世界の主要空港のいまの気象実況から、飛行区分(VFR・MVFR・IFR・LIFR)を判定して地図に色で示しています。5分ごとに更新されます。
いま条件が悪い空港
| 空港 | 区分 | 視程 | 雲底 | 風 |
|---|---|---|---|---|
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飛行区分(VFR・MVFR・IFR・LIFR)とは
空港がいま「飛べる状態か」は、地上から見える視程と、空を覆う雲の雲底の高さのふたつでおおまかに決まります。この2つの組み合わせを4段階に分けたものが飛行区分です。米国で使われている区分ですが、世界のどの空港のMETARにも同じ物差しを当てられるため、空港どうしを見比べるときの共通の目盛りとして広く使われています。
| 区分 | 雲底 | 視程 | ざっくり言うと |
|---|---|---|---|
| VFR | 3,000フィート超 | 5マイル(約8km)超 | 目で見て飛べる。ふつうの晴れ〜薄曇り |
| MVFR | 1,000〜3,000フィート | 3〜5マイル | 目視は可能だが余裕がない |
| IFR | 500〜1,000フィート | 1〜3マイル | 計器に頼らないと降りられない |
| LIFR | 500フィート未満 | 1マイル未満 | 着陸できる機材・乗員が限られる |
雲底はBKN(雲量5〜7)・OVC(8)など、空の大半を覆う雲の底の高さを指します。雲がまばら(FEW・SCT)なだけなら雲底とは数えません。視程と雲底のどちらか悪いほうで区分が決まります。
色が塗り替わるのはどんなときか
地図をしばらく眺めていると、区分が変わりやすい場所とそうでない場所があることに気づきます。代表的なのは次のような場面です。
- 夜明け前後:晴れて風の弱い夜は地面が冷え、明け方に放射霧が出ます。日の出から数時間でいっせいに消えるため、明け方の地図は赤や紫が点在し、昼前には緑に戻ります。
- 暖かい空気が冷たい海の上を渡るとき:初夏の黄海・北海道東岸・カリフォルニア沖などでは、海霧が数日続くこともあります。日が差しても消えません。
- 前線や低気圧の通過:厚い雲と雨で雲底が下がり、帯状に色が変わります。線の動きを追うと、前線がどちらへ進んでいるかが見て取れます。
- 大気汚染・砂じん・煙:晴れているのに視程が伸びず、いつまでも緑にならない空港があります。乾季の南アジアや、山火事の時期の北米西部が典型です。
この地図の作り方
世界の主要空港のMETAR(定時観測)を、米国海洋大気庁(NOAA)の Aviation Weather Center から取得しています。取得はこのサイトのサーバーがまとめて行い、5分間ためて使い回します。見ている人が何人いても、取得元へ行く回数は変わりません。
点をクリックすると、その空港の視程・雲底・風と、過去10年の気象実績ページへの入り口が出ます。いまの色がその空港にとって珍しいことなのか、いつものことなのかは、そちらで確かめられます。
よくある質問
Q. 点が出ていない空港があります。
METARが届いていないか、視程・雲の情報が欠けている空港です。観測が1時間おきの空港では、更新の谷間に一時的に消えることがあります。
Q. 晴れているのにVFRになりません。
VFRは視程5マイル(約8km)超が条件です。もやや大気汚染で視程が数kmまでしか上がらない地域では、雲ひとつなくてもMVFR止まりになります。
Q. これを見て運航の判断をしてよいですか。
この地図は概況をつかむためのものです。実際の運航にあたっては、必ず公式のMETAR/TAF・NOTAM等の一次情報をご確認ください。
