大雪山・旭岳に行く日を決めるための、天気のデータをまとめました。いちばん晴れやすいのは9月(晴れ41.9%)、いちばん晴れにくいのは1月(1.7%)です。
北海道の最高峰・旭岳(2291m)と大雪山。日本でいちばん早く紅葉が始まり、日本でいちばん早く雪が降る山です。このページは麓・上川の観測値です。
気象庁が上川で観測した1978〜2025年の48年分・17,531日を独自に集計しています。月をクリックすると、その月の日付別データ(1日〜31日それぞれの晴れる確率)まで開きます。
出発直前は「今の予報」を確認(気象予報士のおすすめ)
このページは過去データの統計です。旅行が近づいたら、気象庁の北海道の天気予報(今日・明日・週間)→ 2週間気温予報 → 当日は雨雲の動き(雨雲レーダー)の順に見るのが確実です。統計で日程を決めて、直前は予報で微調整——これがいちばん失敗しない使い方です。
大雪山・旭岳のベストシーズンはいつ?|月別データ総まとめ
晴れやすさ・雨や雪の少なさ・気温の快適さだけで機械的に選ぶと、旭岳のベストシーズンは5月(晴れ40.5%・平年最高16.4℃)です。次点は9月・6月。ただし桜や紅葉、海、イベントなど「見たいもの」がある場合はその時期が正解です——下の表で天気の条件を確かめて、行きたい月のページで日付まで絞り込んでください。
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 1.7% | 97.6% | -4.7℃ | -13.7℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 2月 | 3.2% | 95.9% | -3.6℃ | -13.6℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 3月 | 9.9% | 89.1% | 1.0℃ | -8.7℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 4月 | 32.4% | 59.3% | 8.7℃ | -2.1℃ | 雪シーズン |
| 5月 ★ | 40.5% | 40.1% | 16.4℃ | 3.6℃ | 雨・雪が多め |
| 6月 | 37.6% | 37.4% | 21.1℃ | 9.5℃ | 気温は快適 |
| 7月 | 38.9% | 39.7% | 24.6℃ | 14.4℃ | 気温は快適 |
| 8月 | 39.9% | 41.6% | 24.8℃ | 14.8℃ | 雨・雪が多め |
| 9月 | 41.9% | 44.4% | 20.1℃ | 8.8℃ | 雨・雪が多め |
| 10月 | 34.4% | 55.6% | 12.8℃ | 2.2℃ | 雨・雪が多め |
| 11月 | 15.8% | 79.1% | 4.6℃ | -3.0℃ | 真冬日多め・雪装備 |
| 12月 | 2.2% | 96.6% | -2.1℃ | -9.3℃ | 真冬日多め・雪装備 |
大雪山・旭岳の月別の天気と服装|12か月まとめ
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | 降水量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 1.7% | 97.6% | -4.7℃ | -13.7℃ | 41.1mm |
| 2月 | 3.2% | 95.9% | -3.6℃ | -13.6℃ | 33.3mm |
| 3月 | 9.9% | 89.1% | 1.0℃ | -8.7℃ | 47.3mm |
| 4月 | 32.4% | 59.3% | 8.7℃ | -2.1℃ | 57.8mm |
| 5月 | 40.5% | 40.1% | 16.4℃ | 3.6℃ | 82.4mm |
| 6月 | 37.6% | 37.4% | 21.1℃ | 9.5℃ | 81.7mm |
| 7月 | 38.9% | 39.7% | 24.6℃ | 14.4℃ | 140.1mm |
| 8月 | 39.9% | 41.6% | 24.8℃ | 14.8℃ | 170.7mm |
| 9月 | 41.9% | 44.4% | 20.1℃ | 8.8℃ | 140.9mm |
| 10月 | 34.4% | 55.6% | 12.8℃ | 2.2℃ | 131.6mm |
| 11月 | 15.8% | 79.1% | 4.6℃ | -3.0℃ | 113.3mm |
| 12月 | 2.2% | 96.6% | -2.1℃ | -9.3℃ | 66.5mm |
数値は上川の48年平均です。「晴れ」「雨」は気象庁の天気出現率と同じ定義(雪>雨>くもり>晴れ)で1日ずつ判定しました。
大雪山・旭岳はいつ行くのがいい?48年データで見るベストシーズン
晴れやすさだけで選ぶなら9月(41.9%)、5月(40.5%)、8月(39.9%)の順です。ただし、晴れる=過ごしやすいではありません。8月は最高24.8℃、1月は最低-13.7℃。真冬は日中でも氷点下の日が月27.9日あります。晴れやすさと気温の両方で選んでください。
旭岳の天気を左右するもの
大雪山は北緯43度に立つ2000m級の山群です。緯度が高い×標高が高い——この2つが重なるため、本州の3000m級に匹敵する厳しさになります。
体感の目安として、旭岳の気温は本州の富士山五合目〜山頂に近いと考えてください。
上川(標高240m)から旭岳山頂(2291m)までは約2050m。気温差は単純計算で約12℃です。
日本一早い紅葉と初雪|旭岳の秋は9月に終わる
「日本一早い紅葉」は大雪山の代名詞です。平年で9月中旬に旭岳・黒岳の山頂付近が色づき始めます。本州の平地が11月なのに比べて、2か月早い計算です。
理由は紅葉のスイッチが気温だからです。カエデやナナカマドは最低気温がおおむね8℃を下回ると色づき始め、5〜6℃で一気に進むとされます。北緯43度・標高1600m以上の大雪山では、この条件が8月末〜9月上旬に訪れます。
そして紅葉は山の上から下へ降りてきます。目安は9月中旬に旭岳ロープウェイ姿見の池(1600m)→9月下旬に山麓(1100m)→10月上旬に層雲峡。つまり「どの標高が見頃か」で行き先を変えるのが大雪山の楽しみ方です。
同時に日本一早い初雪も来ます。旭岳では9月中に初冠雪する年が珍しくありません。紅葉と雪が同時に見られるのは、日本ではここくらいです。
だから9月の装備は秋ではなく冬で考えてください。姿見の池は標高1600m、上川より約8℃低い。9月下旬の朝なら氷点下もあり得ます。ダウン・手袋・防水の靴を。
もうひとつ。旭岳は活火山です。姿見の池周辺には噴気孔があり、風向きによっては火山ガスに注意が必要です。散策路の指示に従ってください。
紫外線は標高2291mで平地の約2割増し、残雪期は雪面反射で大幅に増えます。このページのデータは補正済みです。
悪天候の旭岳|ロープウェイが動くかどうか
- 旭岳ロープウェイは強風・雷で運休します。当日朝の公式運行状況を必ず確認してください
- 姿見の池の散策路は完全に屋外。霧が出ると視界が数十mになります
- 層雲峡の大函・小函、銀河の滝・流星の滝は雨でも見られます(落石注意区間あり)
- 層雲峡ビジターセンター・大雪山写真ミュージアムは屋内
- 黒岳ロープウェイ・リフトも強風運休あり。両方止まると山に上がれません
- 雨の日は層雲峡温泉・旭岳温泉に切り替えるのが現実的です
晴れ・くもり・雨の数字はどうやって出しているか
気象庁の各管区気象台が公表する「天気の出現率」と同じ順番で、1日ずつ天気を1つに決めています。①雪(雪の現象があった日)→②雨(日降水量1.0mm以上)→③くもり(日平均雲量8.5以上)→④晴れ。上から順にあてはめ、最初に該当したところで確定します。雲量は公開データにないため日照時間÷可照時間で代用しており、実際に雲量を観測している気象台の公表値との誤差は1ポイント前後です。
気象庁の平年値は直近30年ですが、このページは1978〜2025年の48年分を使っています。期間が長いほど、たまたま雨が多かった年の影響がならされます。集計方法は「全国837地点の天気出現率」に詳しく書きました。
大雪山・旭岳の天気 よくある質問
大雪山・旭岳はいつ行くのがおすすめですか?
大雪山・旭岳で雨が多いのは何月ですか?
大雪山・旭岳の一番暑い月と寒い月は?
このデータはどこのものですか?
旭岳 各月の詳細ページ
- 旭岳1月の服装|真冬日27.9日の寒さを48年データで(最低-13.7℃)
- 旭岳2月の服装|真冬日23.5日の寒さを48年データで(最低-13.6℃)
- 旭岳3月の服装|真冬日13.4日の寒さを48年データで(最低-8.7℃)
- 旭岳4月の服装と天気|冬日22.6日を48年データで(最低-2.1℃)
- 旭岳5月は雨が多い?天気を48年データで(雨40.1%・晴れ40.5%)
- 旭岳6月の服装と天気|48年データで(晴れ37.6%・最高21.1℃)
- 旭岳7月は雨が多い?天気を48年データで(雨39.7%・晴れ38.9%)
- 旭岳8月は雨が多い?天気を48年データで(雨41.6%・晴れ39.9%)
- 旭岳9月は雨が多い?天気を48年データで(雨44.4%・晴れ41.9%)
- 旭岳10月の服装と天気|冬日9.0日を48年データで(最低2.2℃)
- 旭岳11月の服装|真冬日5.8日の寒さを48年データで(最低-3.0℃)
- 旭岳12月の服装|真冬日22.4日の寒さを48年データで(最低-9.3℃)
旭岳の紫外線対策|屋外で過ごすなら月別ページの時間別UVを
大雪山・旭岳は屋外で過ごす時間が長いスポットです。日焼けだけでなく、目の疲れや体力の消耗にもつながるので、行く月の紫外線の強さを知っておくと対策が変わります。
紫外線は「季節・時刻・標高・地表の反射」の4つで大きく変わります。
- 季節:ピークは7〜8月。ただし4〜5月にはすでに真夏の8割前後まで上がります。「まだ春だから」がいちばん油断しやすいところです。
- 時刻:正午前後が最大。午前10時〜午後2時に一日の約6割が集中します。
- 標高:標高1000mにつき約10%増。ここは標高2291m級なので、平地より明確に強くなります。
- 反射:新雪は約80%、砂浜は10〜25%、水面は10〜20%を照り返します。雪の残る時期は、上と下の両方から浴びることになります。
各月のページに、旭岳の「6時〜18時の時間別UVインデックス」を載せています。行く月のページで、出発前に確認してみてください。
紫外線そのものの仕組みや全国の比較は、こちらで詳しく解説しています。
