平年値で見ると、関東南部や東海・近畿の太平洋側では10月下旬まで雨の多い状態が残ります。なお、この目安は「このころまでにぴたりと終わる」ではなく、「このころには雨が明らかに減っている」目安と考えてください。

地方都市雨のピーク(mm/日)秋雨明けの目安10/31〜11/9の雨日照の谷(時間/日)日照回復の目安9/26の段階
北海道札幌9月6〜10日(4.8)はっきりしない(冬の雨へ)ピークの79%谷なし(冬に向け減少)—ピーク中
東北青森9月11〜15日(5.4)10月16〜20日(11月に再び増える)ピークの72%谷なし(冬に向け減少)—終盤
東北盛岡9月11〜15日(6.1)10月11〜15日ピークの45%9月6日〜9月15日(4.1時間)10月11〜15日終盤
東北秋田9月11〜15日(6.1)はっきりしない(冬の雨へ)ピークの99%谷なし(冬に向け減少)—終盤
東北仙台9月11〜15日(7.6)10月21〜25日ピークの28%9月1日〜9月15日(4.1時間)10月11〜15日終盤
東北山形9月11〜15日(5.0)10月31日〜11月4日ピークの48%谷なし(冬に向け減少)—終盤
東北福島9月11〜15日(6.6)10月26〜30日ピークの33%10月1〜5日(3.9時間)10月11〜15日終盤
関東甲信水戸9月16〜20日(7.1)10月31日〜11月4日ピークの41%9月21日〜10月10日(4.3時間)10月26〜30日ピーク中
関東甲信宇都宮9月11〜15日(8.4)10月26〜30日ピークの30%9月16日〜9月25日(3.9時間)10月11〜15日終盤
関東甲信前橋9月11〜15日(7.6)10月16〜20日ピークの20%9月16日〜10月5日(4.4時間)10月11〜15日終盤
関東甲信熊谷9月16〜20日(7.6)10月26〜30日ピークの26%10月1〜5日(4.1時間)10月16〜20日終盤
関東甲信千葉10月6〜10日(8.8)10月26〜30日ピークの35%9月26日〜10月5日(3.9時間)10月21〜25日ピーク前
関東甲信東京10月6〜10日(9.3)10月26〜30日ピークの34%9月21日〜10月10日(3.8時間)10月21〜25日ピーク前
関東甲信横浜10月6〜10日(9.7)10月26〜30日ピークの38%9月26日〜10月5日(4.1時間)10月21〜25日ピーク前
関東甲信甲府9月16〜20日(6.6)10月26〜30日ピークの29%9月21日〜9月30日(4.6時間)10月11〜15日終盤
関東甲信長野9月11〜15日(4.9)10月26〜30日ピークの32%10月1〜5日(4.6時間)10月16〜20日終盤
北陸新潟9月6〜10日(5.6)はっきりしない(冬の雨へ)ピークの100%谷なし(冬に向け減少)—終盤
北陸富山9月11〜15日(8.0)はっきりしない(冬の雨へ)ピークの79%谷なし(冬に向け減少)—終盤
北陸金沢9月11〜15日(8.5)はっきりしない(冬の雨へ)ピークの85%谷なし(冬に向け減少)—終盤
北陸福井9月11〜15日(8.1)10月6〜10日(11月に再び増える)ピークの67%谷なし(冬に向け減少)—終盤
東海岐阜9月11〜15日(8.6)10月26〜30日ピークの35%10月1〜5日(5.1時間)10月11〜15日終盤
東海静岡10月1〜5日(10.3)10月21〜25日ピークの42%9月21日〜10月5日(4.7時間)10月21〜25日ピーク中
東海名古屋9月11〜15日(8.6)10月26〜30日ピークの31%10月1〜5日(5.0時間)10月11〜15日終盤
東海津9月11〜15日(9.5)10月26〜30日ピークの27%10月1〜5日(5.0時間)10月16〜20日ピーク中
近畿彦根9月11〜15日(5.8)10月31日〜11月4日ピークの47%10月1日〜10月10日(5.0時間)10月16〜20日ピーク中
近畿京都9月11〜15日(6.2)10月26〜30日ピークの42%9月26日〜10月5日(4.5時間)10月11〜15日ピーク中
近畿大阪9月26〜30日(5.2)10月31日〜11月4日ピークの45%10月1〜5日(4.9時間)10月11〜15日ピーク中
近畿神戸9月26〜30日(5.2)10月26〜30日ピークの41%9月26日〜10月5日(5.0時間)10月11〜15日ピーク中
近畿奈良9月11〜15日(5.3)10月31日〜11月4日ピークの44%10月1〜5日(4.5時間)10月16〜20日ピーク中
近畿和歌山9月6〜10日(6.5)10月31日〜11月4日ピークの48%9月26日〜10月5日(5.2時間)10月16〜20日終盤
中国鳥取9月11〜15日(7.7)10月31日〜11月4日ピークの55%10月1〜5日(4.4時間)10月16〜20日終盤
中国松江9月6〜10日(7.5)10月6〜10日ピークの49%9月26日〜10月5日(4.7時間)10月11〜15日終盤
中国岡山9月21〜25日(4.7)10月26〜30日ピークの40%9月16〜20日(5.1時間)10月11〜15日ピーク中
中国広島9月1〜5日(5.9)10月6〜10日ピークの40%9月26日〜10月5日(5.4時間)10月11〜15日終盤
四国徳島9月16〜20日(9.3)10月26〜30日ピークの35%9月21日〜10月5日(4.9時間)10月11〜15日終盤
四国高松9月16〜20日(5.5)10月26〜30日ピークの36%9月26日〜10月5日(4.9時間)10月11〜15日ピーク中
四国松山9月16〜20日(5.1)10月31日〜11月4日ピークの53%9月26日〜10月5日(5.2時間)10月11〜15日ピーク中
四国高知9月6〜10日(13.6)10月6〜10日ピークの34%10月1〜5日(5.2時間)10月11〜15日終盤
九州北部山口9月1〜5日(6.9)10月6〜10日ピークの38%9月11日〜10月5日(5.1時間)10月16〜20日終盤
九州北部福岡9月1〜5日(6.8)10月6〜10日ピークの40%10月1〜5日(5.3時間)10月11〜15日終盤
九州北部佐賀9月1〜5日(8.0)9月21〜25日ピークの38%9月1日〜10月5日(5.8時間)10月11〜15日秋雨明け後
九州北部長崎9月1〜5日(8.1)10月1〜5日ピークの43%10月1〜5日(5.5時間)10月11〜15日終盤
九州北部熊本9月1〜5日(7.1)10月1〜5日ピークの39%9月26日〜10月5日(5.7時間)10月11〜15日終盤
九州北部大分9月16〜20日(9.1)10月6〜10日ピークの30%9月21日〜10月5日(4.9時間)10月16〜20日終盤
九州南部宮崎9月16〜20日(13.4)10月6〜10日ピークの31%9月26〜30日(5.0時間)10月11〜15日終盤
九州南部鹿児島9月1〜5日(8.1)10月6〜10日ピークの41%9月26日〜10月5日(5.6時間)10月11〜15日終盤
沖縄那覇9月6〜10日(10.2)10月16〜20日ピークの40%谷なし(冬に向け減少)—終盤
表1:47都市の平年の秋雨カレンダー(地方順)。日別平年値(1991〜2020年)の5日平均から筆者計算。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別平年値

結果から見える4つのタイプ

① 早く終わる「九州北部型」:秋雨明けの目安が10月5日までに来るのは佐賀、長崎、熊本の3都市。雨のピークは9月1〜5日で、8月末の雨の多い時期から秋にかけて、ほぼ一方的に雨が減っていきます。福岡・山口・大分・鹿児島なども目安は10月6〜10日で、九州は全体に早めです。

② 10月中旬までに終わる「西日本・北日本の一部」:目安が10月6〜20日なのは青森、盛岡、前橋、福井、松江、広島、高知、山口、福岡、大分、宮崎、鹿児島、那覇の13都市。高知・宮崎のように9月の雨がとても多い都市でも、10月に入ると急に減ります。

③ 10月下旬以降まで続く「東北南部から関東・東海・近畿・瀬戸内」:目安が10月21日以降なのは仙台、山形、福島、水戸、宇都宮、熊谷、千葉、東京、横浜、甲府、長野、岐阜、静岡、名古屋、津、彦根、京都、大阪、神戸、奈良、和歌山、鳥取、岡山、徳島、高松、松山の26都市。とくに関東南部は特徴的で、東京・千葉・横浜は雨のピークが10月6〜10日と遅く、9月中旬の山と10月上旬の山の「二こぶ」になっています。10月上旬の山には、秋雨前線の雨に加えて、台風や前線による大雨の年が平年値に含まれていることも影響していると考えられます。

④ 秋雨明けがはっきりしない「日本海側」:札幌、秋田、新潟、富山、金沢の5都市は、ピークの6割を下回らないまま11月に入ります。さらに札幌、青森、秋田、新潟、富山、金沢、福井は11月に入って再び雨が増えます。これは秋雨の続きではなく、冬型の気圧配置による雨(しぐれ)の始まりです。「秋雨明け」を探すより、「雨の性質が秋雨から冬の雨へ入れ替わる」と考えるほうが実感に合います。

日照時間で見ても同じ傾向です。東京・千葉・横浜などの関東南部は9月下旬〜10月上旬が日照の谷(1日4時間前後)で、日照が戻るのは10月下旬。一方、札幌、青森、秋田、山形、新潟、富山、金沢、福井、那覇の9都市は、秋の途中で日照がいったん回復することがなく、冬に向けて短くなっていきます。都道府県ごとの日照時間の違いは晴れと日照のデータまとめや日照時間が長い都道府県ランキングも参考にしてください。

今日(9月26日)の段階で数えると、平年だと「ピーク前」は3都市、「ピーク中」は12都市、「終盤」は31都市、すでに「秋雨明け後」は1都市です。全国的に見れば、平年の9月26日は秋雨の後半戦にあたります。

2026年9月の雨はどれだけ多い?47都市の平年比マップ

では、今年はどうだったのでしょうか。9月1〜25日の降水量と日照時間を、同じ期間の平年値(日別平年値の合計)と比べました。まずは地図で全体像を見てください。1マスが1都道府県(県庁所在地などの気象台)です。

降水量の平年比(2026年9月1〜25日)50%未満50〜79%80〜119%120〜149%150〜199%200〜299%300%以上北海道(札幌)29%北海道29青森(青森)124%青森124岩手(盛岡)133%岩手133秋田(秋田)113%秋田113宮城(仙台)140%宮城140山形(山形)127%山形127福島(福島)160%福島160茨城(水戸)351%茨城351栃木(宇都宮)184%栃木184群馬(前橋)137%群馬137埼玉(熊谷)191%埼玉191千葉(千葉)407%千葉407東京(東京)312%東京312神奈川(横浜)337%神奈川337山梨(甲府)205%山梨205長野(長野)116%長野116新潟(新潟)171%新潟171富山(富山)96%富山96石川(金沢)117%石川117福井(福井)65%福井65岐阜(岐阜)153%岐阜153静岡(静岡)170%静岡170愛知(名古屋)213%愛知213三重(津)133%三重133滋賀(彦根)122%滋賀122京都(京都)83%京都83大阪(大阪)146%大阪146兵庫(神戸)109%兵庫109奈良(奈良)106%奈良106和歌山(和歌山)174%和歌山174鳥取(鳥取)82%鳥取82島根(松江)39%島根39岡山(岡山)147%岡山147広島(広島)98%広島98徳島(徳島)120%徳島120香川(高松)145%香川145愛媛(松山)121%愛媛121高知(高知)79%高知79山口(山口)41%山口41福岡(福岡)43%福岡43佐賀(佐賀)37%佐賀37長崎(長崎)53%長崎53熊本(熊本)79%熊本79大分(大分)96%大分96宮崎(宮崎)180%宮崎180鹿児島(鹿児島)118%鹿児島118沖縄(那覇)125%沖縄125数字は平年比(%)。沖縄は左下
日照時間の平年比(2026年9月1〜25日)50%以下51〜69%70〜89%90〜110%111%以上北海道(札幌)114%北海道114青森(青森)103%青森103岩手(盛岡)103%岩手103秋田(秋田)105%秋田105宮城(仙台)65%宮城65山形(山形)65%山形65福島(福島)54%福島54茨城(水戸)42%茨城42栃木(宇都宮)49%栃木49群馬(前橋)46%群馬46埼玉(熊谷)44%埼玉44千葉(千葉)43%千葉43東京(東京)43%東京43神奈川(横浜)41%神奈川41山梨(甲府)55%山梨55長野(長野)73%長野73新潟(新潟)74%新潟74富山(富山)71%富山71石川(金沢)73%石川73福井(福井)85%福井85岐阜(岐阜)61%岐阜61静岡(静岡)52%静岡52愛知(名古屋)56%愛知56三重(津)56%三重56滋賀(彦根)70%滋賀70京都(京都)63%京都63大阪(大阪)64%大阪64兵庫(神戸)63%兵庫63奈良(奈良)60%奈良60和歌山(和歌山)59%和歌山59鳥取(鳥取)75%鳥取75島根(松江)83%島根83岡山(岡山)81%岡山81広島(広島)71%広島71徳島(徳島)59%徳島59香川(高松)67%香川67愛媛(松山)57%愛媛57高知(高知)81%高知81山口(山口)77%山口77福岡(福岡)66%福岡66佐賀(佐賀)77%佐賀77長崎(長崎)84%長崎84熊本(熊本)85%熊本85大分(大分)58%大分58宮崎(宮崎)76%宮崎76鹿児島(鹿児島)95%鹿児島95沖縄(那覇)105%沖縄105数字は平年比(%)。沖縄は左下
図2:2026年9月1〜25日の降水量(左)と日照時間(右)の平年比。各都道府県の気象台の値(埼玉は熊谷、滋賀は彦根)。札幌・山形・横浜は降水量に1日欠測あり。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別値・日別平年値から筆者集計

濃い青が関東に固まっているのがひと目でわかります。平年の3倍以上は水戸、千葉、東京、横浜の4都市、2倍以上に広げると水戸、千葉、東京、横浜、甲府、名古屋の6都市。日照は関東7地点すべてで平年の半分以下(水戸42%、宇都宮49%、前橋46%、熊谷44%、千葉43%、東京43%、横浜41%)で、関東7地点の平均は平年の44%でした。東海の名古屋・静岡や九州南部の宮崎も平年の1.5倍を超えています。一方、九州北部・山陰・札幌は茶色(平年の半分未満)の少雨です。

順位都市降水量平年値平年比雨の日(1mm以上)
1位千葉709.5mm174.4mm407%19日
2位水戸541.0mm154.3mm351%19日
3位横浜690.0mm※205.0mm337%16日
4位東京607.0mm194.5mm312%16日
5位名古屋411.5mm193.4mm213%17日
6位甲府308.0mm150.1mm205%17日
7位熊谷329.0mm172.2mm191%18日
8位宇都宮353.5mm192.0mm184%18日
9位宮崎537.5mm298.2mm180%14日
10位和歌山254.0mm146.1mm174%12日
表2:2026年9月1〜25日の降水量 平年比ランキング 上位10(47都市)。※は降水量に1日欠測あり。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別値・日別平年値から筆者集計
順位都市日照時間平年値平年比日照1時間未満の日
1位横浜49.7時間121.0時間41%15日
2位水戸49.4時間116.4時間42%15日
3位千葉49.1時間115.0時間43%15日
3位東京45.7時間107.3時間43%14日
5位熊谷48.9時間109.9時間44%15日
6位前橋51.8時間111.8時間46%15日
7位宇都宮49.1時間99.4時間49%14日
8位静岡69.6時間134.3時間52%14日
9位福島55.0時間102.4時間54%15日
10位甲府70.4時間127.6時間55%14日
表3:2026年9月1〜25日の日照時間 平年比が低い順 上位10(47都市)。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別値・日別平年値から筆者集計

降水量の平年比がいちばん大きかったのは千葉の407%(709.5mm)。25日間のうち19日が1mm以上の雨でした。千葉で大雨が続いている理由と、観測史上最多の雨になった経緯は千葉で大雨が続くのはなぜ?2026年は観測史上最多の雨で詳しく解説しています。関東の9月の大雨全体の背景、台風25号のときの記録的な大雨については最近雨が多いのはなぜ?2026年9月をどうぞ。

日照のほうでは、横浜が平年の41%で最も少なく、日照1時間未満の日が25日間で15日ありました。日照不足は関東甲信・東海・東北南部に広がっていて、福島54%、甲府55%、静岡52%、名古屋56%、仙台65%も平年の6割台以下です。雨の多さの背景としては、本州付近に前線が停滞しやすかったことに、台風や南からの湿った空気の流れ込みが重なったことが考えられます。

反対に、雨が少なかった順に並べると札幌29%、佐賀37%、松江39%、山口41%、福岡43%、長崎53%。九州北部と山陰・山口の少雨が目立ちます。札幌は降水量が平年の29%(1日欠測があり参考値)でしたが、日照は114%と平年を上回っていて、雨の少ない晴れがちの9月でした。日本で雨の多い場所・少ない場所の比較は日本一雨が多い街はどこ?にまとめています。

2026年の秋雨はいつまで?1か月予報と平年の終わりを重ねる

ここからが本題の「今年はいつまで?」です。気象庁が9月24日に発表した1か月予報(対象は9月26日〜10月25日)を地方ごとに整理しました。確率は「低い(少ない)/平年並/高い(多い)」の順です。

地方特に注意を要する事項天候気温 低/並/高(%)降水量 少/並/多(%)日照 少/並/多(%)
北海道北海道オホーツク海側・太平洋側では、期間のはじめは気温がかなり高くなる見込みです。北海道日本海側では、天気は数日の周期で変わるでしょう。北海道オホーツク海側・太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。10/30/6030/30/4030/40/30
東北東北南部では、期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く見込みです。天気は数日の周期で変わるでしょう。10/30/6030/30/4030/40/30
関東甲信期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く見込みです。天気は数日の周期で変わるでしょう。10/40/5030/40/3030/30/40
北陸—天気は数日の周期で変わるでしょう。10/40/5030/40/3030/40/30
東海期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く見込みです。天気は数日の周期で変わるでしょう。10/40/5030/40/3030/30/40
近畿—天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/30/6040/30/3020/40/40
中国—天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/30/6040/30/3020/40/40
四国—天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/30/6040/40/2020/40/40
九州北部今後1か月程度は、これまでの少雨を解消するほどのまとまった雨が降る可能性は小さい見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/30/6040/30/3020/40/40
九州南部九州南部では、期間のはじめは気温がかなり高くなる見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/30/6040/40/2020/40/40
沖縄—天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。10/20/7040/40/2020/40/40
表4:気象庁 1か月予報(2026年9月24日発表、対象9月26日〜10月25日)の要点。確率は左から「低い(少ない)/平年並/高い(多い)」の順(%)。出典:気象庁「1か月予報」

ポイントは3つあります。1つ目は、関東甲信・東海・東北南部に「期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く見込み」という注意書きが付いたこと。9月の雨の多い状態が、10月のはじめごろにかけても続く見込みだということです。2つ目は、近畿・中国・四国・九州・沖縄は「平年に比べ晴れの日が多い」予想で、とくに九州北部には「これまでの少雨を解消するほどのまとまった雨が降る可能性は小さい」という注意書きが付いています。3つ目は、気温は全国で「高い」確率が50〜70%と、秋の深まりは遅めになりそうなことです。

関東甲信の1か月全体の確率を見ると、降水量は「平年並」が40%で最も高く、日照時間は「多い」が40%と、「少ない」(30%)よりやや高くなっています。つまり「期間のはじめは雨が多いが、1か月を通してみれば平年並みに近づく」という読み方ができます。関東甲信の週ごとの気温の確率は、1週目(9月26日〜10月2日)は「高い」が60%、2週目(10月3日〜10月9日)は「平年並」と「高い」がともに40%、3〜4週目(10月10日〜10月23日)は「高い」が50%です。

地方平年の秋雨明けの目安2026年9月1〜25日の雨(平年比)2026年の見通し(のぶやんの読み)
北海道はっきりしない(冬の雨へ)29%数日の周期で天気が変わる、ほぼ平年並みの経過か。11月は冬型の雨(雪)が近づく
東北秋田ははっきりしない/青森・盛岡・仙台・山形・福島:10月16日〜・10月11日〜・10月21日〜・10月31日〜・10月26日〜113〜160%東北南部は10月上旬まで雨・曇りが多めの可能性。北部は数日の周期で変わる平年並みの経過か
関東甲信早い前橋:10月16日〜/遅い水戸:10月31日〜116〜407%10月上旬までは雨・曇りが多めの可能性。すっきりした秋晴れは平年の秋雨明けのころ(10月下旬)から
北陸新潟・富山・金沢ははっきりしない/福井:10月6日〜65〜171%数日の周期で天気が変わる、ほぼ平年並みの経過か。11月は冬型の雨(雪)が近づく
東海早い静岡:10月21日〜/遅い津:10月26日〜133〜213%10月上旬までは雨・曇りが多めの可能性。すっきりした秋晴れは平年の秋雨明けのころ(10月下旬)から
近畿早い京都:10月26日〜/遅い彦根:10月31日〜83〜174%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性
中国早い広島:10月6日〜/遅い鳥取:10月31日〜39〜147%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性
四国早い高知:10月6日〜/遅い松山:10月31日〜79〜145%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性
九州北部早い佐賀:9月21日〜/遅い福岡:10月6日〜37〜96%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性。少雨は続く見込み
九州南部10月6〜10日(宮崎・鹿児島)118〜180%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性
沖縄10月16〜20日(那覇)125%平年より晴れの日が多い予想。秋晴れが早めに増える可能性
表5:平年の秋雨明けの目安と、2026年9月の実況・1か月予報を重ねた見通し。平年値と実況は気象庁の日別平年値・日別値から筆者計算、見通しは気象庁「1か月予報」(9月24日発表)をもとにした筆者の解釈

関東の秋雨はいつまで?2026年の見通し

関東で具体的に言うと、平年の東京は10月6〜10日が雨のピークで、秋雨明けの目安は10月26〜30日です。今年はそこに「期間のはじめも雨が多い」という予報が重なるので、10月上旬までは雨や曇りの日が多めになる可能性があると考えておくのが無難です。一方で、1か月全体の日照は「多い」確率が「少ない」をやや上回っているので、10月中旬以降は平年並みに近づき、10月下旬には平年どおり秋晴れの日が増えていくという流れが、現時点ではいちばんありそうなシナリオです。

ただし、これは断定ではありません。1か月予報は「確率」で出される予報で、とくに2週目以降は日々の天気をぴたりと言い当てるものではありません。前線の位置は数日単位で南北に動きますし、10月はまだ台風が近づく季節です。1か月予報の当たり方については1か月先の天気予報って当たる?、1〜2週間先の予報の精度については2週間天気予報は当たる?で検証しています。毎日の予報をどこで見るかは天気予報はどれが一番当たる?も参考にしてください。

なお、気温は全国的に高い予想です。雨が止んでも蒸し暑さが残りやすいので、残暑の見通しは残暑はいつまで続く?2026年、服の切り替えどきは秋の衣替えはいつ?2026年で確認できます。

サイト内のツールで10月の天気を調べる

10月前半の東京は、過去の同じ日にどんな天気が多かったのでしょうか。10月1日から14日間の天気の傾向を、次のツールで確かめられます。旅行やイベントの日を決めるときにも使えます。

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県ごとに見ると、10月に雨の日が多いのはどこでしょうか。下のツールで10月の雨の日数を都道府県別に比べられます。この記事の平年値の分析では、日本海側の都市は10月後半から11月にかけて雨が減りにくいことがわかりました。太平洋側と日本海側の県で、雨の日の数がどう違うかに注目してみてください。

10月の日照時間も県ごとに比べてみましょう。平年値の分析では、太平洋側の多くの都市で10月中旬〜下旬に日照が戻り始める一方、日本海側では冬に向けて短くなっていきます。「晴れの国」として知られる岡山が本当に晴れるのかは「晴れの国おかやま」は本当に日本一晴れる?で検証しています。

去年(2025年)の同じ時期の東京はどうだったかも比べておきましょう。今年の雨の多さがより実感できるはずです。

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10月の天気全体の特徴は10月の天気ランキング、9月との比較は9月の天気ランキング、11月に向けた変化は11月の天気ランキングにまとめています。特定の日の傾向は10月1日の天気の傾向や10月10日の天気の傾向からも見られます。

実例:2026年9月の東京は25日間のうち何日晴れた?

最後に、東京の9月1〜25日を1日ずつ見てみます。上が日降水量、下が日照時間です。下のグラフの点線は、同じ期間の日照時間の平年値(1日あたり平均4.3時間)です。

日降水量(mm)0501001509月1日 0.0mm9月2日 0.0mm9月3日 0.0mm9月4日 8.5mm9月5日 12.5mm9月6日 96.5mm96.59月7日 72.5mm72.59月8日 22.5mm9月9日 34.0mm9月10日 8.0mm9月11日 10.0mm9月12日 17.5mm9月13日 0.0mm9月14日 0.0mm9月15日 20.5mm9月16日 26.5mm9月17日 4.5mm9月18日 0.0mm9月19日 2.0mm9月20日 103.5mm103.59月21日 156.0mm1569月22日 0.0mm9月23日 11.5mm9月24日 0.5mm9月25日 0.0mm日照時間(時間)05109月1日 0.4時間9月2日 3.1時間9月3日 0.1時間9月4日 0.0時間9月5日 1.0時間9月6日 0.0時間9月7日 0.0時間9月8日 1.4時間9月9日 1.4時間9月10日 0.0時間9月11日 0.0時間9月12日 0.0時間9月13日 2.2時間9月14日 8.7時間9月15日 0.1時間9月16日 0.0時間9月17日 4.2時間9月18日 2.6時間9月19日 0.0時間9月20日 0.0時間9月21日 0.0時間9月22日 7.6時間9月23日 0.0時間9月24日 8.2時間9月25日 4.7時間平年 4.3時間1日5日10日15日20日25日灰色の点=日照0時間の日
図3:東京の2026年9月1〜25日の日降水量と日照時間。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別値から筆者作成
日付降水量日照時間メモ
9月6日96.5mm0.0時間50mm以上の大雨
9月7日72.5mm0.0時間50mm以上の大雨
9月14日0.0mm8.7時間7時間以上の晴れ
9月20日103.5mm0.0時間50mm以上の大雨
9月21日156.0mm0.0時間25日間で最多の雨
9月22日0.0mm7.6時間7時間以上の晴れ
9月24日0.5mm8.2時間7時間以上の晴れ
表6:東京の2026年9月1〜25日のうち、日降水量50mm以上の日と日照7時間以上の日。出典:気象庁「過去の気象データ検索」日別値

東京では25日間のうち16日が1mm以上の雨で、合計607.0mm(平年の312%)。9月20〜21日の2日間だけで259.5mmと、平年の9月1〜25日(194.5mm)を上回る雨が降りました。日照は合計45.7時間で、1日あたり1.8時間。平年(4.3時間)の半分にも届きません。日照0時間の日が11日、1時間未満の日は14日もあり、7時間以上よく晴れた日は14・22・24日のたった3日でした。

ちなみに、平年の東京は9月21日〜10月10日が日照の谷(1日3.8時間)です。つまり、晴れ間が少ないのはこの季節の「いつものこと」でもあるのですが、今年は平年の谷のさらに半分以下という、かなり極端な日照不足になっています。過去の同じ日の東京の天気は過去の天気を調べるから調べられます。

秋雨の時期の注意点と暮らしへの影響

洗濯物・布団干しは「晴れ間」を狙い撃ち

秋雨の時期は湿度が高く、気温も下がり始めるので、洗濯物が乾きにくくなります。部屋干しは除湿機やエアコンの除湿、扇風機の風を当てるのが基本です。何時間で乾くかの目安は洗濯物が乾く条件と時間の目安で、気温・湿度・風速ごとに計算しています。布団は湿度の低い晴れた日の10〜15時が理想で、条件の見分け方は布団を干す条件にまとめました。関東では今年、晴れ間そのものが少ないので、予報で「晴れ」の日が出たらその日に集中させるのがおすすめです。

頭痛・だるさは気圧の変化をチェック

前線が近づいたり離れたりすると、気圧が数日ごとに上下します。気圧の変化で頭痛やだるさを感じやすい人は、今日の気圧の変化で前もって確認しておくと、予定の調整や早めの対策がしやすくなります。気圧がどのくらい下がると影響が出やすいのかは気圧と頭痛で解説しています。

行楽・運動会は「予備日」と雨雲レーダーを

10月は運動会や行楽のシーズンですが、千葉・東京・横浜・静岡は平年でも10月上旬が雨のピークです。今年はさらに1か月予報で「期間のはじめも降水量が多い」とされています。屋外の予定は予備日を用意し、前日・当日の予報をこまめに確認して、当日は雨雲レーダーで雨の近づき方も見ておくと安心です。平年の10月の天気の傾向は10月の天気ランキングから見られます。紅葉の見ごろは紅葉が遅いのはなぜ?2026年で解説しています。

大雨のあとは土砂災害に注意

9月にこれだけ雨が降った地域では、地面に水分がたくさん残っています。次の雨がそれほど多くなくても、がけ崩れなどの土砂災害が起きやすい状態が続くことがあります。大雨の注意報・警報、土砂災害警戒情報が出たら、早めに身の安全を確保してください。「秋の日はつるべ落とし」など、秋の天気にまつわることわざは季節別 天気のことわざで紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 秋雨前線はいつまで続きますか?

地域によって違います。日別平年値(1991から2020年)を5日ごとに平均し、雨がピークの6割を下回る時期を「秋雨明けの目安」とすると、九州北部の佐賀は9月21日から25日、長崎・熊本は10月1日から5日、福岡は10月6日から10日、東京・千葉・横浜など関東南部は10月26日から30日です。日本海側の秋田・新潟・富山・金沢などは雨が減りきらないまま11月の冬型の雨に移るため、はっきりした終わりがありません。

Q2. 2026年の秋雨はいつまで続きますか?

断定はできませんが、気象庁の1か月予報(9月24日発表)では、関東甲信・東海・東北南部で「期間のはじめも降水量が多く、日照時間の少ない状態が続く見込み」とされています。平年の秋雨明けの目安が10月下旬の地域が多いことと合わせると、10月上旬までは雨や曇りが多めの可能性があり、10月中旬以降に平年並みに近づき、秋晴れがはっきり増えるのは平年どおり10月下旬ごろと考えるのが無難です。西日本と沖縄は平年より晴れの日が多い予想です。

Q3. 関東の秋雨はいつまでですか?

平年の東京は10月6日から10日が雨のピーク(1日9.3mm)で、秋雨明けの目安は10月26日から30日です。日照も9月21日から10月10日が谷で、10月21日から25日に回復します。2026年は9月1から25日に東京で平年の312%の雨が降り、日照は平年の43%でした。1か月予報では関東甲信で期間のはじめも雨が多い見込みです。

Q4. 秋雨と梅雨の違いは何ですか?

どちらも停滞前線による雨の季節ですが、梅雨前線は夏の太平洋高気圧が北へ勢力を広げる途中に、秋雨前線は太平洋高気圧が南へ後退し北から冷たい高気圧が張り出すときにできます。梅雨は西日本ほど雨量が多いのに対し、秋雨は台風や湿った空気が重なることで太平洋側を中心に大雨になることがあります。

Q5. 秋雨明けの発表はありますか?

ありません。気象庁は梅雨入り・梅雨明けは発表しますが、秋雨の始まりや終わりは発表していません。このため、この記事では日別平年値から「雨がピークの6割を下回る半旬」を秋雨明けの目安として計算しています。

Q6. 2026年9月はなぜこんなに雨が多いのですか?

本州付近に前線が停滞しやすかったことに、台風や南からの湿った空気の流れ込みが重なったことが主な背景と考えられます。9月1から25日の降水量は、水戸で平年の351%、千葉で407%、東京で312%、横浜で337%に達しました。

Q7. 九州北部や山陰で雨が少ないのはなぜですか?

平年でも九州北部は9月上旬が雨のピークで、秋雨の終わりが早い地域です。2026年は9月1から25日の降水量が福岡で平年の43%、佐賀で37%、松江で39%、山口で41%と少雨でした。1か月予報では九州北部について「これまでの少雨を解消するほどのまとまった雨が降る可能性は小さい」とされています。

Q8. 日本海側の11月の雨も秋雨ですか?

秋雨とは別の雨です。11月になると西高東低の冬型の気圧配置が現れ始め、冷たい季節風が日本海を渡るときにできた雲が、日本海側に雨(しぐれ)を降らせます。平年値でも、札幌、青森、秋田、新潟、富山、金沢、福井では11月に入って再び雨が増えます。

まとめ
  • 平年の秋雨は西から終わる。雨がピークの6割を下回る「秋雨明けの目安」は、九州北部で10月上旬ごろ、関東南部で10月下旬(東京は10月26〜30日)。
  • 日本海側は秋雨明けがはっきりせず、11月は冬型の雨(しぐれ)へ。これは秋雨とは別の雨。
  • 2026年9月1〜25日、水戸・千葉・東京・横浜は平年の312〜407%の雨、関東7地点の日照は平年の44%。47都市中6都市で平年の2倍以上。
  • 九州北部・山陰・札幌は少雨。福岡43%、佐賀37%、松江39%、札幌29%(札幌・横浜は降水量に1日欠測があり参考値)。
  • 2026年の見通し:関東甲信・東海・東北南部は10月上旬まで雨・曇りが多めの可能性。秋晴れが増えるのは平年どおりなら10月下旬ごろ。西日本・沖縄は晴れの日が多い予想。

出典:気象庁「過去の気象データ検索」(日別値 2026年9月1〜25日、日別平年値 1991〜2020年)、気象庁「1か月予報」(2026年9月24日発表)。半旬平均・平年比・ピークと秋雨明けの目安などの集計・計算は筆者。

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