大山(伯耆大山)に行く日を決めるための、天気のデータをまとめました。いちばん晴れやすいのは4月(晴れ51.2%)、いちばん晴れにくいのは1月(22.6%)です。
「伯耆富士」と呼ばれる中国地方の最高峰。西日本でも屈指の豪雪地帯で、日本海から30kmの位置に1729mの独立峰が立つ——この地形が大山の天気をすべて決めています。このページは大山の麓・茶屋の観測値です。
気象庁が茶屋で観測した1979〜2025年の47年分・17,156日を独自に集計しています。月をクリックすると、その月の日付別データ(1日〜31日それぞれの晴れる確率)まで開きます。
出発直前は「今の予報」を確認(気象予報士のおすすめ)
このページは過去データの統計です。旅行が近づいたら、気象庁の鳥取県の天気予報(今日・明日・週間)→ 2週間気温予報 → 当日は雨雲の動き(雨雲レーダー)の順に見るのが確実です。統計で日程を決めて、直前は予報で微調整——これがいちばん失敗しない使い方です。
大山(伯耆大山)のベストシーズンはいつ?|月別データ総まとめ
晴れやすさ・雨や雪の少なさ・気温の快適さだけで機械的に選ぶと、大山のベストシーズンは10月(晴れ49.8%・平年最高18.5℃)です。次点は4月・5月。ただし桜や紅葉、海、イベントなど「見たいもの」がある場合はその時期が正解です——下の表で天気の条件を確かめて、行きたい月のページで日付まで絞り込んでください。
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 22.6% | 66.5% | 3.6℃ | -4.4℃ | 雪シーズン |
| 2月 | 29.3% | 61.8% | 4.5℃ | -4.5℃ | 雪シーズン |
| 3月 | 40.2% | 51.6% | 9.3℃ | -1.6℃ | 雨・雪が多め |
| 4月 | 51.2% | 38.9% | 16.1℃ | 2.9℃ | 快適で晴れやすい◎ |
| 5月 | 47.4% | 34.8% | 20.9℃ | 8.5℃ | 気温は快適 |
| 6月 | 28.0% | 42.0% | 24.0℃ | 14.1℃ | 雨・雪が多め |
| 7月 | 31.0% | 44.8% | 27.4℃ | 18.9℃ | 雨・雪が多め |
| 8月 | 42.6% | 37.7% | 28.4℃ | 19.1℃ | 真夏日が多い |
| 9月 | 37.7% | 42.6% | 24.0℃ | 14.7℃ | 雨・雪が多め |
| 10月 ★ | 49.8% | 36.2% | 18.5℃ | 7.4℃ | 気温は快適 |
| 11月 | 45.0% | 44.5% | 12.9℃ | 2.0℃ | 雨・雪が多め |
| 12月 | 29.4% | 58.8% | 6.6℃ | -2.1℃ | 雨・雪が多め |
大山(伯耆大山)の月別の天気と服装|12か月まとめ
| 月 | 晴れ | 雨・雪 | 最高 | 最低 | 降水量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 22.6% | 66.5% | 3.6℃ | -4.4℃ | 137.5mm |
| 2月 | 29.3% | 61.8% | 4.5℃ | -4.5℃ | 119.6mm |
| 3月 | 40.2% | 51.6% | 9.3℃ | -1.6℃ | 139.9mm |
| 4月 | 51.2% | 38.9% | 16.1℃ | 2.9℃ | 121.9mm |
| 5月 | 47.4% | 34.8% | 20.9℃ | 8.5℃ | 133.8mm |
| 6月 | 28.0% | 42.0% | 24.0℃ | 14.1℃ | 197.3mm |
| 7月 | 31.0% | 44.8% | 27.4℃ | 18.9℃ | 240.7mm |
| 8月 | 42.6% | 37.7% | 28.4℃ | 19.1℃ | 172.5mm |
| 9月 | 37.7% | 42.6% | 24.0℃ | 14.7℃ | 228.6mm |
| 10月 | 49.8% | 36.2% | 18.5℃ | 7.4℃ | 144.3mm |
| 11月 | 45.0% | 44.5% | 12.9℃ | 2.0℃ | 119.3mm |
| 12月 | 29.4% | 58.8% | 6.6℃ | -2.1℃ | 142.0mm |
数値は茶屋の47年平均です。「晴れ」「雨」は気象庁の天気出現率と同じ定義(雪>雨>くもり>晴れ)で1日ずつ判定しました。
大山(伯耆大山)はいつ行くのがいい?47年データで見るベストシーズン
晴れやすさだけで選ぶなら4月(51.2%)、10月(49.8%)、5月(47.4%)の順です。ただし、晴れる=過ごしやすいではありません。8月は最高28.4℃、2月は最低-4.5℃。真冬は日中でも氷点下の日が月3.7日あります。晴れやすさと気温の両方で選んでください。
大山の天気を左右するもの
大山は日本海に面した独立峰です。冬、日本海で水蒸気を大量に含んだ季節風が、遮るもののないまま大山にぶつかり、一気に持ち上げられます。
結果、西日本とは思えない積雪になります。麓のスキー場でも数メートル、山頂付近はそれ以上。中国地方でこれほど雪が積もる場所は他にありません。
夏は逆に、標高のおかげで避暑地として機能します。茶屋(標高875m)は鳥取市街より約5℃低く、山頂はさらに5℃低い計算です。
なぜ西日本なのにこんなに積もるのか|独立峰と日本海の距離
「西日本の豪雪」と聞くとピンとこないかもしれません。しかし大山の積雪は、東北や北陸の山と比べても遜色ありません。理由は地形にあります。
①日本海からの距離が近い。大山から日本海までわずか約30km。冬の北西季節風は日本海の暖かい海面(対馬暖流)の上で大量の水蒸気を受け取り、ほとんど勢いを失わずに大山へ到達します。
②独立峰で、いきなり1729m。周囲に高い山がないため、湿った空気は大山だけで一気に持ち上げられます。空気は上昇すると膨張して冷え、水蒸気が雪になる——この過程が集中的に起こります。
③日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)。朝鮮半島の付け根で分かれた寒気が再び合流してできる帯状の雲が、山陰に向かうことがあります。これがかかると、短時間で一気に降ります。
この3つが重なって、大山は西日本最大の雪山になります。この記事の12〜3月の降雪・積雪データを見れば、その量に驚くはずです。
季節ごとの見どころも明確です。①冬(1〜2月)——スキーと雪景色。大山ホワイトリゾートは西日本最大級。②春(4〜5月)——残雪と新緑のコントラスト。③夏(7〜8月)——避暑と登山。夏山登山道は往復5〜6時間。④秋(10月下旬〜11月上旬)——ブナ林の紅葉。大山の紅葉は西日本屈指です。
装備の注意。冬の大山は本格的な雪山です。麓の観光でもスタッドレスと滑り止めは必須。そして夏山登山道でも山頂は麓より約5℃低く、風が強い——半袖1枚で登らないでください。
雨・雪の日の大山|麓の屋内と道路事情
- 大山寺・大神山神社奥宮は参道が石畳。雨に濡れた杉並木は美しいですが滑ります
- 大山まきばみるくの里・植田正治写真美術館は屋内。晴れれば美術館から大山が正面に見えます
- 登山は悪天候時は中止。夏山登山道でも霧が出ると迷いやすくなります
- 冬は大山道路(県道)が積雪・通行止めになることがあります。チェーン規制も頻繁です
- 大山は「見える日」が限られます。とくに冬は雲に隠れがち。晴れた日の朝は絶好の撮影チャンスです
- 雨の日は皆生温泉・境港(水木しげるロード)への切り替えが定番です
晴れ・くもり・雨の数字はどうやって出しているか
気象庁の各管区気象台が公表する「天気の出現率」と同じ順番で、1日ずつ天気を1つに決めています。①雪(雪の現象があった日)→②雨(日降水量1.0mm以上)→③くもり(日平均雲量8.5以上)→④晴れ。上から順にあてはめ、最初に該当したところで確定します。雲量は公開データにないため日照時間÷可照時間で代用しており、実際に雲量を観測している気象台の公表値との誤差は1ポイント前後です。
気象庁の平年値は直近30年ですが、このページは1979〜2025年の47年分を使っています。期間が長いほど、たまたま雨が多かった年の影響がならされます。集計方法は「全国837地点の天気出現率」に詳しく書きました。
大山(伯耆大山)の天気 よくある質問
大山(伯耆大山)はいつ行くのがおすすめですか?
大山(伯耆大山)で雨が多いのは何月ですか?
大山(伯耆大山)の一番暑い月と寒い月は?
このデータはどこのものですか?
大山 各月の詳細ページ
- 大山1月の服装|真冬日4.6日の寒さを47年データで(最低-4.4℃)
- 大山2月の服装|真冬日3.7日の寒さを47年データで(最低-4.5℃)
- 大山3月の服装と天気|冬日21.3日を47年データで(最低-1.6℃)
- 大山4月の服装と天気|冬日9.1日を47年データで(最低2.9℃)
- 大山5月の服装と天気|47年データで(晴れ47.4%・最高20.9℃)
- 大山6月は雨が多い?天気を47年データで(雨42.0%・晴れ28.0%)
- 大山7月は雨が多い?天気を47年データで(雨44.8%・晴れ31.0%)
- 大山8月の服装|真夏日10.5日の暑さを47年データで(最高28.4℃)
- 大山9月は雨が多い?天気を47年データで(雨42.6%・晴れ37.7%)
- 大山10月の服装と天気|47年データで(晴れ49.8%・最高18.5℃)
- 大山11月の服装と天気|冬日10.4日を47年データで(最低2.0℃)
- 大山12月の服装|真冬日1.8日の寒さを47年データで(最低-2.1℃)
大山の紫外線対策|屋外で過ごすなら月別ページの時間別UVを
大山(伯耆大山)は屋外で過ごす時間が長いスポットです。日焼けだけでなく、目の疲れや体力の消耗にもつながるので、行く月の紫外線の強さを知っておくと対策が変わります。
紫外線は「季節・時刻・標高・地表の反射」の4つで大きく変わります。
- 季節:ピークは7〜8月。ただし4〜5月にはすでに真夏の8割前後まで上がります。「まだ春だから」がいちばん油断しやすいところです。
- 時刻:正午前後が最大。午前10時〜午後2時に一日の約6割が集中します。
- 標高:標高1000mにつき約10%増。ここは標高1729m級なので、平地より明確に強くなります。
- 反射:新雪は約80%、砂浜は10〜25%、水面は10〜20%を照り返します。水辺や開けた場所では反射も加わります。
各月のページに、大山の「6時〜18時の時間別UVインデックス」を載せています。行く月のページで、出発前に確認してみてください。
紫外線そのものの仕組みや全国の比較は、こちらで詳しく解説しています。
