気象予報士試験の合格点(ボーダー・合格基準点)は、原則「学科は15問中11問以上、実技は総得点の70%以上」ですが、毎回の難易度に応じて調整されます。この記事では、第18回(2002年)から最新の第65回まで48回分の合格基準を一覧・グラフ・統計にまとめ、次回の見込みと、自己採点を過去全回の基準に照らす判定ツールを置きました。最新回の基準は合格発表の当日に自動で反映されます。
発表当日、支援センターの発表を自動で取り込みこのページに反映します。
やん
- 原則は学科各15問中11問・実技70%。基準は「下がる方向」にだけ調整され、原則より上がった回はない
- 学科一般が11問だった回は63%、10問が29%、9問が8%。学科専門は11問56%・10問35%・9問8%
- 実技は58〜72%の間で推移し、平均65.4%。70%以上は13%の回だけ、65%以下が52%
- 直近10回の実技の平均は64.9%(60〜69%)。「65%を安定して超える」が現実的な目標ライン
- 合格率は基準の高低に関係なく5%前後。基準が低い回を狙う意味はない
最新の合格基準と、次回の発表予定
上のカードが最新回の合格基準です。合格発表の当日(8月試験は10月上旬、1月試験は3月中旬の金曜日)に、気象業務支援センターの「試験結果・報道参考資料」を自動で読み取って更新します。試験日程と申込期間は試験日程の記事、合格基準の決まり方(配点・採点)は合格基準と配点・採点の全解説にまとめています。
合格基準の一覧|第18回〜最新回(学科一般・学科専門・実技)
新しい回が上です。学科は15問中の正解数、実技は実技1・実技2の総得点に対する割合。受験者数・合格者数・合格率も並べました。表は最新回の発表で自動的に1行増えます。
| 回 | 実施 | 学科一般 | 学科専門 | 実技 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第65回 | 2026年1月 | 10問 | 9問 | 65% | 3,932 | 208 | 5.3% |
| 第64回 | 2025年8月 | 11問 | 10問 | 63% | 4,048 | 210 | 5.2% |
| 第63回 | 2025年1月 | 10問 | 10問 | 60% | 4,034 | 244 | 6.0% |
| 第62回 | 2024年8月 | 10問 | 10問 | 66% | 4,268 | 248 | 5.8% |
| 第61回 | 2024年1月 | 11問 | 11問 | 69% | 3,928 | 242 | 6.2% |
| 第60回 | 2023年8月 | 11問 | 10問 | 66% | 4,290 | 206 | 4.8% |
| 第59回 | 2023年1月 | 11問 | 10問 | 65% | 4,166 | 198 | 4.8% |
| 第58回 | 2022年8月 | 11問 | 11問 | 68% | 4,173 | 251 | 6.0% |
| 第57回 | 2022年1月 | 10問 | 11問 | 62% | 3,629 | 177 | 4.9% |
| 第56回 | 2021年8月 | 11問 | 11問 | 65% | 2,920 | 124 | 4.2% |
| 第55回 | 2021年1月 | 10問 | 9問 | 63% | 2,616 | 146 | 5.6% |
| 第54回 | 2020年8月 | 11問 | 11問 | 70% | 2,848 | 166 | 5.8% |
| 第53回 | 2020年1月 | 10問 | 10問 | 63% | 2,969 | 172 | 5.8% |
| 第52回 | 2019年8月 | 11問 | 11問 | 68% | 2,957 | 132 | 4.5% |
| 第51回 | 2019年1月 | 11問 | 10問 | 66% | 2,857 | 135 | 4.7% |
| 第50回 | 2018年8月 | 11問 | 10問 | 67% | 2,915 | 158 | 5.4% |
| 第49回 | 2018年1月 | 11問 | 10問 | 64% | 2,788 | 163 | 5.8% |
| 第48回 | 2017年8月 | 11問 | 11問 | 63% | 2,962 | 145 | 4.9% |
| 第47回 | 2017年1月 | 11問 | 11問 | 68% | 2,795 | 138 | 4.9% |
| 第46回 | 2016年8月 | 10問 | 10問 | 63% | 3,089 | 127 | 4.1% |
| 第45回 | 2016年1月 | 10問 | 10問 | 70% | 2,902 | 130 | 4.5% |
| 第44回 | 2015年8月 | 10問 | 9問 | 66% | 3,153 | 125 | 4.0% |
| 第43回 | 2015年1月 | 9問 | 9問 | 61% | 3,116 | 130 | 4.2% |
| 第42回 | 2014年8月 | 9問 | 11問 | 60% | 3,275 | 161 | 4.9% |
| 第41回 | 2014年1月 | 9問 | 10問 | 64% | 3,391 | 134 | 4.0% |
| 第40回 | 2013年8月 | 11問 | 11問 | 58% | 3,613 | 170 | 4.7% |
| 第39回 | 2013年1月 | 9問 | 11問 | 65% | 3,711 | 150 | 4.0% |
| 第38回 | 2012年8月 | 11問 | 11問 | 64% | 4,016 | 170 | 4.2% |
| 第37回 | 2012年1月 | 11問 | 10問 | 66% | 3,952 | 184 | 4.7% |
| 第36回 | 2011年8月 | 10問 | 10問 | 62% | 4,349 | 190 | 4.4% |
| 第35回 | 2011年1月 | 10問 | 11問 | 66% | 4,330 | 244 | 5.6% |
| 第34回 | 2010年8月 | 11問 | 11問 | 64% | 4,787 | 298 | 6.2% |
| 第33回 | 2010年1月 | 11問 | 11問 | 72% | 4,505 | 216 | 4.8% |
| 第32回 | 2009年8月 | 11問 | 10問 | 64% | 4,885 | 230 | 4.7% |
| 第31回 | 2009年1月 | 11問 | 11問 | 62% | 4,329 | 272 | 6.3% |
| 第30回 | 2008年8月 | 11問 | 10問 | 64% | 4,560 | 225 | 4.9% |
| 第29回 | 2008年1月 | 11問 | 10問 | 67% | 4,587 | 206 | 4.5% |
| 第28回 | 2007年8月 | 10問 | 11問 | 67% | 4,943 | 216 | 4.4% |
| 第27回 | 2007年1月 | 11問 | 11問 | 64% | 4,670 | 294 | 6.3% |
| 第26回 | 2006年8月 | 11問 | 11問 | 64% | 5,074 | 259 | 5.1% |
| 第25回 | 2006年1月 | 11問 | 11問 | 72% | 4,781 | 223 | 4.7% |
| 第24回 | 2005年8月 | 11問 | 11問 | 67% | 4,804 | 198 | 4.1% |
| 第23回 | 2005年1月 | 10問 | 11問 | 67% | 4,564 | 195 | 4.3% |
| 第22回 | 2004年8月 | 11問 | 11問 | 69% | 4,958 | 216 | 4.4% |
| 第21回 | 2004年1月 | 10問 | 11問 | 70% | 4,555 | 262 | 5.8% |
| 第20回 | 2003年8月 | 11問 | 11問 | 66% | 4,800 | 357 | 7.4% |
| 第19回 | 2003年1月 | 11問 | 11問 | 64% | 4,091 | 242 | 5.9% |
| 第18回 | 2002年8月 | 11問 | 11問 | 72% | 3,898 | 272 | 7.0% |
学科は15問中の正解数、実技は総得点に対する割合。赤=原則(学科11問・実技70%)より低い回、青=実技62%以下の回。出典:気象業務支援センターの各回の発表。最新回は発表当日に自動反映
第41回以降は複数の公開資料で照合済み、第18〜40回は当時の発表をもとにした記録です。第17回以前の合格基準は公表資料が確認できないため掲載していません(受験者数と合格率は合格率の記事に第1回から掲載)。
推移グラフ|実技は58〜72%、学科は9〜11問の帯で動く
赤い線が実技の基準です。原則の70%(点線)に届いた回は少なく、ほとんどの回が60%台の前半〜後半に収まっています。学科(青・緑)は11問の回が多く、10問に下がる回が3割前後、9問まで下がった回はまれです。第18回〜第65回で見ると、前の回から実技の基準が8%動いた回もあり、「前回が低かったから今回も低い」という予測は成り立ちません。
統計で見るボーダー|平均・分布・直近10回
| 科目 | 原則 | 第18〜65回(48回)の平均 | 最低〜最高 | 直近10回の平均 | 内訳 |
|---|---|---|---|---|---|
| 学科一般 | 11問 | 10.54問 | 9〜11問 | 10.6問 | 11問:30回、10問:14回、9問:4回 |
| 学科専門 | 11問 | 10.48問 | 9〜11問 | 10.3問 | 11問:27回、10問:17回、9問:4回 |
| 実技 | 70% | 65.4% | 58〜72% | 64.9% | 70%以上:6回、65%以下:25回、60%以下:3回 |
保存データから自動計算(最新回の発表で更新)
学科一般と学科専門を比べると、平均はほぼ同じですが、専門のほうが10問の回がやや多く、一般のほうが11問の回が多い傾向です。両方が同時に11問だった回は20回(48回中)で、「学科は11問が原則」という感覚は半分弱の回で正しい、というのが実態です。
実技は平均65.4%、直近10回は64.9%。時期による傾向を見ると、第18〜29回(2000年代前半)は67%台と高め、第40回台は63%台と低め、2020年代は65%前後で落ち着いています。1月試験と8月試験で基準に差はありません(当サイト集計で実技の平均は1月65.6%・8月65.3%)。
なぜ合格基準は毎回変わるのか|「下げる方向」だけの調整
試験案内には「合格基準は難易度により調整する場合がある」と書かれています。実技は記述と作図が多く、同じ難易度で問題を作り続けることが難しいため、回ごとの難しさの差を基準の調整で吸収している、という理解でよいでしょう。ポイントは調整が「下げる方向」にしか働かないことです。学科で12問以上、実技で70%以上を取っていれば、その回の難易度に関係なく合格です。
もう一つ、当サイトの集計で分かることがあります。実技の基準と合格率の相関はほぼゼロ(相関係数0.09)で、基準が62%以下だった7回の平均合格率は5.1%、68%以上だった11回は5.3%とほとんど同じです。基準の調整によって「合格者の水準と人数」がおおむね一定に保たれている、ということです。採点のしくみ(配点・部分点・減点)は合格基準と配点・採点の全解説で詳しく扱っています。
自己採点 → 過去全回の基準で判定
自己採点の点数を入れると、過去48回の合格基準のうち何回分を満たしているかが出ます。学科免除の人は「実技のみ」を選んでください。実技の自己採点は記述の減点で数%下がることが多いので、厳しめの点で試すのがおすすめです。
学科の分野別の穴を確認するなら学科一般の一問一答・学科専門の一問一答、実技の記述の減点ポイントは記述問題の書き方と添削例へ。
次回(第66回)のボーダーはどうなる?|過去データからの見込み
次回の基準を発表前に当てることはできませんが、過去48回の分布から「起こりやすい範囲」は言えます。学科一般は11問が63%・10問が29%・9問が8%、学科専門は11問56%・10問35%・9問8%。実技は65%以下が52%、66〜69%が35%、70%以上が13%です。
| 科目 | 最も起こりやすい基準 | 取れば安全な点 | 見込みの根拠 |
|---|---|---|---|
| 学科一般 | 11問(10問の回も約3割) | 12問 | 過去の最高基準が11問。12問なら調整に関係なく合格 |
| 学科専門 | 11問または10問 | 12問 | 10問の回が一般より多い。9問まで下がる回はまれ |
| 実技 | 63〜66%(直近10回の平均64.9%) | 70% | 過去の最高基準が72%。65%前後は回によって分かれる |
試験直後の「難しかった」という声が多い回は基準が下がる傾向はありますが、それでも60%を下回った回は3回しかありません。「難しかったから50%台でも受かる」は期待しないほうがよい水準です。次回の申請者数と発表日は上のカードに表示しています。
ボーダーの数字を勉強にどう使うか
- 学科は「12問」を目標に置く。11問はボーダーそのもので、10問は回次第。法規4問を満点にすると残り11問中8問でよい(学科一般の分野別配分)
- 実技は「70%」を目標にしつつ、模試や過去問で65%を安定して超えていれば合格圏と考えてよい。60%を切る答案は時間配分の見直しから(実技の解き方・時間配分)
- 基準が低い回を待つより、学科2科目を先に取って免除にし、実技だけに集中する回を作るほうが確実(合格率5%の中身と合格ルート)
- 勉強時間の配分と計画は独学の勉強法のシミュレーターで
合格発表当日の流れと確認方法
- 発表日の午前中に、気象業務支援センターの「試験結果・報道参考資料」に「試験結果・報道参考資料(pdf)」が掲載される(受験者数・合格者数・合格基準・合格者受験番号)
- 同じ日に官報に合格者の受験番号が公示され、本人あてに合否の通知が郵送される
- この記事は掲載を自動で読み取り、上のカード・一覧表・グラフ・統計に反映する(発表当日〜翌日)
- 合格した人は登録手続きへ。学科のみ合格の人は免除の期限を確認
特徴的な回のメモ
| 回 | 基準 | メモ |
|---|---|---|
| 第40回(2013年8月) | 一般11・専門11・実技58% | 実技の基準が最も低かった回。学科は原則どおり |
| 第18・25・33回 | 実技72% | 実技の基準が最も高かった回(原則の70%を上回るのはこの3回のみ。当時は総得点の扱いが異なる可能性があります) |
| 第43回(2015年1月) | 一般9・専門9・実技61% | 学科が両方9問まで下がった唯一の回 |
| 第38回(2012年8月) | 一般11・専門11・実技64% | 台風の影響で沖縄会場が再試験(再試験は一般11・専門12・実技71%) |
| 第61回(2024年1月) | 一般11・専門11・実技69% | 直近で最も原則に近かった回 |
| 第63回(2025年1月) | 一般10・専門10・実技60% | 直近で実技が最も低かった回。翌回は63%、その次は65% |
合格点・ボーダー よくある質問
Q. 気象予報士試験の合格点(ボーダー)は何点ですか?
A. 原則は学科(一般・専門)が各15問中11問以上、実技が総得点の70%以上です。ただし難易度により毎回調整され、最新の第65回は学科一般10問・学科専門9問・実技65%でした。過去48回の実技の基準は58〜72%の間で動いています。
Q. 合格基準はいつ、どこで発表されますか?
A. 合格発表日(8月試験は10月上旬、1月試験は3月中旬)に、気象業務支援センターの「試験結果・報道参考資料」ページで、受験者数・合格者数・合格基準・合格者受験番号が同時に公表されます。この記事は発表を自動で取り込み、当日中に最新の基準を表示します。
Q. ボーダーが下がる回と上がる回の違いは何ですか?
A. 問題が難しく受験者全体の得点が下がった回は、合格者の水準を保つために基準が下げられます。逆に易しい回でも原則(学科11問・実技70%)より上に上がることはありません。つまり「原則が上限、調整は下げる方向だけ」です。
Q. 実技は何%取れば安心ですか?
A. 過去48回で基準が70%以上だったのは6回(13%)だけで、52%の回は65%以下でした。70%を取れば原則どおりでも合格、65%前後ならボーダー付近、直近10回の平均は64.9%です。
Q. 学科は何問正解すれば合格ですか?
A. 過去48回のうち学科一般の基準が11問だったのは63%、10問が29%、9問が8%です。11問取れば調整に関係なく合格、10問は回によって分かれ、9問で合格できた回は少数です。12問を目標にすると安全です。
Q. 合格基準が低い回を狙って受けたほうが有利ですか?
A. 有利にはなりません。基準が低い回は問題が難しかった回で、受験者全体の得点も下がっています。合格率は基準の高低にほぼ関係なく5%前後に保たれています(当サイトの集計では実技基準と合格率の相関はほぼゼロ)。
Q. 第1回〜第17回の合格基準は分かりますか?
A. 当サイトで確認できたのは第18回(2002年8月)以降です。第17回以前は公表資料が残っておらず、掲載していません。受験者数・合格者数・合格率は第1回から統計資料で公表されています。
Q. 自己採点の点数が基準ぎりぎりです。合格の可能性はありますか?
A. 学科はマークシートなので自己採点どおりです。実技は記述の採点が減点方式で、自己採点より数%下がることが多いので、記述は「指定の言葉が入っているか」で厳しめに採点してください。下の判定ツールで、過去全回の基準のうち何回分を満たすかが分かります。
- 原則は学科11問・実技70%。調整は下げる方向だけ
- 学科は11問が最頻、10問の回も3割前後。12問で安全圏
- 実技は58〜72%、平均65.4%。65%を安定して超えるのが目標
- 基準の高低と合格率は無関係。難しい回を待つ意味はない
- 最新の基準は発表当日にこのページへ自動反映
出典:気象業務支援センター「気象予報士試験 試験結果・報道参考資料」「統計情報」、各回の試験案内。第41回以降の合格基準は複数の公開資料で照合、第18〜40回は当時の発表に基づく記録。統計値は当サイトの集計で、最新回の発表で自動更新されます(最終更新:2026-09-21)。
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