苗場に行く日を決めるための、天気のデータをまとめました。いちばん晴れやすいのは5月(晴れ42.8%)、いちばん晴れにくいのは1月(7.0%)です。
苗場スキー場とかぐらをドラゴンドラで結ぶ、日本最長級のエリア。苗場は湯沢より標高が高く、雪質も一段上。そしてかぐらは5月まで滑れる——シーズンの長さが最大の武器です。
気象庁が湯沢で観測した1979〜2025年の47年分・17,165日を独自に集計しています。月をクリックすると、その月の日付別データ(1日〜31日それぞれの晴れる確率)まで開きます。
出発直前は「今の予報」を確認(気象予報士のおすすめ)
このページは過去データの統計です。旅行が近づいたら、気象庁の新潟県の天気予報(今日・明日・週間)→ 2週間気温予報 → 当日は雨雲の動き(雨雲レーダー)の順に見るのが確実です。統計で日程を決めて、直前は予報で微調整——これがいちばん失敗しない使い方です。
苗場のベストシーズンはいつ?|12月〜4月の月別データ総まとめ
スキー・スノーボードは「雪があること」と「晴れて視界がいいこと」の両立が肝心です。気象庁湯沢の47年分で見ると、苗場のシーズン(12月〜4月)で雪や雨の日がもっとも多いのは1月(90.6%)——降雪が多くパウダーを狙いやすい反面、視界は悪くなりがちです。逆にいちばん晴れやすいのは4月(晴れ40.7%・平年最高15.1℃)。雪質重視なら1月、景色と滑りやすさ重視なら4月が目安です。
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 7.0% | 90.6% | 2.5℃ | -3.3℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 2月 | 9.9% | 88.1% | 3.2℃ | -3.3℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 3月 | 18.2% | 77.6% | 7.4℃ | -0.7℃ | 雪シーズン |
| 4月 | 40.7% | 49.7% | 15.1℃ | 4.1℃ | 雨・雪が多め |
| 5月 ★ | 42.8% | 38.9% | 21.4℃ | 10.0℃ | 気温は快適 |
| 6月 | 28.2% | 43.8% | 24.7℃ | 15.5℃ | 雨・雪が多め |
| 7月 | 26.6% | 49.9% | 28.1℃ | 19.8℃ | 雨・雪が多め |
| 8月 | 38.7% | 42.1% | 29.7℃ | 20.8℃ | 雨・雪が多め |
| 9月 | 33.0% | 47.2% | 25.1℃ | 16.8℃ | 雨・雪が多め |
| 10月 | 36.5% | 48.8% | 18.7℃ | 10.2℃ | 雨・雪が多め |
| 11月 | 35.0% | 57.6% | 12.5℃ | 4.1℃ | 雨・雪が多め |
| 12月 | 17.8% | 77.9% | 5.9℃ | -0.7℃ | 雪シーズン |
苗場の月別の天気と服装|12か月まとめ
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | 降水量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 7.0% | 90.6% | 2.5℃ | -3.3℃ | 303.4mm |
| 2月 | 9.9% | 88.1% | 3.2℃ | -3.3℃ | 211.5mm |
| 3月 | 18.2% | 77.6% | 7.4℃ | -0.7℃ | 156.4mm |
| 4月 | 40.7% | 49.7% | 15.1℃ | 4.1℃ | 105.8mm |
| 5月 | 42.8% | 38.9% | 21.4℃ | 10.0℃ | 104.8mm |
| 6月 | 28.2% | 43.8% | 24.7℃ | 15.5℃ | 133.1mm |
| 7月 | 26.6% | 49.9% | 28.1℃ | 19.8℃ | 213.5mm |
| 8月 | 38.7% | 42.1% | 29.7℃ | 20.8℃ | 192.2mm |
| 9月 | 33.0% | 47.2% | 25.1℃ | 16.8℃ | 179.6mm |
| 10月 | 36.5% | 48.8% | 18.7℃ | 10.2℃ | 176.4mm |
| 11月 | 35.0% | 57.6% | 12.5℃ | 4.1℃ | 196.3mm |
| 12月 | 17.8% | 77.9% | 5.9℃ | -0.7℃ | 292.1mm |
数値は湯沢の47年平均です。「晴れ」「雨」は気象庁の天気出現率と同じ定義(雪>雨>くもり>晴れ)で1日ずつ判定しました。
苗場に行くならいつ?47年データで見る12月〜4月の比較
晴れやすさだけで選ぶなら4月(40.7%)、3月(18.2%)、12月(17.8%)の順です。ただし、晴れる=過ごしやすい、ではありません。12月〜4月のなかでは4月が平年最高15.1℃ともっとも高く、1月は平年最低-3.3℃。晴れやすさと気温の両方を見て決めてください。
苗場の天気を左右するもの
苗場は三国山脈の懐、標高900〜1789mにあります。
越後湯沢(標高約350m)より500m以上高いため、気温は3℃前後低く、雪質が明確に良くなります。参照観測点は湯沢なので、このページの気温から3〜5℃引くと苗場の実感に近づきます。
雪をもたらす仕組みは湯沢と同じ冬型+三国山脈。日本海からの気流が山脈にぶつかって大量の雪を降らせます。降雪量は日本有数です。
そしてかぐら(田代・みつまた含む)は標高1845mまであり、春まで雪が残ります。
標高が500m違うと雪が変わる|苗場と湯沢の使い分け
■ 気温減率で考える
気温は標高100mにつき約0.6℃下がります。苗場(900m)と越後湯沢駅(350m)の差は550m——約3.3℃。
この3℃が効きます。湯沢が雨でも苗場は雪、湯沢がべた雪でも苗場はまだ軽いということが日常的に起こります。
さらに苗場山頂(1789m)は湯沢より約8.6℃低い。同じ日に山麓は湿雪、山頂はパウダーという状況になります。
■ ドラゴンドラという移動手段
苗場とかぐらを結ぶ全長5481mのゴンドラ。強風に弱く、冬型が強い日は運休します。
運休すると苗場とかぐらは車移動(約30分)になります。「両方滑る」計画は風の予報次第だと理解しておいてください。
■ かぐらの長いシーズン
かぐらは11月下旬から5月下旬まで営業する年があります。標高1845mの高さと、三国山脈の圧倒的な積雪量ゆえです。
4〜5月はザラメ雪の春スキー。朝は締まって滑りやすく、昼は緩みます。午前中が勝負です。
■ 月別
12月:オープン。1〜2月:本番、豪雪。3月:積雪最大級かつ晴天率上昇。4〜5月:かぐら中心の春スキー。
雨とドラゴンドラ運休|苗場で計画が崩れる2つのパターン
①強風でドラゴンドラ運休——冬型が強い日に起こります。エリア間の移動ができなくなります。
②暖気で雨——南岸低気圧や春先の暖気で、山麓が雨になります。ただし前述のとおり標高が高いので上部は雪のことが多い。
このページの冬季の雨の出現率を見てください。湯沢の値なので、苗場の実際の雨リスクはこれより低いと読んでください。標高差3℃分の余裕があります。
春(4〜5月)は雨の割合が増えます。ザラメ雪は雨で急速に緩むので、午前中に滑り切るのが基本戦略になります。
滑れない日の代替は苗場プリンスホテル内の施設や越後湯沢へ下りて温泉。車で30分ほどです。
実務的な確認は①ドラゴンドラの運行状況、②山麓と山頂の気温、③風速。公式サイトがリフトごとに出しています。
晴れ・くもり・雨の数字はどうやって出しているか
気象庁の各管区気象台が公表する「天気の出現率」と同じ順番で、1日ずつ天気を1つに決めています。①雪(雪の現象があった日)→②雨(日降水量1.0mm以上)→③くもり(日平均雲量8.5以上)→④晴れ。上から順にあてはめ、最初に該当したところで確定します。雲量は公開データにないため日照時間÷可照時間で代用しており、実際に雲量を観測している気象台の公表値との誤差は1ポイント前後です。
気象庁の平年値は直近30年ですが、このページは1979〜2025年の47年分を使っています。期間が長いほど、たまたま雨が多かった年の影響がならされます。集計方法は「全国837地点の天気出現率」に詳しく書きました。
苗場の天気 よくある質問
苗場はいつ行くのがおすすめですか?
苗場で雨が多いのは何月ですか?
苗場の一番暑い月と寒い月は?
このデータはどこのものですか?
苗場 各月の詳細ページ
- 苗場1月の服装|真冬日6.4日の寒さを47年データで(最低-3.3℃)
- 苗場2月の服装|真冬日5.3日の寒さを47年データで(最低-3.3℃)
- 苗場3月の服装と天気|冬日17.9日を47年データで(最低-0.7℃)
- 苗場4月は雨が多い?天気を47年データで(雨49.7%・晴れ40.7%)
- 苗場5月は雨が多い?天気を47年データで(雨38.9%・晴れ42.8%)
- 苗場6月は雨が多い?天気を47年データで(雨43.8%・晴れ28.2%)
- 苗場7月は雨が多い?天気を47年データで(雨49.9%・晴れ26.6%)
- 苗場8月は雨が多い?天気を47年データで(雨42.1%・晴れ38.7%)
- 苗場9月は雨が多い?天気を47年データで(雨47.2%・晴れ33.0%)
- 苗場10月は雨が多い?天気を47年データで(雨48.8%・晴れ36.5%)
- 苗場11月は雨が多い?天気を47年データで(雨57.6%・晴れ35.0%)
- 苗場12月の服装|真冬日1.7日の寒さを47年データで(最低-0.7℃)
苗場の紫外線対策|月別ページに時間別UVを載せています
雪上での行動は屋外で過ごす時間が長くなります。日焼けだけでなく、目の疲れや体力の消耗にもつながるので、行く月の紫外線の強さを知っておくと備え方が変わります。
紫外線は「季節・時刻・標高・地表の反射」の4つで大きく変わります。
- 季節:ピークは7〜8月。ただし4〜5月にはすでに真夏の8割前後まで上がります。「まだ春だから」がいちばん油断しやすいところです。
- 時刻:正午前後が最大。午前10時〜午後2時に一日の約6割が集中します。
- 標高:標高1000mにつき約10%増。ここは標高1789m級なので、平地より明確に強くなります。
- 反射:雪面は紫外線の約80%を反射します。上と下の両方から浴びることになり、ゲレンデは屋外で最も紫外線が強い場所のひとつです。
各月のページに、苗場の「6時〜18時の時間別UVインデックス」を載せています。行く月のページで、出発前に確認してみてください。
紫外線そのものの仕組みや全国の比較は、こちらで詳しく解説しています。
