湘南・鎌倉の海に行く日を決めるための、天気のデータをまとめました。いちばん晴れやすいのは12月(晴れ71.5%)、いちばん晴れにくいのは6月(27.3%)です。
由比ヶ浜・材木座・片瀬・鵠沼。海開きは7月上旬、海の家は8月末まで。ただし海水温が最も高いのは8月下旬〜9月上旬——気温と水温は1か月ずれます。その仕組みを解説します。
気象庁が辻堂で観測した1993〜2025年の33年分・12,379日を独自に集計しています。月をクリックすると、その月の日付別データ(1日〜31日それぞれの晴れる確率)まで開きます。
出発直前は「今の予報」を確認(気象予報士のおすすめ)
このページは過去データの統計です。旅行が近づいたら、気象庁の神奈川県の天気予報(今日・明日・週間)→ 2週間気温予報 → 当日は雨雲の動き(雨雲レーダー)の順に見るのが確実です。統計で日程を決めて、直前は予報で微調整——これがいちばん失敗しない使い方です。
湘南・鎌倉の海のベストシーズンはいつ?|5〜10月の月別データ総まとめ
海で遊べるのは5〜10月。気象庁辻堂の33年分では、この期間でいちばん晴れやすいのは8月(晴れ54.0%・平年最高30.3℃)、雨の日が少ないのは8月(22.9%)です。真夏がいちばん混みますが、天気の条件が必ずしもベストとは限りません——下の表で月ごとに比べて、行く月のページで日付まで絞り込んでください。
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 70.5% | 21.8% | 10.8℃ | 1.7℃ | — |
| 2月 | 65.8% | 25.5% | 11.4℃ | 2.4℃ | — |
| 3月 | 55.3% | 33.8% | 14.3℃ | 5.8℃ | — |
| 4月 | 55.0% | 32.0% | 18.5℃ | 10.6℃ | 快適で晴れやすい◎ |
| 5月 | 45.8% | 33.8% | 22.2℃ | 15.3℃ | 気温は快適 |
| 6月 | 27.3% | 38.9% | 24.9℃ | 19.2℃ | 気温は快適 |
| 7月 | 41.1% | 32.4% | 28.3℃ | 23.1℃ | — |
| 8月 | 54.0% | 22.9% | 30.3℃ | 24.6℃ | 真夏日が多い |
| 9月 | 44.2% | 35.6% | 27.5℃ | 21.2℃ | — |
| 10月 | 48.3% | 33.0% | 22.5℃ | 15.5℃ | 気温は快適 |
| 11月 | 61.5% | 25.4% | 17.8℃ | 9.7℃ | 快適で晴れやすい◎ |
| 12月 ★ | 71.5% | 18.6% | 13.1℃ | 4.2℃ | — |
湘南・鎌倉の海の月別の天気と服装|12か月まとめ
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | 降水量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 70.5% | 21.8% | 10.8℃ | 1.7℃ | 55.6mm |
| 2月 | 65.8% | 25.5% | 11.4℃ | 2.4℃ | 59.1mm |
| 3月 | 55.3% | 33.8% | 14.3℃ | 5.8℃ | 131.9mm |
| 4月 | 55.0% | 32.0% | 18.5℃ | 10.6℃ | 135.4mm |
| 5月 | 45.8% | 33.8% | 22.2℃ | 15.3℃ | 152.0mm |
| 6月 | 27.3% | 38.9% | 24.9℃ | 19.2℃ | 173.8mm |
| 7月 | 41.1% | 32.4% | 28.3℃ | 23.1℃ | 158.4mm |
| 8月 | 54.0% | 22.9% | 30.3℃ | 24.6℃ | 128.5mm |
| 9月 | 44.2% | 35.6% | 27.5℃ | 21.2℃ | 194.2mm |
| 10月 | 48.3% | 33.0% | 22.5℃ | 15.5℃ | 182.2mm |
| 11月 | 61.5% | 25.4% | 17.8℃ | 9.7℃ | 96.3mm |
| 12月 | 71.5% | 18.6% | 13.1℃ | 4.2℃ | 61.1mm |
数値は辻堂の33年平均です。「晴れ」「雨」は気象庁の天気出現率と同じ定義(雪>雨>くもり>晴れ)で1日ずつ判定しました。
湘南・鎌倉の海に行くならいつ?33年データで見る5〜10月の比較
晴れやすさだけで選ぶなら8月(54.0%)、10月(48.3%)、5月(45.8%)の順です。ただし、晴れる=過ごしやすい、ではありません。5〜10月のなかでは8月が平年最高30.3℃ともっとも高く、5月は平年最低15.3℃。晴れやすさと気温の両方を見て決めてください。
湘南の海の天気を左右するもの
湘南の夏は相模湾に面した海洋性気候です。平年の8月の最高気温は30〜31℃と、内陸の東京より2〜3℃低くなります。海風が入るぶん、真夏の体感はやや楽です。
ただし湿度は高い。海に囲まれているので、気温が同じでも蒸します。
そして最も重要なのが海水温の遅れです。海は比熱が大きく、暖まるのも冷めるのも陸より遅い。気温のピークは8月上旬でも、水温のピークは8月下旬〜9月上旬にずれます。
だから「泳ぐのに最も快適なのは、実はお盆過ぎ」ということになります。
気温と水温は1か月ずれる|海水浴の本当の適期
■ なぜ水温が遅れるのか
水の比熱は空気の約4倍、しかも海は深さ方向に熱を溜め込みます。太陽から受けた熱が海水温に反映されるまでに約1か月かかります。
結果として相模湾の海面水温は——
6月:20℃前後(泳ぐには冷たい)
7月上旬:22〜23℃(海開き。まだひんやり)
8月上旬:25〜26℃
8月下旬〜9月上旬:26〜27℃でピーク
9月中旬:まだ25℃前後(泳げる)
つまり海の家が閉まる8月末以降のほうが、水は暖かいのです。人も減ります。
■ 逆に「6月の海」は冷たい
6月は気温が25℃を超える日があっても、水温は20℃前後。長時間入ると体温を奪われます。ウェットスーツなしで泳ぐには早い時期です。
■ 砂浜の照り返し
砂浜は10〜25%の紫外線を反射します。パラソルの下にいても下からの照り返しで日焼けします。このページの時間別の紫外線を見てください。正午前後は「非常に強い」レベルに達します。
■ 風とクラゲ
お盆以降はクラゲが増えると言われますが、これは水温上昇と海流によるものです。南寄りの風が続いた後は沿岸に寄せられやすくなります。
雨の湘南|「海水浴は中止でも、江ノ電沿線は雨に強い」
気象面で押さえるべきは雷です。夏の相模湾では内陸(丹沢・秩父)で発達した積乱雲が海側へ流れてくることがあり、海上・砂浜は落雷時に最も危険な場所です。遊泳禁止の判断は雷で出ます。雷鳴が聞こえたらすぐ上がる——これは天気予報より優先すべき判断です。
もうひとつが大雨後の水質。河川から濁水と漂着物が流れ込み、数日は透明度が落ちます。
このページの7月・8月の降水量と天気出現率を見てください。夏の湘南は晴れを引ける確率が比較的高いことが数字で分かります。
晴れ・くもり・雨の数字はどうやって出しているか
気象庁の各管区気象台が公表する「天気の出現率」と同じ順番で、1日ずつ天気を1つに決めています。①雪(雪の現象があった日)→②雨(日降水量1.0mm以上)→③くもり(日平均雲量8.5以上)→④晴れ。上から順にあてはめ、最初に該当したところで確定します。雲量は公開データにないため日照時間÷可照時間で代用しており、実際に雲量を観測している気象台の公表値との誤差は1ポイント前後です。
気象庁の平年値は直近30年ですが、このページは1993〜2025年の33年分を使っています。期間が長いほど、たまたま雨が多かった年の影響がならされます。集計方法は「全国837地点の天気出現率」に詳しく書きました。
湘南・鎌倉の海の天気 よくある質問
湘南・鎌倉の海はいつ行くのがおすすめですか?
湘南・鎌倉の海で雨が多いのは何月ですか?
湘南・鎌倉の海の一番暑い月と寒い月は?
このデータはどこのものですか?
湘南の海 各月の詳細ページ
- 湘南の海1月の服装と天気|33年データで(晴れ70.5%・最高10.8℃)
- 湘南の海2月の服装と天気|34年データで(晴れ65.8%・最高11.4℃)
- 湘南の海3月の服装と天気|34年データで(晴れ55.3%・最高14.3℃)
- 湘南の海4月の服装と天気|34年データで(晴れ55.0%・最高18.5℃)
- 湘南の海5月の服装と天気|34年データで(晴れ45.8%・最高22.2℃)
- 湘南の海6月は雨が多い?天気を34年データで(雨38.9%・晴れ27.3%)
- 湘南の海7月の服装|真夏日9.3日の暑さを34年データで(最高28.3℃)
- 湘南の海8月の服装|真夏日19.6日の暑さを34年データで(最高30.3℃)
- 湘南の海9月の服装と天気|34年データで(晴れ44.2%・最高27.5℃)
- 湘南の海10月の服装と天気|34年データで(晴れ48.3%・最高22.5℃)
- 湘南の海11月の服装と天気|34年データで(晴れ61.5%・最高17.8℃)
- 湘南の海12月の服装と天気|34年データで(晴れ71.5%・最高13.1℃)
湘南の海の紫外線対策|月別ページに時間別UVを載せています
海でのアクティビティは屋外で過ごす時間が長くなります。日焼けだけでなく、目の疲れや体力の消耗にもつながるので、行く月の紫外線の強さを知っておくと備え方が変わります。
紫外線は「季節・時刻・標高・地表の反射」の4つで大きく変わります。
- 季節:ピークは7〜8月。ただし4〜5月にはすでに真夏の8割前後まで上がります。「まだ春だから」がいちばん油断しやすいところです。
- 時刻:正午前後が最大。午前10時〜午後2時に一日の約6割が集中します。
- 標高:標高1000mにつき約10%増。低地でも夏場は十分に強くなります。
- 反射:砂浜は10〜25%、水面は10〜20%を反射します。日陰にいても下から返ってきます。
各月のページに、湘南の海の「6時〜18時の時間別UVインデックス」を載せています。行く月のページで、出発前に確認してみてください。
紫外線そのものの仕組みや全国の比較は、こちらで詳しく解説しています。
